新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

ミサゴ ミヤマガラスに囲まれる

2015-12-10 07:33:24 | ミサゴ科
 ミサゴ    学名・Pandion haliaetus 英名・Osprey
 ミヤマガラス 学名・Corvus frugilegus 英名・Rook

 小さな漁港.どこかからミヤマガラスの鳴き喚く声が聞こえてきました.空を見上げると,一面,ミヤマガラスの群れです.その先に必死で逃げるミサゴの姿.ミサゴは,羽ばたき,翻り,上昇,降下を繰り返してミヤマガラスの追跡を振り切ろうと試みます.しかし,多勢に無勢,太刀打ちできずに包み込まれてしまいます.喧騒は1分ほど続いたでしょうか.ミサゴは,ようやく追跡を振り切って,遠くへと飛び去り,ミヤマガラスの群れは,しばらく乱舞を続けていましたが,1羽,2羽と群れから離れ,餌場へと帰っていきました.

ミサゴにモビングするミヤマガラスは,初めての観察でした.ミヤマガラスの群れは100羽くらいで,コクマルガラスも確認できました.

ミサゴ 幼鳥とミヤマガラスの群れ.
撮影日時 2015.12.07 撮影場所 新潟県新潟市


ミサゴ 幼鳥とミヤマガラスの群れ.
撮影日時 2015.12.07 撮影場所 新潟県新潟市


ミサゴ 幼鳥とミヤマガラスの群れ.
撮影日時 2015.12.07 撮影場所 新潟県新潟市


ミサゴ 幼鳥とミヤマガラスの群れ.
撮影日時 2015.12.07 撮影場所 新潟県新潟市


ミサゴ 幼鳥とミヤマガラスの群れ.
撮影日時 2015.12.07 撮影場所 新潟県新潟市

ミサゴ カラスに追いかけられる

2015-12-09 07:54:54 | ミサゴ科
 ミサゴ 学名・Pandion haliaetus 英名・Osprey

 小さな漁港.ミサゴがホバリングを繰り返し,急降下,魚獲りに成功しました.意気揚々と引き上げていったミサゴが,なぜか途中で引き返してきました.後ろからカラスが追いかけてきます.ミサゴは,「ピョッ・ピョッ」と鳴きながら必死で逃げます.カラスを振り切り,逃げ切ったミサゴの足指には,しっかりと小さな獲物が握られていました.

ミサゴ 幼鳥.
撮影日時 2015.12.06 撮影場所 新潟県新潟市


ミサゴ 幼鳥.
撮影日時 2015.12.06 撮影場所 新潟県新潟市


ミサゴ 幼鳥.
撮影日時 2015.12.06 撮影場所 新潟県新潟市



       お願い.環境省新潟事務所がカナダガン目撃情報の提供を呼びかけています.

 現在,新潟市北区の福島潟で,カナダガンが滞在中とのことです.このカナダガンの亜種はまだ特定できていませんが,大きさなどから「チュウカナダガン」ではないかと予想されているようです.
 日本には現在,飼育下から逃げ出したカナダガンが野生化し,生息域を広げ,「特定外来生物」に指定されています.カナダガンは,シジュウカラガンによく似ていますが,体が大きく,首の付け根に白い輪がありません.嘴が長く,頭頂部が丸いのも特徴のひとつです.
 カナダガンを目撃された方は,環境省新潟事務所に情報をご連絡ください.情報の内容は,
 目撃した日時,目撃した場所(詳しい地名,目標物),目撃したカナダガンの数,カナダガンの画像,カナダガンの行動
などです.
 直接,環境省新潟事務所にご連絡ください.(当ブログを介する必要はありません)
 
           環境省新潟事務所 025-280-5960 永澤さん 宛てです.

 (追記2015.12.10 鳥っこさんのご指摘により,「特定外来生物」に指定されているカナダガンは,亜種・オオカナダガンであることを付記します.あわせて鳥っこさんのコメントもご覧ください.)
 

ミサゴに睨まれる

2015-12-08 05:29:52 | ミサゴ科
 ミサゴ 学名・Pandion haliaetus 英名・Osprey

 小さな魚を足に下げ,ミサゴが僕のほうに向かってきます.羽ばたきごとにグイグイと迫ってきます.

