10月20日
少年 11
少年が テクテクと歩いている
黄金色に染まった田んぼのあちこちで
稲刈りが始まっている
きんもくせいの香りが風と共にほのかに流れてくる
少年は立ち止まり ふと思った
自分はどこに行くんだろう
どこに戻るんだろう
幾たびもの生を重ねたはずなのに
何も覚えていない
今 なぜ ここにいるのだろう・・・・・・・・・・・
空を見上げる
青い空が どこまでも 澄み渡っている
少年は 寝転んだ
一面の青い空の中に 吸い込まれていく
少年 12
ぼくは だれだろう
ぼくは いったい だれなんだろう
何も思い出せない
はるか遠い遠い昔
何かと一つだったような気もする
何か 肝心なことが思い出せない
ぼくは だれから 生まれてきたんだろう
気がついたときには ぼくは ポツンとたたずんでいた
ぶるぶると震えながら
今 ぼくのふるえは 少し おさまっている
時折 きこえてくる なつかしい歌声
その歌声を道しるべに
ぼくは ゆっくり ゆっくりと 歩いていく
少年 13
遠くの方に 人影がする
だれか ポツンと しゃがみこんでいる
だれだろう
そっと 近づいてみる
ちっちゃな女の子がいる
泣きじゃくっている
どうしたんだろう
お母さんに叱られたんだろうか
友達にいじめられたんだろうか
そばに 行きたかった
一緒に いたかった
そのとき
ちっちゃな女の子がふと顔をあげ
ぼくの方を見上げた
そして 一目散に 走り去っていった
少年 14
少年は大きくため息をついた
自分のなかの おせっかいな気持に気がついて
いやになってしまった
「ごめんね」 と 心のなかで呟く
また いつか あのちっちゃな女の子と会うことがあるだろうか
会いたいと思う
でも その時 どうしたらいいのかわからない
ぼくに出来ることは なにもない
ぼくには どうすることも出来ない
そうして ぼくは どこまでも沈んでいった
それでも 心の奥深くで 願っていた
「どうか あのちっちゃな女の子の笑顔に いつか 出会えますように」 と
少年 11
少年が テクテクと歩いている
黄金色に染まった田んぼのあちこちで
稲刈りが始まっている
きんもくせいの香りが風と共にほのかに流れてくる
少年は立ち止まり ふと思った
自分はどこに行くんだろう
どこに戻るんだろう
幾たびもの生を重ねたはずなのに
何も覚えていない
今 なぜ ここにいるのだろう・・・・・・・・・・・
空を見上げる
青い空が どこまでも 澄み渡っている
少年は 寝転んだ
一面の青い空の中に 吸い込まれていく
少年 12
ぼくは だれだろう
ぼくは いったい だれなんだろう
何も思い出せない
はるか遠い遠い昔
何かと一つだったような気もする
何か 肝心なことが思い出せない
ぼくは だれから 生まれてきたんだろう
気がついたときには ぼくは ポツンとたたずんでいた
ぶるぶると震えながら
今 ぼくのふるえは 少し おさまっている
時折 きこえてくる なつかしい歌声
その歌声を道しるべに
ぼくは ゆっくり ゆっくりと 歩いていく
少年 13
遠くの方に 人影がする
だれか ポツンと しゃがみこんでいる
だれだろう
そっと 近づいてみる
ちっちゃな女の子がいる
泣きじゃくっている
どうしたんだろう
お母さんに叱られたんだろうか
友達にいじめられたんだろうか
そばに 行きたかった
一緒に いたかった
そのとき
ちっちゃな女の子がふと顔をあげ
ぼくの方を見上げた
そして 一目散に 走り去っていった
少年 14
少年は大きくため息をついた
自分のなかの おせっかいな気持に気がついて
いやになってしまった
「ごめんね」 と 心のなかで呟く
また いつか あのちっちゃな女の子と会うことがあるだろうか
会いたいと思う
でも その時 どうしたらいいのかわからない
ぼくに出来ることは なにもない
ぼくには どうすることも出来ない
そうして ぼくは どこまでも沈んでいった
それでも 心の奥深くで 願っていた
「どうか あのちっちゃな女の子の笑顔に いつか 出会えますように」 と
おいら、実は今日元気なかったのよ。
顔出してくれてアリガトウ。
えんもどきのパート2はないのかな?
謎についてのレポート。。。。。。。
ひそかに楽しみなんだけど。。。
ゆみみが元気なくてもおいらはいっこうにかまわん
うーん ちょっとはかまう