遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

長伯稜934P

2012年03月25日 | 登山:札幌近郊

平成24年3月25日(日) 長伯稜934P

道道1号線札幌国際スキー場手前の春香山登山口の駐車スペースには、多くのクルマが駐車していた。ここは、春香山のほか奥手稲、つげ山、股下山などの多くの山の登山口でもある。ここをスタート地点として、長伯稜934Pへに行ってきた。メンバは、U野さん、M山さん、M井さん、私の4人パーティ。ここは今期2度目で、スキーを楽しめる斜面がある。

2回目であるという気安さが災いして、ルートファインディングを誤り1本尾根を間違えてしまった。しかし、少し遠回りはしたが、影響を最小限にリカバリした。最後の急斜面をキックターンを繰り返しながら登った934Pは、積雪が増え木々がほとんど雪の中に埋もれていたため、前回きたときの景色とは異なっていた。前回と較べると、急斜面の登り方は上達したように思えた。

圧雪面に積った十数センチの新雪のおかげで、広大なゲレンデでのスキーを楽しむことができた。途中、股下山方面に行ったと思われるスキートレースはあったが、934Pには我々以外に誰かを見かけることはなかった。

今回は面白いものを収穫した。934Pに向かう途中の木に”樺の穴茸”を発見したのだ。通常はどこにでもあるものではないらしい。たまたま手の届くところにあったので、登山靴で蹴飛ばして10cmほどの塊を持ち帰った。お湯で煎じて飲むと、糖尿病やガンに効くとのこと。

同行したU野さんとM山さんは手稲山で出会って、現在まで20年以上唯一無二の関係が続いているという。とてもうらやましい、自分もそのような出会いを探して山に出かけたい。


花は咲く

2012年03月22日 | ギターのこと
NHKの東日本大震災の応援ソングである「花は咲く」をギター演奏にアレンジしてみた。作曲者である菅野よう子という人はこの曲ではじめて知ったのだが、この曲を作るに際してこんなことを言っている。

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作曲するにあたって心がけたこと。それは自分を出来る限り消し、音楽が、パフォーマーや聴く人の気持ちを載せることのできる透明な器であるようにする、ということでした。
そのためには、私自身が子供のようにのびのびと健やかである必要がありました。
チャリティーである意味や、聴く人を傷つけない心遣いさえ一度忘れ、滝に打たれこそしませんでしたが、1週間ほどかけて音楽家としての下心や技巧を落としてゆきました。
そして1月のある晴れた午前中、「いま、生まれていいよ」と岩井監督からいただいた詩に導かれるままに、私の中にいた4歳の自分が一気に作りました。そんなふうに作品に取り組める経験は、とても豊かなものでした。

歌の録音では、もしも天国があるならばそこにいる人に、「わたしはこんなふうに元気でやってます」と伝わるようなテイクを選ばせていただきました。少しずつ、あなたの傷が癒えますように。
100年経って、なんのために、あるいはどんなきっかけで出来た曲か忘れられて、詠み人知らずで残る曲になるといいなあと願っています。
>>>(エキサイトアニメニュースから転載)


音の高さはヘ長調(F)で、5フレットにカポをしてハ長調で採譜した。
ベース音をもっと低くするため、6弦を1音下げてDコードを基調としてみたが、ベース音の関係などからすべてパートを表現することが難しかった。しかし、Cコードでの演奏も悪くはないと思う。
この曲は5月にCD発売予定である。インターネットで調べてみたが、歌詞やコードも掲載しているサイトはなかった。記録として残したかったが、自分で採譜したものでも掲載することは著作権の侵害になるので止めた。



3月の旭岳

2012年03月20日 | 登山:大雪方面

平成24年3月18日(日) 旭岳

会のメンバと一緒に3月残雪期の旭岳に登ってきた。この山行は、アイゼン、ピッケル登山の訓練も兼ねている。 9:00始発のロープウェイで姿身駅はホワイトアウト状態にあった。

 

スキー10名、スノーシュー3名の大パーティで列をなして50メートル間隔にルート旗を立てて進んだ。避難小屋を過ぎた辺りから天気が好転し、いきなり旭岳の山頂が目の前に現れた。後ろを振り返ると外国人を含めて何人かの登山者も登ってきていた。しかし、金庫岩の付近からは再び視界が利かなくなり、何も見えない山頂となってしまった。

帰りはルート旗のおかげで安心して下山することができた。多少面倒でもルート旗やルート布をつけることで安全度は何倍もアップするものだ。スキーでの下山は、視界不良のため雪面がよく見えず足をとられ何度も転倒したが、姿見駅からはスキー場として整備されているため、たいへん気持ちよく滑り降りることができた。

 

〔コースタイム〕
姿見駅 9:15
旭岳石室 9:45
(途中でスキーをデポ)
金庫岩 12:00
山頂 12:30
姿見駅 14:10
駐車場 15:00

(追記)
家に帰った後ニュースで旭岳の遭難が伝えられていた。17日の午後から男女2人で旭岳に登って天候悪化で道迷い、イスラエル出身の女性が凍死したという痛ましい事故である。しかし、これは十分に防ぐことができた事故ではないかと思った。


吉川忠英 BreezyDays

2012年03月13日 | ギターのこと
吉川忠英のAQUA FACEからBreezy Daysという曲をコピーした。
キーはD、ノーカポでもちろんレギュラーチューニング
軽快なメロディでありながら、ジャズっぽい雰囲気も醸し出しているかっこいい曲だ。
途中、Bコードのところで右手だけでハーモニクス音を出すところがちょっと難しい。
ほんとうに味わい深い曲が詰まっているアルバムだ。

ヒクタ峰の第Ⅲ岩峰

2012年03月13日 | 登山:札幌近郊
平成24年3月11日(日) ヒクタ峰

昨年一人で登ったヒクタ峰に、Sさん、TNさん、Mさん、TGさん、Jさんと私の6名で登ってきた。登山口ではすでにクルマが2台、準備中にも1台到着し、快晴のヒクタ峰は賑やかな山となっていた。



構成は、スキー3名とスノーシュー3名、スキーには適さない斜面であることは分かっていたが、練習も兼ねてスキーで山頂を目指した。尾根に取りついていきなりの急登は、登りの辛さよりも下りの心配が頭をよぎる。途中、定天の勇壮な山容を眺めながら、キックターンを繰り返し山頂までたどり着くことができた。



今回は第Ⅲ岩峰を目指すため、シュリンゲやザイルを用意してきた。岩峰までの細尾根も気持ち悪いが、そこからの登りももっと気持ちが悪い。足を滑らせると50メートル以上は滑落するだろう箇所を通過し第Ⅲ岩峰に全員登頂した。下りは安全のためザイルで確保して降りた。


(ユザワヤで購入した布で自作したルート布)


再び標識のあるところに戻りテントを張って山頂でゆったりとした時間を過ごし、2時過ぎに下山を開始した。途中でシールを外し873Pをトラバースした。斜面はクラスト化しスピードコントロールに難儀したが、唯一助かることは転倒しても雪に埋もれないことだ。しかし、最後の急斜面はスキーを抱えて降りた。斜面との格闘中に知らぬ間に14時46分は過ぎていた。

月曜日の朝は2日分の負担が足にきていた。



〔コースタイム〕
登山口 8:20
873P 10:30
山頂 11:40
第Ⅲ岩峰 12:10
(談話タイム)
山頂 14:00
登山口 15:33