コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

松阪めぐり

2024-08-16 21:36:38 | タウンウォーク
昨日の事です。
昨日同様妻と姉の同行で松阪を訪ねてきました。
姉の家の鈴鹿からは約1時間で到着します。コヤチンは松阪を巡るのは初めてです。
しかし今日も暑い!!

無料の市営駐車場に車を置いて出かけます。

まずは近くにあります松阪城跡のある松阪公園に行きます。



石垣は残っています。本丸までの道はかなり傾斜がキツい。今日も気温が高いので早くも汗が噴き出てきました。
本丸まで行きましたが、茂った木が展望を妨げていましたのが残念でした。

公園内に国学者本居宣長の旧宅(鈴屋)があります。


その近くに本居宣長記念館があって様々な資料が展示されています。

こんな日ですので外にいるより屋内の展示室のエアコンが気持ちいいです。
「古事記伝」の執筆に関する様々な展示物を見て回りましたが、医者の傍ら夜国学の研究をするというバイタリティを感じました。

城跡から御城番屋敷(重要文化財)が見えます。

江戸時代末に松坂城の警護の任にあたった40石取りの紀州藩士20人と、その家族が住んでいた屋敷です。
江戸末期に紀州藩士が松坂城警護のため移り住んだ武家 屋敷です。

下に降りて屋敷の通りを歩いてみました。

建物を取り囲む槙の生け垣が並ぶ所と道路の石畳に風情を感じます。

御城番屋敷から程近い場所に原田二郎宅があります。

この界隈は同心町といいます。同心という役の役人たちが住んだ場所でもあります。
実業家「原田二郎」は21歳から京都や東京で遊学の後、27歳で大蔵省に就職し、31歳の若さで第七十四国立銀行(横浜銀行の前身)の頭取に就任しました。
54歳の時、二郎は有名な政治家・井上馨に依頼され、大阪の鴻池銀行を再建しました。そして1920年、全財産1020万円(現在の約150億円)を投じて、財団法人原田積善会を設立、以来、現在にいたるまで全国の社会公益事業に対して様々な助成活動を行っています。

この後は少し町の方に戻っていきます。

本居宣長宅跡。先程の旧宅は移築されたのですが、元々はここにありました。

ここでお昼にしようかと思いましたが洋食屋「牛銀」さんは混んでいまして待ち時間が1時間ほどありましたので先に見学をしてきました。
三井家発祥の地(改修中)の横を通って旧小津清左衛門家を見てきました。

小津清左衛門家は、江戸時代には三井家・長谷川家・長井家等とともに、いち早く江戸に出店を構え、財をなした松阪屈指の豪商です。
小津家の商人の繁栄ぶりがうかがえました。
1653年に江戸伝馬町で小津紙店を創業、その後伊勢屋木綿店、大橋屋紙店を開業して規模を大きくしていきました。



前蔵・内蔵2つの蔵あります。


座敷から見る庭、ちょうど一つの絵の様になっています。

最後に旧長谷川治郎兵衛家(重要文化財)

長谷川家は、三井家・小津家・長井家などとともに松阪を代表する江戸時代から続く江戸店持ちの豪商のひとつです。平成25年、長谷川家から創業以来の土地・建物、そして87,000点にも及ぶ膨大な資料が松阪市に寄贈されました。
建物群が国重要文化財に指定を受けています。



蔵の中は資料が展示されています。千両箱持ち上げ体験ができました。重い!!


離れ、落ち着いた雰囲気です。


庭園には池もあって市街地ですが異質な雰囲気がありました。

最後に洋食屋「牛銀」でお昼を頂きました。

松阪牛ビーフカツ丼。松阪牛がリーズナブルな価格で堪能できます。
満足して松阪散策を終えました。

松阪は著名な商人の出身地であって、近江商人などと似ているのが堅実性がある点でしょうか。

昨日と今日かなり高温の中歩いてみました。外歩きと展示館のエアコンの中の温度差は体には良くないかもしれませんが、熱中症にならなくて良かったと思います。

滋賀県の名刹を巡ってきました2

2024-08-15 22:26:00 | 旅行
昨日の名刹巡り画像を中心に振り返りたいと思います。
まず昨日もとっても暑い日でした。一昨日から姉の家(三重県鈴鹿市)に来ておりますので、妻と姉同行で行ってきました。新名神と名神高速を走って瀬田東ICで降りて石山寺到着。
石山寺
石山寺は11年前、旧東海道を歩いていた時ちょっと寄り道して訪れました。
今年はNHK大河ドラマ「光る君へ」で紫式部が取り上げられていますのでゆかりのある石山寺には大河ドラマ館が設けられていました。
今日は先を急ぎますので大河ドラマ館は割愛しました。

