今回のテーマは 「樹齢何百年の古木の満開桜を描く」 でした
どうぞ見てやってくださいませ (屏風仕立て)
臨床美術という分野がある
そもそもが認知症の人達への美術を通した外側からのアプローチによって
その人の中にもともとあって眠っている領域を活性化させるというか
脳科学の原理とかを応用して改善させるアプローチみたいなのだが
それが現実的にも功を奏していて医療現場にとどまらず福祉現場や教育現場に
拡がっている
土曜日にその本部の人の講演やワークショップがあったので参加してきた
確かに自分一人では決してやることのないであろう表現やアプローチが
どこそこにちりばめられてていて自由な雰囲気の中で型にはまらなくて
上手い下手とかいう評価を受けることなく 右脳と左脳が活性化していくらしい
外側からのちょっとした刺激やアドバイスでその人のなかにある
自分では認識出来ないなにかを突き動かすことで
眠っていた何かが起動し自分自身を別の形で再発見し生きることを後押しする
亀的には若干わざとらしい後押しのふるまいも感じたけれど
こういうやりかたもありだと思えた
自分では決して描かないであろう素材やテーマを与えられて
ふらふらとその隠された誘導に乗りながら描いてみた作品である
認知症予備軍の亀としてはこれからも続けてもいいなと思える時間であった
(くろっぺ) か、亀ちゃん! なんかぼくにはまだ難しくてよくわからないよ
(亀) え~とさ あのさ いろんな枠組みやしがらみにあんまり囚われず
す、好き勝手におもいっきり描こうぜ~生きようぜ~ってことかな
(くろっぺ) ふ~ん そうなんだ なんにしろ亀ちゃんの認知症予防には
少しは役立つんだね
おバカ症やあんぽんたん症にはどうなの?
(亀) も、も、も、もちろん こ、効果は絶大であ~~~~~る
(神もどきちゃん) 亀ちゃんのおバカやあんぽんたんには効き目ゼロよ!