シュールな光景

 
言葉を飲み込み飲み込みする旅は
 
歌を歌わず　する旅は
 
巡り巡って　自分にかえってしまう
 
もう立ち上がることも　歩くことも
 
ままならぬ場所へと誘う
 
その光景は真実なのだろうか　
 
その光景は事実なのだろうか
 
今いる亀の場所は
 
そんな装いで
 
何かが手招きする
 
手招きする何かに　近寄ろうとして
 
むげにはね返される
 
亀は　最後の力をふりしぼって　進んでいく
 



 


 


 


 


 


 
 
（神もどきちゃん）　亀ちゃん！
 
（ちゃらんぽらん亀）　シャラップ!
 
(くろっぺ）　亀ちゃん！
 
（亀）　シャラップ！
 
（ノラ子）　亀ちゃん！
 
（亀）　シャラップ！
 
（子ノラ）　亀ちゃん！
 
（亀）　シャラップ！
 
（半額セール店員）　半額だよ～　お買い得だよ～
 
（亀）　シャ、シャラップしません！！
 
 
 
反省会議
 
（亀）　こんなおちでいいんだろうか
 
（スタッフ）　・・・・・・・・・・・・・・
 
（亀）　じ、時代は　ますます　混迷の度合いを深めていく
 
（スタッフ）　あ、あなたが　混迷の度合いを深めているだけのよ～な
 
（亀）　う～～～む　　真実は事実は　果てしない
 
（スタッフ）　わかっていることは　亀ちゃんが　おバカであんぽんたんっていうことだけ
 
（亀）　う、う～む　よきにはからえってんだ

安心院（あじむ）森林ワーク

 
心の闇に生きるものや
心の闇から脱しようとするものや
心の闇から脱したものたちや
これから心の闇につっこむかもしれない子供たちや
心の闇とかいうへんてこりんな領域には縁遠いと思われる動物たちが
森の中でつどう
 
だれがどこにむかって進んでいるのかは
それぞれにまかされる
 
それは　人間的な言葉でいえば
自由という領域
 
だれもが　そのまんまで　受け入れられる時間と空間
 
そこで何を体験するのか　何を感じるのかはおまかせになる
 
もちろんいろんな配慮はなされているけど
最終的にそれを体験し引き受けるのはそれぞれになる
 
最大限自由にふるまえるように設定された時間と空間のなかで
ぼくらは自分という存在に向き合う
 
日々の暮らしをはなれて
あるいは日々の暮らしを引き連れてつどうドラマが展開される
毎回いろんなドラマが展開される
 
毎回　いろんな出会いがあり　別れがある
涙なしには聴けない話があり　笑いなしには聴けない話もある
 
それぞれの命が　心が
精一杯生きてるよねっていうことを少しだけ実感できる
 
あ～だれもが　その人自身にたどりつこうとしてるんだな～っていう
そんな思いが伝わってくる
 
森林ワークは　そんなふうな　思いにさせてくれる
 
いつもの　おバカであんぽんたんな亀も　つ、つい真面目になることがある
 
 
 
♪夜霧よ～　


 
 
朝霧の　ひと時

 
 
 

 
 
 

 
 
 
 
（くろっぺ）　亀ちゃん！　おちとかはなくていいの？
 
（亀）　た、たまにはいいのさ～
 
（神もどきちゃん）　ほんとに　おちなくていいの？
 
（亀）　お、　おちがなくたって　おちがなくたって
　　　　せ、精一杯生きてるんだからさ～
　　　　え～～～～ん　　え～～～～ん　　え～～～～～ん
 
（神もどきちゃん）　そこんところがまだ甘いのよね　ね～くろっぺ
 
（くろっぺ）　で、でも　亀ちゃん　精一杯なんじゃないかな～
 
 
 
 
せ、精一杯の亀　（一昨年の夏）