重要文化財の東大門から入りました。
源頼朝の寄進と伝えられています。

 
鎌倉時代、運慶・湛慶の作と伝えられています。


観音堂


毘沙門堂


硅灰石、花崗岩の熱作用で石灰石が変化した硅灰石と呼ばれます。雄大な硅灰石となっているのは珍しく天然記念物に指定されています。
石山寺の名前の由来にもなっています。


本堂(国宝):滋賀県最古の木造建造物


源氏の間:紫式部が源氏物語を執筆した場所と伝えられています。


経蔵(重要文化財):経典を収めた高床の校倉


多宝塔(国宝):源頼朝の寄進と伝えられています。日本最古最美の多宝塔。


光堂:新しいもので2008年、石山を発症の東レ(株)の寄進で建てられました。鎌倉時代に存在した「光堂」を復興しました。


紫式部像


鐘楼(重要文化財):源頼朝の寄進と伝えられています。上層に平安時代の梵鐘(重文)が吊されています。


御影堂(重要文化財):真言宗開祖弘法大師の像を安置しています。

ちょっと駆け足でしたが、暑さと戦いながら駆け足で石山寺を巡ってきました。
この後は大津市内を走って三井寺に向かいました。

三井寺(園城寺)
正式名称は長等山園城寺といいます。
創建686年天台別院として伽藍を再興し、平安時代以降、東大寺、興福寺、延暦寺とともに四大寺院のひとつとされてきました。

大門(仁王門・重要文化財):三井寺の表門で、檜皮葺の二階建ての楼門。


食堂(釈迦堂・重要文化財):檜皮葺屋根の造。現在は、清涼寺式釈迦如来像を本尊としてまつることから釈迦堂と呼ばれています。


金堂(国宝):檜皮葺の屋根が軽快で美しい名建築として知られていて、本尊・弥勒仏を安置する内陣中央は床を張らず一段下げて土間にするなど伝統的な天台系密教仏堂の形式を採用。
現在の金堂は、豊臣秀吉の正室北政所によって再建されたものです。




鐘楼(三井晩鐘・重要文化財):内部には近江八景の「三井晩鐘」知られる巨大な梵鐘がつるされています。




閼伽井屋(重要文化財):閼伽(あか)とは水のことで、仏に供える水や花を用意する施設が閼伽井屋です。石組に囲まれた内部には、天智・天武・持統の三帝の産湯に使われことから三井寺の名の由来となった「三井の霊泉」が湧き、神秘的な水音を聞くことができます。




霊鐘堂(弁慶鐘):堂内には重要文化財の霊鐘「弁慶の引摺鐘」として名高い大鐘が安置されている。


一切経蔵(重要文化財):仏典類を網羅した一切経(大蔵経)を収める書庫。


三重塔(重要文化財):慶長6年(1601)、徳川家康が三井寺に寄進したもの。


唐院・潅頂堂(重要文化財):入母屋造、檜皮葺、正面中央に軒唐破風を設ける上品で軽快な住宅風建築。


微妙寺本堂:微妙寺は三井寺五別所のひとつ。別所とは平安期以降、広く衆生を救済するため本境内の周辺に設けられた別院。


毘沙門堂(重要文化財):もと三井寺五別所のひとつ尾蔵寺の南勝坊境内に元和2年(1616)に建立されたもので、明治43年(1910)に南院の上三尾社近くに移され、昭和31年(1956)の解体修理に際して現在地に移築された。


