遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

雪中の沢遡行 駅逓沢川

2013年10月24日 | 登山:札幌近郊
平成25年10月19日(土) 晴れ 駅逓沢川~中山峠

中山峠の道の駅に登りつめる駅逓沢川に行ってきた。中山峠は1週間前に降った雪がしっかりと残っていて国道から駅逓沢川に下る林道には10センチほどの雪が積っていた。その気になればスキーを滑ることも可能で、その中を地下足袋や渓流靴を1時間半ほど踏みしめて、下った橋の袂から入渓した。


(林道は雪、スキーを持ってくればよかった)

ほとんど情報のない沢であるが、地形的に緩やかな傾斜の連続で面白い滝は期待できないと予想していたが、そのとおりなんにもなかった。中山峠の直ぐ手前まで水が流れていて、藪漕ぎというものもほとんどなく、あっけなく中山峠に到着した。


(太い根曲がり竹も雪で倒れて、藪漕ぎもとても楽)

中山峠に近づくにつれて沢には、空き缶、ペットボトル、ビニール袋などのゴミが目立ち、見るに堪えない状態になっていた。ゴミ箱のない道の駅から少し離れたところで捨てられたゴミが長い年月で沢に流れ出たのだろう、ほとんどはかなり古いものばかりで、これが人の営みなのだと妙に実感した。


(中山峠道の駅目前のところ)

駅逓沢は、滝もなくあまり魅力のないところかもしれないが、暖かい季節に小川をのんびりと遡行し山の幸を探すという目的も悪くないかもしれない。なにより面白いのは、ハーネス、ヘルメットの沢装備でいきなり人ごみの道の駅に飛び出すところで、ドライブ客からの変な人と見られる視線がなんとも心地よい。






再びウペペサンケ山に

2013年10月17日 | 登山:十勝方面
平成25年10月12日(土) ウペペサンケ山

連休の初日に再びウペペサンケ山に行ってきた。今回は、6時出発を目指して4時半に帯広を発ち、予定通り登山口に着くと晴れとは言えないまでも穏やかな天気で、リベンジするぞと勇んで登山口を出発した。


(歩き始め、朝の日差しがまぶしい、このときは気持ちも高揚していた)

前回の記憶もあり順調なペース配分で1時間半ほどで1300Pに到着、先を見ると稜線上に黒い雲が厚く被さっていたが、糠平湖や周辺は雲間から陽が差していて、いずれ山の天気も回復してくるだろうと楽観して先を進んだ。

しばらく進むと青い雨具を着た先行者に追いつき、挨拶をして追い抜いたが、藪の露で下半身がズブヌレ状態になってきたため途中で上下の雨具を装着した。この辺りからガスと風が強まり先行きに不安を感じ始めてきた。


(風も強く夕暮れ時のような雰囲気)

菅野温泉コースとの合流点を過ぎて1696Pまで行くと、その先では下から吹き上げられた雲がすごい勢いで稜線上を吹き抜けていて先を進むのに思わず躊躇、20分ほど様子を見て一向に回復するような気配もなかったため、1696Pで撤退することとした。


(糠平湖の方は少し明るくなっているが...)

ちょっと降りたところで先行者が休憩していたので、再びそこでしばらく様子を見ていたが、やはり変化はなかったので一緒に下山することとした。1300Pまで降りると風も穏やかになり、なんで止めちゃったの?というちょっと割り切れない気持ちになりながら下山した。夏道登山なのでガスと風だけであれば、そのまま進んでも問題なかっただとろうと思うのだが、前回の落雷がトラウマになっていたのかもしれない。

まだまだ行けたのではないかという未練がましい気持ちが残り、なんとも中途半端な気分の山行になってしまったが、一緒に下山した方と登山や釣りなど話も弾み、それはそれで貴重で楽しい時間ではあった。
それにしても、ウペペサンケ山のピークを踏めるのはいつのことだろう。



積丹岳

2013年10月10日 | 登山:札幌近郊
平成25年10月6日(日) うす曇 積丹岳

3年振りに積丹岳に行ってきた。早朝の札幌を発って7時半には積丹小屋前に到着した。小屋では前泊したパーティが朝食をとっていた。準備をしていると団体さんも到着し、人気の度合いが伺われる。


(畳が張り替えられていて、きちんと整備されている小屋)

出発した直ぐに3合目の標識が現れる。登山道はずっと緩やかで、最後のところが急登になっているところが昆布岳とか目国内岳と雰囲気が似ている。


(積丹岳が見えた)

当日は天気もよく無風、山頂でうどんを茹でてゆっくりと昼食をとった。周りはまだ本格的ではないが紅葉も進み、すっかり秋の装いとなっている。


(ガスのかかった山頂)

