旅の途中で・・・・・もし君（神）が

 
 
もし君が善なんだったら　僕は悪だ
 
もし君が悪なんだったら　僕は善だ
 
もし君が善でも悪でもないんだったら
 
僕もそうだ
 
僕は君だ
 
君は僕だ
 
 
もし君が愛なんだったら　僕は憎しみだ
 
もし君が憎しみなんだったら　僕は愛だ
 
もし君が愛でも憎しみでもないんだったら　
 
僕もそうだ
 
僕は君だ　君は僕だ
 
そして　君は君　僕は僕
 
 
もし君が平安だったら　　僕は不安だ
 
もし君が不安だったら　　僕は平安だ
 
もし君が平安でも不安でもないんだったら　僕もそうだ
 
君に照らされた僕は　僕に照らされた君だ
 
 
もし君が有だったら　僕は無だ
 
もし君が無だったら　僕は有だ
 
もし君が有でも無でもなかったら　僕もそうだ
 
君と僕は交わらない
 
けど　交わっている
 
いつか　きっと　還る日が来る　
 
 
 
 


 
 
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
（神もどきちゃん）　亀ちゃん！　今日はおちはないの？
 
（ちゃらんぽらん亀）　ん？
 
（神もどきちゃん）　だってさ～　こんな真面目だと　故郷の星に帰れないよ
 
（ちゃらんぽらん亀）　え～え～　じゃ～ね　じゃ～ね　なぞなぞいくよ
 
（神もどきちゃん）　また　くだらないやつでしょ
 
（ちゃらんぽらん亀）　違うよ　違うよ　本格的なやつだよ　　でもねこれ亀が考えたんじゃないんだけど　気にいっちゃったんだ
 
（神もどきちゃん）　ま～いいわ　
 
（ちゃらんぽらん亀）　いくよ～　「知らない人にキスをして　胸をもんだら　お礼を言われた」
 
（神もどきちゃん）　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・う～～～～ん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
じゃ～～～～ん人工呼吸！
 
 
（神もどきちゃん）　胸はもむんじゃな～～い！　押すんだろ！！
 
（ちゃらんぽらん亀）　え～～　そうだっけ
 
 
 

帰りたいよ～な 帰りたくないよ～な

 
 
不肖　私　亀はかれこれ７０００年くらい前にこの地球に　落ちこぼれとして
送られてきました
ちゃらんぽらん亀星では厳しいお笑い制度というものがありまして
生まれて１０００年の間に笑いをとれなかったものは　出世の望みが断たれます
か、亀はあまりにも真面目だったので　落ちこぼれてしまいました
落ちこぼれのなかでもにっちもさっちもいかないものは　他の星に出向します
 
ちゃらんぽらん亀星ではいまだに通信手段が糸電話なのです
カッコいい糸電話を作った亀がヒーローになります
なかには先走って車や飛行機を発明開発するものもおりますが
笑いがとれないのでふりむきもされません
いまでも自転車が最大の交通手段です
この星の長を決めるのは　うたたねしていてどれだけ大きな鼻ちょうちんを
つくれるかが決め手となります
 
それぞれの星でいろんな決まりごとやルールがあると思いますが
この地球でも　亀は落ちこぼれてしまいました
この地球の決まりごとやルールがいまいち飲み込めずあたふたしております
 
それでも　この地球のこの日本のすばらしいところは四季があることです
いろんな草花がいろんな動物が　春の訪れを首を長くして待っています
 
か、亀んちでは　いま　ねずみが天井裏やら台所を所狭しとかけずりまわっていますです
亀は最初のころ　なんかの霊なのではないかと思っておりましたが
あっちこっち駆けずり回っているねずみを目撃しまして　ちょっと安心しました
でもちょっと　いや～な感じ
 
 
 
 


 
 
 
 
