遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

二日越しのつげ山

2015年12月31日 | 登山:札幌近郊
平成27年12月29日と31日 つげ山(755Pルート)

仕事納めの翌日、SB通過のない755P超えのルートからつげ山を目指した。最初の橋を渡ってすぐに右側に逸れ送電線鉄塔に向かう。誰も足を踏み入れていないところ一歩一歩雪を掻き分けながら進み、2時間半ほど頑張ってつげ山までの半分までも及ばなかったため、P755手前のポコであきらめて行動停止とした。


(途中から右に逸れて最初の送電線鉄塔を目指す)


(二本目送電線下の通過では腿上ラッセルとなる)


(ラッセル跡を眺めて自分をほめる)

せっかく刻んだトレースを生かすために大晦日の31日に再び同じルートを目指した。当日は予約した刺身を受け取りに行くなどいろいろ忙しいので、自宅を7時に出発し8時に登山口を出発した。2日前のトレースはしっかりと残っており、ラッセルの有り無しではペースが大違い、前回2時間半もかかった箇所は1時間少々で通過した。その先トレースなしを見込んで気合を入れ先を進むと、なんとスキーのトレースが現れた。トレースには雪が被さりところどころ消えかけていたが、あるとなしでは大違い、ずいぶんと楽をさせてもらった。


(尾根の途中からつげ山方面を眺める)

P755から先はだんだん細尾根の通過となり、スキートレースも途中ツボ足になったりして悪戦苦闘の様子が伺われた。特に、最後のやせ尾根のところはスキーでは絶対に通過不可能。尾根から緩斜面にでてぐるっと時計回りに回り込みつげ山に到着した。その頃から雪がしんしんと降りはじめたため、早々にピークを後にした。


(難所?のやせ尾根、樹木が密集しているので恐怖感はない)


(つげ山のピーク)

下山は登ってきたルートをそのまま引き返し、登りでは2時間40分かかったところが、下りは1時間30分で登山口に到着した。途中で同じルートを登ってきた単独男性と交差し一言二言言葉を交わした。新しいルートかと思って登ってきたとのこと、そうなんです苦労して道を作ったんですと言いたかったが。
29日は出発も遅くピークまでたどり着くことは到底難しかったが、31日は2日前のトレースのおかげで思ったよりも時間がかからずに行ってこれた。
これで心置きなく年を越せるようになった。
山行の様子をヤマレコにアップした。



黄昏のビギン

2015年12月26日 | ギターのこと
「黄昏のビギン」は永六輔と中村八大のゴールデンコンビの作品で、1959年水原弘のシングルレコードB面に収録されていた。それから約30年後にちあきなおみの歌で、世の中に知られることとなった。しかし、ヒットまでは至っていないようだ。出だしのアルペジオのフレーズが特徴的であり、だいぶ前にCMの曲で流れていたと記憶しているが定かではない。

2、3ヶ月前、帯広から札幌に帰る車中のラジオでこの曲が流れていて、それが耳に残りこの曲を弾いてみたくなった。
ちあきなおみの歌ではハ長調(Cコード)で演奏されていたが、他の歌手はそれぞれ異なるキーで演奏している。この曲を歌っているアーチストは結構多い。

コード展開は意外と分かりにくく、Youtubeにギター伴奏のカラオケがアップされていて、それを大いに参考とした。リズムはズチャッチャ・ズチャズチャ、ズチャッチャ・ズチャズチャという感じであるが、これは「ビギンザビギン」という曲で代表されるリズムらしく、「黄昏のビギン」の曲名も「ビギンザビギン」から引用されたものかもしれない。(これは自分勝手な推測)

最近歌謡曲が面白いと感じている。歌謡曲ではないかもしれないが、河島英五の「酒と涙と男と女」をEXILEのATSUSHIが歌っている動画を見たが、そのギター伴奏があまりにカッコよい。ちなみにATSUSHIの「酒と涙と男と女」も悪くない。




困ったときの剣山

2015年12月26日 | 登山:十勝方面
平成27年12月24日(木)剣山

帯広の実家に帰った合間に剣山に登ってきた。


(なんどもお世話になっている剣小屋、ここ2、3日は誰も泊まっていないようです)

札幌を出るとき、何を持って行くか考えて持参したワカンをザックに括りつけ出だしはツボでも大丈夫だったが、尾根の取り付き地点でズボズボと埋まってきたためワカンを装着、ひとつ先の尾根で行こうと右側の林道を進んだがワカンでもズボズボ埋まるので10mほどで諦めて登山道ルートに戻った。


(昨日のものと思われるスノシューのトレースがいっぱい)


(ふらふらになりながらやっと一の森に到着)

急勾配になるとワカンはグリップが効かず、また結構埋まるためペースがどんどん遅れ、そうなると疲れも溜まりもうバテバテになり、歩き始めてから2時間もかかりやっとこ一の森に到着、その後二の森を過ぎて先を進んだが行動停止の予定時間12時半を過ぎたため三の森の手前であえなく撤退、実に情けない山行となってしまった。