観音堂(南院札所伽藍):西国観音霊場の第14番札所。本尊は如意輪観音像(重要文化財)は33年に一度公開される秘仏。


鐘楼(南院札所伽藍):現在の建物は、天明2年(1782)建立されたものを文化11年(1814)に再建したもの。


百体堂


観月舞台:江戸時代から琵琶湖を展望できる景勝地、観月の名所として有名で、多くの文人墨客が訪れています。


南院札所伽藍の絵馬堂から大津市内と琵琶湖の展望ができます。

暑い中ふらふらになりながら三井寺を観賞しました。本当はもっとじっくり見たかったのですが集中力が欠けてしまっていました。もう一度訪れたいお寺です。

この後は浮御堂に向かいました。
近江八景「堅田の落雁」で名高いのですが初めて訪れるスポットです。
浮御堂





寺名を海門山満月寺といいます。平安時代、恵心僧都が湖上安全と衆生済度を祈願して建立したという事です。現在の建物は昭和12年の再建によるもので、昭和57年にも修理が行われました。






しばし琵琶湖の景色を眺めていました。直ぐ近くに琵琶湖大橋があります。


夕暮れ時には良いかもしれませんね。

本日最後のスポット近江八幡市の「ラコリーナ近江八幡」に行きました。
このスポットは姉からのリクエストです。
琵琶湖大橋を渡って琵琶湖の対岸に出て近江八幡までかなり走りました。
ラコリーナ・近江八幡



2015年にオープンした「たねや クラブハリエ」のフラッグシップ店です。
コンセプトは「自然に学ぶ」。

草に覆われた建物や田んぼもあってコンセプトをうかがい知ることができますが、かなりの入場者でごった返していました。
人気スポットであることは容易にりかいできました。

こんなモニュメントもあります。ドアを開けて記念撮影する人が多かったです。
結局特に買い物もなく退出しました。

今日もプログラムは全て終了。
先日の福岡旅行の関門海峡巡りに続いて、かなりの暑さの中疲労に満ちて帰って来ました。
でも古刹ならではの建築物の味わいを感じて来ました。
気候の良い時期に又来たいですね。

滋賀県の名刹を巡って来ました【簡単に】

2024-08-14 22:35:39 | 旅行
今日は鈴鹿の姉の家からちょっと足を伸ばして滋賀県の名刹を訪ねて来ました。
石山寺と三井寺に行って来ましたが詳細は明日書きたいと思います。
今日は簡単にお伝えします。

石山寺

東大門:ここから参拝のスタートです。


硅灰石が雄大に広がる上に国宝の多宝塔が鎮座しています。石山寺の名前はこの硅灰石に由来しています。

源氏物語、紫式部ゆかりの寺です。

三井寺(園城寺)

仁王門:国指定重要文化財


金堂:国宝

浮御堂

近江八景「堅田の落雁」として名高い建物です。

ラコリーナ

ちょっと今日の趣向とは離れますが、バームクーヘンで名高いたねやが自然と人がつながる場所として世界に発信する施設です。

先ほど帰ったばかりですので他の画像と合わせて明日書きたいと思います。

台風7号心配です

2024-08-13 22:29:16 | 自然
台風7号が発生して今週末影響が出そうな状況になりました。
17日のアイスタのヴァンフォーレ戦が心配です。影響が出ない事を祈っていますが、状況によっては新幹線の運休もあるようです。

まだ連休中の会社も多いので帰省等にも影響があるかもしれません。
どうもお天気の神様に委ねるしかありませんんね。

今月に入って俄かに台風が暴れ回るようになったようです。
いつも台風の被害のニュースを見て「明日は我が身」と思って準備しておく事が肝心かと思います。

日本列島台風の被害を受ける場所と、猛暑で災害級の暑さになっている場所があって極端な状況ですね。

今日から三重県鈴鹿の姉の家に来ています。
こちらも暑い中です。
熱中症に気をつけて夏休みを楽しみたいと思います。

庚申寺(浜松市浜名区)

2024-08-12 21:58:03 | 日記
浜松市浜名区(旧浜北区)の庚申寺に行ってきました。
庚申寺は725年建立の古刹で山門の屋根の四方には焼き物で作った「四猿」が飾られています。

山門

山門の四隅に焼き物で作った「四猿」が飾られています。


鐘楼


境内の池の中に地蔵菩薩が立っています。


庚申堂
庚申堂の前にはお猿様が座っています。


宝珠猿:宝珠を抱えた人型猿は何でも願いを叶えてくれる猿です。
飛騨地方の「さるぼぼ」に似てますね。


願い事を書いて庚申堂に奉納しました。

行った事の無いスポットですが、年に何回かイベントが組まれていてかなりの人で賑わうようです。
同じ市内でも知らない場所って沢山ありますので、気軽に探索してみたいと思います。