あ、あと　２月からお風呂のお湯がわきません　いや～ん 

ま～春だしね

 
（竜吉）　あ、姉さんでは？
 
（神もどきちゃん）　えっ　竜吉さんじゃないの～　久しぶり～～
 
（竜吉）　あ、姉さん！　姉さん！　あっしは　あっしは　うるうる　うるうる
 
（神もどきちゃん）　ど～したのよ～　いままで　どこでなにしてたのよ！
 
（竜）　あ、姉さん！　会いたかった～
 
（神）　突然消えちゃってさ～　どうしたのよ～
 
（竜）　あっしは　あっしは　姉さんと　夫婦になりたくて　あっしは　あっしは～
　　　　頑張りました
 
（神）　ん？　頑張ったのね！
 
（竜）　へ、へい！　それなのに　それなのに　あの亀野郎が邪魔をして
　　　　姉さんのあることないことを　あっしにふきこんだんです
 
（神）　え～　あの亀ちゃんが！　どんなことふきこんだのよ
 
（竜）　姉さんは　金使いが荒いだの　どんな男にも色目使うだの　自分のことしか
　　　　考えてないだの　ほんとうはあっしのこと嫌いだの　なんじゃらかんじゃら
 
（神）　ま～　そんなことを！
 
（竜）　そ～なんでげす　だもんで　いままで　あの亀の本性をさぐっていたんです
 
（神）　亀ちゃんの本性って何なの？
 
（竜）　あいつは　困ったときに　姉さんやあっしを登場させて　なんとか自分を
　　　　よくみせようと裏であやつっているんです
 
（神）　な、なんちゅう野郎だ亀ってやつは！
 
（竜）　そうなんです　姉さん　あやつの本性は　最低でがんす！
 
（神）　か、亀ちゃんの本性は最低なのね！　あ、あの野郎～　
　　　　竜吉さん　よく　知らせてくれました　
　　　　これまで　なんやかんやと　亀ちゃんのそばで　尽くしてきた私がバカでした
 
 
 
（亀）　おやま～　竜吉さんじゃないかえ～　ひさしぶり～
　　　　今日は何か？
 
（竜）　今日はあんたに会いにきたんじゃね～　姉さんに会いに来たんじゃ！
 
（亀）　竜吉さん　亀の目を　よ～く　見てごらん
 
（竜）　ジ～～～
 
（亀）　何が見えるか言ってごらん
 
（竜）　ほ、ほんとうのこと言っていいんですね！
 
（亀）　ちょ、ちょっと待て！　ひ、久しぶりに会ったんだから　
　　　　それに　いまは春爛漫なのだから　お花見しようぜ
 
（竜）　亀さんの本性はね～
 
（亀）　だ、だから～　いまは春なんだからさ～　かたいこと言わずにさ～
 
（神）　亀ちゃん！　わたしの目をちゃんと見て！
 
（亀）　ん？
 
（神）　ん？じゃない！　証拠はあがっているのよ！
 
（亀）　だ、だからさ～　春なんだからさ～　そういう話はまた今度ってことでさ～
 
（神）　しゃらくさいぞ　亀！　おまえを結界の中に封印じゃ！
 
（亀）　ん？　亀は～　亀は～　これしきのことでは～　ぬぬぬ～　
 
 
こうして　春の訪れは　だれかれの思いとは関係なくやってきたのであった
いとしき者たちのドラマは　続くかもしれない　なんちゃって
 
 
（神・竜）　受けてみよ～　なんちゃって砲粉砕弾！　ぼっこ～ん
 
 
 
 
 
み、みんな～　春だよ～～
 
 

 
か、亀　食っちゃ寝　食っちゃ寝してて　５キロ太っちゃった　アヘアへ～

春をさがしにふらふらと

 
 


