コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

全日本大学駅伝、東海大接戦制す。

2019-11-03 22:57:29 | スポーツ
朝から恒例の全日本大学駅伝をテレビで見ていました。今年の大会は大方の予想として5強と呼ばれる大学を中心にレースが展開されるだろうという事でした。5強とは青山・東海・東洋・駒沢・國學院の5校です。
確かに力を持っている大学ではあります。筋書きのないドラマですのでどうなるかは神のみぞ知るというところでしょう。

スタートは名古屋市の熱田神宮前で、ゴールは伊勢神宮内宮宇治橋前というおなじみのコースです。
8時ジャストに号砲とともに全国から勝ち抜いた25校(シード含む)と全国大学選抜、東海学生選抜のオープン参加2チームを加えた27チームがスタートしていきました。

1区は牽制し合ってスローペースで進みますが、ラストスパート見せたのは城西大の荻久保くんトップで繋いで区間賞獲得しました。城西大学は箱根の予選会で落選して箱根駅伝に参加できませんのでこの大会が今年のラストの大会となります。荻久保くんその鬱憤を晴らすかのような快走でした。
2位駒沢、3位東海と続きますが東洋は6位青山は7位國學院は12位に沈みました。

2区は一転ハイペースのレースになります。ここで超快走を見せたのは東京国際大の伊藤くん14位で受け取った襷をどんどん前に運びトップに躍り出ました。勿論区間賞です。この伊藤くん浜商出身です。東京国際大も先週の箱根予選会でハーフマラソンを走っていますので1週間で体調を整えて臨んできました。お見事です。
國學院の浦野くんが区間2位の走りで4位まで上ってきました。逆に東洋は11位に沈みました。

3区は沈んだ東洋の相沢くんがレベルの違う走りでダントツの区間賞、スピードが他の選手より格段に違っていました。
青山は7位に後退、國學院、駒沢はシード圏外の9位10位に下がりました。

4区は東洋の今西が区間2位の走りで再びトップに躍り出ました。この区間まで早稲田、順天、東京国際の予選会組がシード圏内に残って奮闘しています。

5区は東海が東洋を逆転して首位に躍り出ます。この2校のつばぜり合いはレースとしては見ていて面白いものがあります。青山はいつ上がってくるのか、駒沢もシード圏内から漏れています。

6区、東海が盤石なレースで首位を堅持します。ようやく駒沢もシード圏内に入って5強が全て8位以内に入りました。東洋は順位を落として5位に後退、新鋭校の東京国際大は7位と粘りの走りアンカーにムセンビを配置していますので良い順位でアンカーに繋げたいところ。

7区、青山のエース吉田圭太が期待通りの快走でトップに躍り出ます。このまま2位の東海を引き離すかと思われましたが終盤伸びずに2位に2秒の差しかつけられませんでした。この区間の区間賞は駒沢の1年生田澤くん順位を8位から4位まで押し上げました。東洋の定方くんも健闘3位で襷渡し、強豪が力を発揮し始めました。

8区、アンカー区間、優勝争いは青山と東海の一騎打ちの様相を呈してきました。青山は2年生の飯田くん、東海は3年生の名取くんですが名取くんは初の駅伝に抜擢されました、苦労して掴んだ伊勢路です。気合いが違います序盤で飯田くんを抜き去るとハーフマラソンで鍛えた走りで差を広げます。結局そのまま伊勢神宮内宮宇治橋前にトップでゴールイン、東海大が16年ぶり2度目の優勝を飾りました。
2位は青山、3位は駒沢、4位は快進撃東京国際大が入りました。5位に東洋、6位早稲田、7位國學院と入ります。
8位のシード権をとる大学は帝京大と順天堂がデッドヒート、最後にスパートした帝京大が8位に入りシード権を手にしました。

東海の優勝の一因は大崩れする選手が無く実力を発揮したというところでしょうか。更には東海は主力の4年生がけがで出場していません。箱根に向けては復活してくると思われますが、箱根の選手選考は難しくなることでしょう。
両角監督としては嬉しい悲鳴かもしれませんね。

さて、今年度の駅伝の最後は箱根になります。優勝した東海は当然箱根も狙っているでしょうが、5強と言われた青山、駒沢、東洋、國學院も当然狙っているでしょうし伝統の早稲田や今日躍進した東京国際大も虎視眈々と箱根を見据えているでしょう。1月2日が大いに楽しみになってきました。こちらも感動のレースをお願いします。

東海大の選手の皆さん、優勝おめでとうございます。