墨の濃淡を使い分けて 自分のイメージする風を描くというテーマ
その時の作品
う~~ん なんちゅうか 亀の美意識が首をかしげる
だ、だもんで 帰ってから てこいれをしてみた
う、う~~~ん
どこが風なんだという風になってしまった
風はひとところにとどまらず
流れていく
風にまつわるメロディーをなんとか写し込みたいと
亀は更なる筆をいれた
墨だけでは風は表現できない
亀の中にある風はなにものにもとらわれず
なにものにも制限されない
自由の象徴
風は見ることができない
風は感じる他ない
か、亀が感じた風をお届けしたい
う~~~ん 今回も風は吹かなかった
手をいれればいれるほど風とは程遠いものになってしまう
そ、それでも手をいれようとする亀ってかわいいでしょ
お願いだから かわいいって言ってよ~
(神もどきちゃん) しょせん 悪あがきにすぎないわね
(くろっぺ) え~と え~と 善人なおもて往生す いわんや悪人をや
(ちゃらんぽらん亀) く、くろっぺ! おまえいつ親鸞に教えをこうたんかいな
(くろっぺ) ん? くろっぺね~とっとことっとこ成長するんだもん! 亀ちゃんが歩かない道を探索するんだもん
(亀) く、くろっぺ! い、いまは とんではねて遊びまわって
それだけがおまえのやることだぞ
(くろっぺ) えっ そうなの? 神もどきちゃん?
ぼく道を踏み外しているの?
(神もどきちゃん) 道を踏み外してるのは亀ちゃんのほうよ
居間や台所のありさまみたらわかるでしょ
(くろっぺ) あい わかった
(亀) あ、あれは サルマタケを栽培するのに必要な条件なんじゃ
(神もどきちゃん) さ~くろっぺ こんな亀ちゃんほっといてカラオケいきましょ
(くろっぺ) わ~~い わ~~い
(亀) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・