 黄色い眼が,僕を睨んでいます.

ミサゴ 幼鳥.
撮影日時 2015.12.06 撮影場所 新潟県新潟市


ミサゴ 幼鳥.
撮影日時 2015.12.06 撮影場所 新潟県新潟市


ミサゴ 幼鳥.
撮影日時 2015.12.06 撮影場所 新潟県新潟市


ミサゴ 幼鳥.
撮影日時 2015.12.06 撮影場所 新潟県新潟市


ミサゴ 幼鳥.
撮影日時 2015.12.06 撮影場所 新潟県新潟市



小さな漁港の野鳥たち

2015-12-07 06:34:51 | 新潟の探鳥地
 久しぶりの好天に誘われて,小さな漁港を訪れました.数日間,海上で強風が吹き荒れました.普段見ることのできない海鳥たちを期待し,夢が膨らみます.

 港で迎えてくれたのは,スズガモの幼鳥とカンムリカイツブリでした.

スズガモ 幼鳥.
撮影日時 2015.12.06 撮影場所 新潟県新潟市


カンムリカイツブリ 冬羽.
撮影日時 2015.12.06 撮影場所 新潟県新潟市


 カワウとウミネコが飛んできました.

カワウ.
撮影日時 2015.12.06 撮影場所 新潟県新潟市


ウミネコ 成鳥・冬羽.
撮影日時 2015.12.06 撮影場所 新潟県新潟市


 カモメが港に下りました.嘴に黒班が残る第3回冬羽の個体でした.

カモメ 第3回冬羽.
撮影日時 2015.12.06 撮影場所 新潟県新潟市


 諦めかけたとき,1羽のミサゴが姿を現しました.ミサゴは,3回出現し,2回は魚獲りに成功しました.

ミサゴ 幼鳥.
撮影日時 2015.12.06 撮影場所 新潟県新潟市




 

福島潟 雁の群れ

2015-12-06 05:26:45 | 新潟の探鳥地

 福島潟は,ヒシクイ(亜種・オオヒシクイ)やマガンの全国有数の越冬地です.時折,潟の上を走る漁船に驚いて飛び立ち,鳴き騒ぎます.白く輝く飯豊連峰を背景に飛び回る姿は,まさに壮観です.

 福島潟は,雁だけではありません.出逢いは少なかったのですが,他の野鳥もご紹介しておきます.

ガン類の群れ.
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


ガン類の群れ.ヒシクイ(亜種・オオヒシクイ)
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


ガン類の群れ.
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


ガン類の群れ.
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


タゲリの群れ.
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


タゲリ.
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


カンムリカイツブリ.「海鳥識別ハンドブック」(箕輪義隆著・文一総合出版)に「生まれた年の秋頃まで,頭部に縞模様を残す個体がある」と記されていますが,このような個体を指すのでしょうか.もしかしたら,今年,福島潟で生まれた雛が成長した姿かも知れません.
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


カンムリカイツブリ 成鳥・冬羽.
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


ミコアイサ.頭部の色から若い雄と見られます.
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


ミコアイサ.上と同一個体です.
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


ダイサギ(亜種・ダイサギ) 冬羽.
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟

福島潟 オオタカ・チュウヒ 

2015-12-05 04:37:40 | 新潟の探鳥地
 オオタカ 学名・Accipiter gentilis 英名・Northern Goshawk
 チュウヒ 学名・Circus spilonotus  英名・Eastern Marsh Harrier

 久しぶりの福島潟でした.天気はよかったのですが,女神は姿を見せてくれませんでした.猛禽類では,かろうじてオオタカとチュウヒを観察・撮影できました.

