♪か~めちゃんはね~♪たかあきっていうんだ♪ほんとはね~♪
♪だけど おちゃめだから♪自分のこと~♪亀ちゃんて♪いうんだよ~♪
♪おかしいね♪かめちゃん♪
(神もどきちゃん) おかしくない!
亀は用事(残念だが密会ではない)があって日曜日1年ぶりくらいに電車に乗った
そしてあの温泉で有名な別府へいったのだった
亀は小学校の5.6年生のとき父の仕事の関係で別府に住んでいたことがある
朝温泉に入ってから学校に通っていた いけない遊びも覚えた
新聞配達もした そのころはたー坊と呼ばれていた エへッ
思い出にひたっている場合ではない それでは出発
最近新しくなったちっちゃな駅

昼間は駅員さんが一人いるのだが夜は無人の駅になる
1~2時間に1本くらいバスがある ちっちゃいころは子供運賃5円だった
バスガールさんもいた

2両編成の電車がやってきた 朝夕以外はガラガラである

車窓の景色 なんたらかんたら川

トンネルの中 窓になにやら怪しい霊が なにか恨みでもあるのだろうか

1時間程で別府に着き歩いて目的地へむかう途中にある公園の竹林

ここで一句 竹なのだ ああ竹なのだ 竹なのだ (詠み人知らず)
高台にある目的地の屋上からの別府の市街地

向こうに見える山は高崎山(野生のお猿さんが1000匹以上いる)
ここで一句 お猿さん ああお猿さん お猿さん (簡潔明瞭な名句である)
用事もおわり 缶チューハイを買いこみ喜び勇んで帰りの電車に飛び乗り
花火モードで写したもの 酔っ払ってるんじゃなくて電車が揺れてるだけ

さあ豊前善光寺駅に到着 降りたのは亀だけ 駅員さんはもういない
か、亀 キセルなんかいまはもうしてないからね (したことあるんかい)
ここに写っている丸ちゃんは不思議ちゃんじゃないからね カメラのいたずら

駅前にある ただ一軒の料理屋さん
ひとみちゃ~ん ひとみちゃ~ん ひとみちゃ~ん 会いたかったよ~
亀は財布を取り出しなかをのぞきこむ しばし思案することもなく家路へと急ぐ
何度も何度もあとを振り返った ひとみちゃんが頭の中をぐるぐるかけめぐる

暗いじょ~ ちょっと怖いじょ~ ちびっちゃうじょ~
はいそこの亀!軽犯罪法違反!という犬のおまわりさんの鳴き声がした

ようやく家にたどりついた 軒下で不思議ちゃんが待っていてくれた
おかえり~という声が聞こえたような気がした

こうして亀の電車の旅は終わった
ん?亀は何しに別府まで行ったんだっけ
もう思いだせない亀であった あとは夢の中へゴー むにゃむにゃひとみちゃ~ん