遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

1年ぶりの上ホロカメットク山

2014年11月25日 | 登山:十勝方面
平成26年11月22日(土)曇り 上ホロカメットク山(途中撤退)

昨年遭難事故で亡くなったY子さんの追悼のため、所属する会のメンバと1年振りに氷雪の上ホロに行ってきた。
当日の天気は雨、札幌を早朝に発って高速を走る。

十勝岳温泉に近づいても雨が降り止まず、稜線閣に近づくにつれて道路が凍結し、スリップしながらなんとか登りきることができた。駐車場にはすでに車が10台ほど集結して登山の準備中。この時期の上ホロは各山岳会の訓練が行われて、ほとんどの人たちはその関係者であろう。



スキーを降ろして準備しているうちに雨も上がって絶好とは言い難いが、モチベーションもいくぶん上向いてくる。ザックにアイゼン、ピッケルを忍ばせて今年初めてのスキーでZ地点を目指す。1時間ほどでZ地点を通過し、D尾根に向かわず、安政火口を直進する。徐々に雪がなくなりスキーをデポし、アイゼンに履き替える。



周りが濃いガスで視界不良のなか、最深部を避けて進み方向を見失ってしまいコンパスやGPSを使いながら進む。後から振り返ると最適ルートからかなり外れていた。段差を強引に通過して遭難現場を目指すが、あまりの視界不良で現場の500メートルぐらい手前で行動停止とする。

長くて短い1年が経過し、最終到達地点でY子さんの死を悼んで献花・追悼した。



藤野三山

2014年11月20日 | 登山:札幌近郊
平成26年11月16日(日) 藤野三山

最近札幌100山を目指しているというMさんら総勢7名と札幌近郊の藤野三山に行ってきた。藤野三山とは、豊平山(焼山)、豊栄山、豊見山の三つの山。この近くには藤野富士、兜岩、盤の沢山などピリッとした低山が集まっている。

最初は焼山(豊平山)を目指し定番ルートを登る。よく整備された登山道のおかげで何も考えることがなくピークに到着する。焼山は、自分が雪山を始めた年に最初にひとりでチャレンジした思い出深い山である。その時には雪と格闘のすえ途中撤退した。



次に向かうは豊栄山、急斜面の北尾根を真っ直ぐ下り採石場を通過してフッズスキー場の裏手を登る。途中でクマの足跡を発見、こんな住宅地に近いところにもクマが住んでいることに驚く。車に戻るため再び焼山を途中まで登り返し、西側斜面をトラバースして登ってきた道に合流した。



再び車に乗って次の豊見山を目指す。旧スキー場の中を通過する舗装道路のもっとも山頂に近いところから取りついた。地形図ではかなりの急斜面と思われたが、登ってみると大したこともなく30分ほどで山頂に到着、案外とあっけなく藤野三山を達成した。



雪が10センチほど積もったこの時期、車で楽に近くまで行けて、笹も薄くなっているので、藪漕ぎ登山にはとっても良い時期である。