 
（神もどきちゃん）　亀ちゃん！　お墓のお掃除行くよ　起きて！ 朝だよ
 
（ちゃらんぽらん亀）　う～ん　まだ眠たいよ～　お母ちゃん
 
（神もどきちゃん）　だれがお母ちゃんなんじゃい！
 
（ちゃらんぽらん亀）　お母ちゃん　おっぱい飲みたいよ～　おっぱいおっぱい
 
（神）　ボコボコボコ！
 
（亀）　ん？今日はボコボコ早くね～
 
（神）　つべこべいうんじゃない　もうすぐお彼岸でしょ　ほうきとちりとり持って！　
 
（亀）　♪うらら～うらら～うらうらで～♪うらら～うらら～うらうらよ～♪　春だ春だ！
 
ボケの花


 
八重椿


 
な、なんの木の花か知らないも～ん　知らなくても生きていけるも～ん

 
(亀）　お母ちゃん　喉が渇いたよ～　おっぱい飲む～
 
（神）　ボコボコ　ボコボコ！！
 
（亀）　ちぇっ
 
（神）　ちぇっじゃな～い！　早く歩きなさい！
 

 

 
(亀）　つくしだよ　タンポポの綿ぼうしだよ　かわいいね
 
（神）　ほんとだね
 
（亀）　だからお母ちゃん　おっぱいだよ～
 
（神）　ちょっとだけよ　んなわけあるか～～～～い！
 
（亀）　おそうじおそうじ　らんらんらん　もひとつおまけにらんらんらん
 
（神）　亀ちゃん感心感心
 
（亀）　じゃ～ご褒美に　おっぱいだ～～
 
（神）　とどめじゃ！　ボコボコボッコン！
 
 
 
 
おまけ　部屋の中の昼間の不思議ちゃん

 
（神）　夏から出しっぱなしの扇風機はやくしまいなさいよ
 
（亀）　もうすぐ夏がくるから大丈夫　エコの得意な亀だも～ん
 
（神）　おバカは死んでもなおりそうもないわね
　　　　それに自分の書いた書もちゃっかり飾ってどうすんのよ
 
（亀）　てへっ
 

ついに買ったぞ～

 
亀はな～　へそくりをはたいて　生まれて初めて　サプリメントを買ったど！
 
 
 
 
 
 
 
 
 
　　ジャジャ～～～～ン
 
 
 
 
 
 
 
 

 
あははは　いひひひ　うふふふ　えへへへ　おほほほ
 
こ、これで　不死鳥のごとく甦るのだ！
 
さ～どこからでも　かかってこいってんだ
 
 
 
（神もどきちゃん）　あのね～亀ちゃん
 
（ちゃらんぽらん亀）　ん？
 
（神もどきちゃん）　お医者さんに検査してもらった結果はどうだったの？
 
（ちゃらんぽらん亀）　あんな～首のほうはレントゲンでは特に異常はないって
　　　　　　　　　　　　　寝違えたのが原因だろうって　手足のしびれは血のめぐりが
　　　　　　　　　　　　　よくないんじゃないかって
　　　　　　　　　　　　　血液検査も特に異常値はみあたらないって
　　　　　　　　　　　　　おバカなのは生まれつきだって　それは治らないって
 
（神）　ふ～ん　それで　サプリメントなの
 
（亀）　よくさ～深夜番組で健康グッズや健康サプリメントの宣伝してるじゃん
　　　　んでもってさ　血流よくするの梅肉エキスがいいらしいし　深海鮫エキスも
　　　　にんにく卵黄油も　び、美容と健康にいいって言われてるしさ
 
（神）　おバカに効くサプリメントはなかったの？
 
（亀）　・・・・・・・・・・・
 
（神）　なかったのね
 
（亀）　か、亀はな～　これが持ち味なんじゃ　おバカでなんぼなんじゃい
 
（神）　ま～いいわ　それからね　みんなもいってるように適度な運動して
　　　　姿勢をしゃんとして　心を静めて瞑想して
　　　　それよりなによりお酒を控えなさいよ　わかった？
 
（亀）　うん
 
（神）　あら　素直ね　今回はだいぶ懲りたみたいね
 
（亀）　よ～し　それじゃ～ほぼ回復記念に　祝い酒じゃ～　飲むぞ～
 
（神）　だから～～～～～