平成24年7月28日(土) 札的沢本流~一の沢<o:p></o:p>
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Sさんをリーダーに、Jさん、Mさん、Oさんと私の5人で浦臼山の札的沢に行ってきた。登りは本流を遡行し、帰りは一の沢を下ったが、すべてにおいて自分の実力を超えた山行だった。<o:p></o:p>
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国道275号線札的駅の手前を左折し札的内川に沿って5kmほど走ると林道は行き止まりとなる。そこから林道跡を1kmほど歩いた先から入渓し、いくつかの砂防ダムを超え直進していくと高さ10mを超える滝が現れる。果敢に直登したJさんが巻き道側に垂れるロープを発見、ロープをしっかりと掴んで無事に大滝をクリアすることができた。<o:p></o:p>
更に進むと5mほどのゴルジュ、先に登ったSさん、Jさんにザイルで確保してもらいながら登る。沢登りでの初めてのザイル確保の場面で、途中で足を滑らせ2回も宙づり状態になり、頭から水をかぶりながら必死で登る。これでは先が思いやられると思った。更に進むと同じような規模の滝が2ヶ所、今後こそはとなんとか自力で登ったが、つくづく自分の力量を思い知らされる。途中に現れる二股でその都度ルートファインディングしながら標高を上げていくと、沢も狭くなり水も枯れてきて、通路をふさぐ灌木をかきわけて、最後は尾根の登山道を目指して急斜面を笹に掴まりながらヤブ漕ぎし、樺戸山から少し外れた地点の登山道に合流する。樺戸山到着になんと5時間もかかっていた。<o:p></o:p>
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帰りは浦臼山方面に登山道を歩いて844Pの先から一の沢に下降した。地形を見ながら下っていくと沢地形に到達し、更に降りて行くと水の流れが現れてくる。沢の構造が良く理解できた。一の沢の下降では高さ10m以上の滝を2箇所懸垂下降した。懸垂下降が終わった後には十数か所の砂防ダムが待ち構えていて、その通過にかなりのエネルギーを費やした。<o:p></o:p>
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札的沢は汚い沢だとのこと、シャツがすっかり黒ずんでしまった。リュックもハーネスも泥だらけである。きれいな沢の代表格は日高の沢、ピリカヌプリの七ツ釜はこの世の天国だという。難易度は札的沢と同じ!*ということは、今の力量ではちょっとキツイ、もっと鍛えなくてはいけない。<o:p></o:p>