遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

恵庭岳 中峰まで

2018年09月04日 | 登山:支笏湖周辺
平成30年9月2日(日) 恵庭岳 中峰まで

ゆっくりと朝食をとってから支笏湖に向かい、10時過ぎに恵庭岳登山口に到着した。
大規模な護岸工事の後、初めての恵庭岳である。
駐車場は前よりも広くなっていたが、到着時はほぼ満車状態、でも幸運にも一台分のスペースがあった。
準備をしていると下山してきた人もいて、ずいぶんと遅い出発となった。しかし当日、自分よりも出発が遅い人は10人くらいはいた。



大規模な砂防ダムを過ぎると見慣れた登山道が現れる。沢状の登山道から尾根道に出ると倒木を避けて大きくジグを切ったルートとなり、
赤テープを頼りに進んでいく。7合目の見晴らし台でしばし休憩を取ったあと、9合目の見晴らし台まで惰性で登る。

最終目的は決めず、行けるところまでと出発したが、出だしも遅かったことと意外と疲れたので、9合目で止めようと思った。
しかし、見晴らし台でお会いした方との話が弾んでいるうち、自然と元気も回復してきたので通行禁止のロープをくぐった。
それにしても、途中で多くの登山者と行き会い、ピークまで行く人が最近増えているのかと感じた。



過去の記憶を元に本峰のルンゼを目指したが、通行止めのテープなどで迷走、ずいぶんと遠回りして本峰と西峰との間の稜線にでた。
ここからは本峰にはいけないので、その代わりに稜線上を西峰に進んだが、時間切れのため当日は中峰までとした。


(中峰の標識)


(西峰までは15分はかからないだろう)

帰り道、北峰とのコルを乗り越した先で、ルートが二手に分かれ稜線上を進む踏み跡があったのでそちらを進んでみた。
このまま見晴らし台まで行けるかと思ったが、途中にザイルが垂れ下がる垂直の岩場n通過があり、降りた先にもっと怖いところがありそうな予感がしたので大人しく引き返した。

9合目見晴らし台から本峰に向かって稜線上に伸びる踏み跡もあったので、おそらくそちらに合流するのではと予想されたが、
そのまま先に進んでいたらどうなっていたのだろうという気持ちが消化不良のように残った。



(追記)今回の大地震で、しばらくは恵庭岳に近づかないほうがよさそうだ。

素晴らしい景観のイチャンコッペ山、ついでに幌平山

2018年05月29日 | 登山:支笏湖周辺
平成30年5月27日(日) 快晴 イチャンコッペ山と幌平山

ウドも採れたらと、イチャンコッペ山に行ってきた。今年最初の夏山登山である。
支笏湖に向かって車を走らせていると、「北海道を歩こう」というイベントの準備をしている人たちが目につき、登山口となる展望台に駐車できないかもと心配したが、参加者が道路を横断しないように配慮したのか、展望台の駐車場はイベントの休憩場には使われていなかった。
しかし、駐車場はすでに満車状態で、なんとか隙間を見つけた。





出発していきなりの尾根への取りつき、1ケ月前のピリカヌプリのダメージが心配だったが、思った以上に体調はよく、まあまあのペースで休憩なしにピークまで歩き通した。反射板のあったところからの稜線歩きは右手にどーんと支笏湖、正面にはピークに続く登山道が伸び、牧歌的な雰囲気はまるでおとぎの国のようだ。





山頂でお湯を沸かしドリップコーヒーを入れた。最近はこんなことほとんどしないのだが、山頂で飲む煎れたてコーヒーはほんとうに美味しい。

下山路では多くの登山者と行き交った。自分のような中年おやじ、元気のよい親子連れ、夫婦連れ、山ガールたち、そして自転車野郎の4人組、下山は乗って降りるのだそうだ。


(幌平山への取り付き地点にあった踏み跡)




(笹が薄いので快調に下る)

少し前のヤマレコで、幌平山に行ったという報告があった。今回はそれが気になっていて、尾根への取り付き地点まできてどうしようか迷ったが、顕著な踏み跡があったので先を進んだ。
途中、踏み跡も消えかけ怪しくなったが、まっすぐ伸びた尾根は迷いようがない。取り付きから幌平山まで約30分弱、ほどけた靴紐を縛り直して下りは15分、地図もコンパスも忘れてしまったので、ショートカットは止めておとなしく登ってきたルートを戻った。

驚いたことに幌平山には踏み跡以上の登山道跡があった。軽く笹刈をするだけで立派な登山道が復活するだろうと思われる。(によさんの出番です)