オオタカ.
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


オオタカ.
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


オオタカ.
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


チュウヒ.
撮影日時 2015.12.02 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


福島潟(2015.12.02)観察鳥種
ヒシクイ(亜種・オオヒシクイ),マガン,コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,マガモ,カルガモ,コガモ,ミコアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,アオサギ,ダイサギ(亜種・ダイサギ),オオバン,タゲリ,トビ,チュウヒ,オオタカ,ノスリ,カワセミ,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,シジュウカラ,ヒヨドリ,ウグイス,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,アトリ,カワラヒワ,ホオジロ,カシラダカ,オオジュリン

オオセグロカモメ 飛翔

2015-12-04 05:52:29 | カモメ科
 オオセグロカモメ 学名・Larus schistisagus 英名・Slaty-backed Gull

 漁港で魚の水揚げが行われていました.おこぼれに預かろうとカモメたちが乱舞しています.飛び回るカモメたちの種を識別するのは大変難しい.今回は,その中からオオセグロカモメの成鳥をピックアップしてみました.

 眼を見てください.カモメたちの眼は,猛禽の眼よりも鋭く光っています.生きることが過酷であればあるほど,眼は鋭さを増していくのでしょうか.

オオセグロカモメ 成鳥.
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


オオセグロカモメ 成鳥.
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


オオセグロカモメ 成鳥.
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


オオセグロカモメ 成鳥.
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


オオセグロカモメ 成鳥.
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


オオセグロカモメ 成鳥.
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


オオセグロカモメ 第4回冬羽.ほとんど成鳥・冬羽と変わりませんが,嘴に黒点が残っています.
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市

セグロカモメ 飛翔

2015-12-03 07:59:33 | カモメ科
 セグロカモメ 学名・Larus argentatus 英名・Herring Gull

 漁港は,水揚げの真っ最中.おこぼれを狙ってカモメたちが乱舞していました.飛び回るカモメたちの種を識別するのはかなり難しい.幼鳥や第1回冬羽などはお手上げです.それらは今後の課題として,今回は,セグロカモメ成鳥の飛翔をピックアップしました.

セグロカモメ 成鳥・冬羽
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


セグロカモメ 成鳥・冬羽
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


セグロカモメ 成鳥・冬羽
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


セグロカモメ 成鳥・冬羽
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


セグロカモメ 成鳥・冬羽.初列風切は,まだ完全に伸びきっていないようです.
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市



ユリカモメ 飛翔

2015-12-02 18:21:00 | カモメ科
 ユリカモメ 学名・Larus ridibundus 英名・Black-headed Gull

 港で,漁船から魚の水揚げが行われていました.おこぼれに預かろうとカモメたちが群がっています.ユリカモメ,ウミネコ,セグロカモメ,オオセグロカモメが確認できました.今日は,その中からユリカモメをピックアップしました.

ユリカモメ 成鳥・冬羽
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


ユリカモメ 成鳥・冬羽
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


ユリカモメ 成鳥・冬羽
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


ユリカモメ 成鳥・冬羽
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


ユリカモメ 成鳥・冬羽
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


ユリカモメ 成鳥・冬羽
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市


ユリカモメ 成鳥・冬羽
撮影日時 2015.12.01 撮影場所 新潟県新潟市



アオゲラ 長い舌

2015-12-01 06:42:55 | キツツキ科
 アオゲラ 学名・Picus awokera 英名・Japanese Green Woodpecker

 キツツキの仲間は,鋭い嘴で木を突っつき,長い舌を使って昆虫などを引き出して食べます.よく知られたことですが,なかなか見ることはできません.今回,アオゲラの長い舌を観察する機会がありました.嘴の先から伸びているのがその舌です.大きくトリミングし,分かりやすくクローズアップしてみました.

アオゲラ 雌.
撮影日時 2015.11.30 撮影場所 新潟県新潟市


アオゲラ 雌.
撮影日時 2015.11.30 撮影場所 新潟県新潟市


アオゲラ 雌.
撮影日時 2015.11.30 撮影場所 新潟県新潟市


アオゲラ 雌.嘴の先から長い舌が伸びています.
撮影日時 2015.11.30 撮影場所 新潟県新潟市


アオゲラ 雌.舌をクローズアップ
撮影日時 2015.11.30 撮影場所 新潟県新潟市


アオゲラ 雌.舌をクローズアップ
撮影日時 2015.11.30 撮影場所 新潟県新潟市