(お腹を満たして少しだけ元気回復)


(今日はここまで)

前日一の森で止めた人が多かったのか、その先のトレースは明らかに人数は減っていた。また、スキーのトレースも一の森までだった。



藤野富士(芸術の森方面から)

2015年12月19日 | 登山:札幌近郊
平成27年12月19日(土)芸術の森方面から藤野富士

標高651mの藤野富士はガイドブックにスノーシュー向きの山として紹介されている。普通は藤野聖山園から登ることが多いが、私がよく訪れるブログサイトの主はいろいろなコースで藤野富士に登っていた。それを参考に常盤からの真簾林道ルートとか旧真駒内スキー場ルートには行ってきたが、宿題のように残っていた芸術の森コースをやっと降った雪を待って片付けることができた。常盤から国道230号線に抜ける道路をちょっと進んだ芸術の森との三叉路付近が出発点、除雪作業で作られた窪みにうまい具合に駐車できた。


出発してすぐにあった放置された乗用車、ナンバープレートがつけられたままであった

スノーシューを履いて出発、林道をショートカットして旧真駒内スキー場を目指す。直近の降雪で10センチほどの積雪があったがラッセルはほとんどなく、とても気持ちよく歩くことができた。さしたる急登もなく旧真駒内スキー場にでると前日のものと思われるスキートレースがあった。スキー場の下には、いつの間にか太陽光発電のパネルがびっしり並んでいた。


旧真駒内スキー場を仰ぐ

スキー場の裏側を降り、登り返しの少ないルート取りで藤野藤野の南東に位置する532Pを目指した。この付近は植林したばかりなのか木がほとんど生えておらず、作業道の痕跡がところどころにある。なるべく歩きやすいところを選んで532Pと藤野富士とのコルにある大木の下で一息ついた。見慣れた風景は変っていなかった。あとは藤野富士まで尾根を一直線、出発してから2時間半で藤野富士に到着した。山頂には2人組の1パーティが食事をしていた。


藤野富士山頂です

下山コースは出発点に伸びている林道を目指した。旧真駒内スキー場の裏側に当たる箇所を目指して東北東の緩やかな尾根を下り、渡りやすい場所を選んで沢を渡渉し目指す林道に合流できた。あとは林道をどんどん進み往路の自分のトレースに合流した。


下山中、後ろをふり向く

往路コースは、分かりにくい地形でアップダウンもあり少々神経を使ったが、下山したコースは終始なだらかな斜面で途中にピンクテープなどの目印があれば、なおさら安心して登れるハイキングコースだと思う。






空沼岳(空沼経由)

2015年12月14日 | 登山:札幌近郊
平成27年12月13日(日) 空沼岳(空沼経由)

ドカ雪で雪山到来と喜んでいたのもつかの間、その後まったく雪が降らず自宅の周りから雪がなくなった。
しかし山には雪はあるだろうと、空沼経由で空沼岳に行ってきた。足回りはスキー。
このルートは5年前に単独スノーシューで行ったことがあった。

出発地点となる国道453の標高の一番高いヘアピンカーブに到着したのが6時30分、辺りはまだ薄暗く準備をしていると徐々に明るくなってきた。今シーズン初のスキー山行に気持ちも高揚してくる。尾根への取りつき地点はいたるところから笹が飛び出し木々の間を跨いで歩くようなところもあったがスキーでの歩行に支障はなかった。



ラッセルもなく金山林道との出合までとても順調に進んだ。ここまでは明瞭な稜線歩きや林道歩きなので何も考える必要はない。しかしここから先は赤テープなどの目印もほとんどなく、ルートファインディングに気を遣いながら進む。歩きやすそうな沢は開いていて、それを避けて進む先は藪が行く手を阻み、思った以上に時間と体力を使った。



急勾配を登りきり空沼に着いたのが10時10分、ここから空沼岳を目指してジグを切りながら登りきった先は漁岳につながる稜線上のP1200の台地。そこを空沼岳も信じ切っていたためショック大。60mほど下って最後の急斜面を登りきり12時過に空沼岳に到着した。その苦労分、山頂にたどり着いた達成感で心が満たされた。



12月は1年間で最も日の短い時期、お昼を過ぎると急に日が陰ってくる。、日暮れまであと4時間と思うと焦りの気持ちが芽生えてくる。距離の長い山行では普通スキーでの下りに機動性が発揮されるものだが、藪だらけで、何か所もある登り返しがあるこのルートでは逆にスキーが足を引っ張る。途中、スキーを外してみたり、シールをつけ直したりといろいろやりながら、なんとか日暮れ前の4時10分に出発点に戻ることができた。

山行の様子をヤマレコにアップした。