ホロホロ山 三階滝公園コース

2017年05月28日 | 登山:支笏湖周辺
平成29年4月9日(日)ホロホロ山 三階滝公園コース

同年代のS水さんとM村さんと私の3名で三階滝公園からのびる尾根コースでホロホロ山に行ってきた。
三階滝公園からのびる道道86号線(四季彩街道)はまだ雪で埋まっていて、開通は5月連休あたり。

公園施設のあるところからすぐに尾根に取り付き、長い緩斜面を辛抱強く登っていく。地形図を見ると狭く見える尾根ではあるが、狭く感じることはない。


(背後に支笏湖)

標高1000m付近からはあまり木も生えていない広大な斜面が広がり、次第に風も強くなってきて、カリカリの斜面を辛抱強く登り、標高1300mの尾根の肩にスキーをデポ、ホロホロ山までの最後の細尾根をアイゼンで進んだ。


(もうすぐホロホロ山だが)


(すぐ隣に見える徳舜瞥岳)

稜線は1mくらいの幅で平らになっているので決して狭くはないが、猛烈な風のため稜線上を歩くことができず、稜線の西側の縁を木につかまりながら進むも、ピーク手前10mのところで危険を感じ行動停止とし。そこからの帰りもたいへん、ズボズボと埋まりまくりで、途中で芍薬甘草湯のお世話となった。

下りのスキー滑走もたいへん、最初はガリガリでエッジも聞かない状態であったが、下に降りるにしたがって気温も上がりユルユルの雪質のため埋まりまくり、しかし、それはそれでスキーを楽しむことができた。



支笏湖周辺 丹鳴尾

2017年02月12日 | 登山:支笏湖周辺
平成29年2月5日(日)快晴 丹鳴尾

丹鳴岳の南側に位置するからので丹鳴尾と云うのか、三角点の名前はどうやって命名するのであろうか。
メンバは、4名であったが、直前に熱が出たというので1名不参加となり、自分を含めて3名で美笛キャンプ場への林道入口をスキーで出発した。この付近は登山より釣りの人たちが多く、当日もすでに1台車が駐車しており、そのトレースは山の方ではなく海岸の方に向かっていた。

地図だけでルートを決めているのだが、今回のルート取りは決して賢くはなかった。尾根に取りつき進んでいくと、尾根はどんどん狭くなり、スキーでの登りは困難になってきっため、途中スキーを外した。スキーを外した区間は10mにも満たない距離ではあったが、出だしだったので、先行きが心配になった。しかし、そこ以降は、作業道のようなところも利用しながら、ピークまで比較的楽に登ることができた。



ピークはだだっ広い何もない広場のようなところで、支笏湖が一望できそれを取り囲むピークの連なりがとてもきれいだった。



下山は別な尾根を予定していたが、出だしの苦労が記憶の中に刻み込まれ、初めての尾根を下るというリスクを取る気持ちにはならず、登ってきたルートを引き返した。結果的には、狭い尾根を通らず作業道のようなところと伝って下まで降りることができた。最初からこのルートを辿っていれば何の苦労もなかったのだが、これも登山の楽しみ方である。



次回は別のルートでチャレンジだ。

この山行の後に、インフルエンザに罹ってしまった。先に熱を出して不参加のS氏もインフルエンザ。山行に参加したもう一人のメンバもインフルエンザになったと後で聞いた。その中でただ一人、何事もなかった人がいた。

今季最初の本格雪山登山 恵庭岳(見晴らし台まで)

2015年11月30日 | 登山:支笏湖周辺
平成27年11月29日(日)恵庭岳

できれば西峰までアイゼン、ピッケル持参という恵庭岳登山に乗っかった。
アイゼンはプラブーツ用のものしか持っていないので、前日にかかと側コバに対応したワンタッチアイゼンを購入した。

朝の8時に新登山口に到着、誰も来ていない。
最初からスノーシューを履いて新しい登山口を出発したが、前半部は雪が踏み固められスノーシュー要らずだったが、急坂を登りきったCo550まで来ると積雪も増し雪質もふんわり雪になりスノーシューが効果を発揮した。


新しい登山口から広い涸れ沢を通過して登山道に合流する

倒木が登山道を塞いでいるため迂回路ができていて林の中はピンクテープだらけだったが、前日のトレースがなくなりテープも見失いルートロスした。なんとか最小限のロスで迂回路に移動することができた。

ひざ上までのラッセルにスピードダウンし、4時間近くかけてたどり着いたのはCo1000の見晴台までだった。急登が続く夏道を冬に登るのは厳しいことが分かった、やはり冬は北東尾根の方が登りやすいのだろう。
本日は、我々3名と後から追いついてきた男女2人パーティだけだった。


見晴らし台から下山していく男女2人パーティ

せっかく購入したアイゼンを試すこともできなかったが、今シーズン最初の本格雪山登山を満喫することができた。


M井さんのGPSログ