山頂から余別岳方面に僅かだか登山道が標記されているので、どこまで行けるのか進んでみたが、ちょうど地図に示されているところまでしか行けなかった。インターネットで調べてみると測量のために切り分けた道があって、それで余別岳まで行ったという10年前の記録があったが、この10年で道路は完全に塞がってしまったようだ。


(余別岳が見えてきました)

藻岩山~小林峠

2013年10月10日 | 登山:札幌近郊
平成25年10月5日(土) 藻岩山~小林峠

久しぶりに藻岩山に行ってきた。藻岩山だけではつまらないので、慈恵会病院コースから藻岩山に登って小林峠登山口までピストンしてきた。本当は、砥石山までと思っていたが、小林峠に着いた時点で11時を回っていたためあっさりと諦めた。

慈恵会病院コースはさすがに人も多く、あいさつするのも億劫になってくる。最近は登る時間にまったくこだわりもなくなってきたが、しかし追い越されるのはちょっと悔しい気持ちになる。若い単独の女性に追い抜かれた。

藻岩山から馬の背に降りて旭山公園コースをちょっと進み小林峠コースに分岐する。しばらくするとキノコ採りを目的とした2人組とご夫婦らしい2人組に合い、さらに何人かのトレイルランをしている人に追い抜かれた。このコースは起伏が少ないためトレイルランには適しているのだろう。追い抜いた人にはその後出会うことがなかったので、車道を走って北の沢コースにでも行ったのだろう。


(こんなような道が3キロほど続く)

小林峠コースはひと気は少ないが、結構明るく開放的で歩くにはとっても楽なコースである。なんといってもあまり標高差がないため、ピストンしてもそんなに苦しくもなく、藻岩山だけでは物足りなく、もう少し足を延ばしたいと感じる人に最適なコースではないかと思う。




ニセコ4山縦走

2013年10月10日 | 登山:ニセコ方面
平成25年9月29日(日) 晴れ ニセコ4山縦走

登った山がニセコアンヌプリと目国内岳だけで、これまで縁の薄かったニセコであったが、2台の車を駆使して五色温泉をスタートして、イワオヌプリ、ニトヌプリ、チトヌプリ、シャクナゲ岳を登って神仙沼まで縦走してきた。すっかり色づいた景観を眺めながらの気持ちよい山行だった。



■イワオヌプリ
往復30分の神仙沼にクルマを1台デポし、8名の大人数で五色温泉を9時にスタート。最初は階段登り、歩幅の合わない歩行は疲れる。階段を登り切って少し進むとイワオヌプリ登りへの分岐が現れる。ここからは岩砂利の登りとなり、森林限界を超えた高い山に登っているという雰囲気がある。
イワオヌプリの山頂はガスが充満し残念ながら晴らしはゼロであったが、ニトヌプリとのコルに降りると天気が良くなってきた。


(イワオヌプリの稜線)

■ニトヌプリ
日本庭園のような景観を持つイワオヌプリとニトヌプリ間のコルを通過すると、前方に笹薮を刈り取ったジグを切った登山道が現れる。緩やかな傾斜の登山道を辛抱強く歩いていくと広めのニトヌプリ山頂に到着する。周りの山々が一望でき大変気持ちがよい。


(ニトヌプリへの藪苅されたのジグ道)



(日本庭園のよう)

ニトヌプリからの下山は岩がごろごろして、しかも滑りやすくなっているため大変歩きにくい。この区間が一番疲れたところだった。


(ニトヌプリからイワオヌプリを振り返る)

■チセヌプリ
国道沿いの駐車スペースで休憩し、次なるターゲットのチセヌプリに向かう。結構な傾斜の登山道となってきてやっと本格的な登山をしている気分になる。入学前の幼児も頑張っていて、老若男女が集う山を実感する。


(チセヌプリ、冬にも来よう)

■シャクナゲ岳
チセヌプリを下り次なるターゲットのシャクナゲ岳に向かう。


(シャクナゲ岳に向かう)

シャクナゲ岳への登りは急登が続く、その分一気に高度を稼ぐので案外とあっさり山頂に到着する。山頂は大きな岩が積み重なったていて、目国内岳の山頂を想起する。足元に見えるシャクナゲ沼と色づいた木々のコントラストが美しい。景色だけでなく、ニセコはカラフルな服装をした登山者も多い。パッとしない服装である分、玄人の登山者と思ってもらえただろうか?


(シャクナゲ沼を見下ろして)

■神仙沼
シャクナゲ岳を下山し、少し戻って神仙沼へ向かうが、意外とこの道のりが長い。長沼を過ぎると観光客が目立ってきて、神仙沼では登山者の姿はほとんどなくなった。


(長沼のはずれ)

今回は、ここから30分かけて五色温泉まで車をとりに行ったが、早朝に発てば、大谷地から大沼を周って五色温泉まで周回することも可能だ。

〔コースタイム〕
五色温泉8:30 イワオヌプリ9:30 二トヌプリ10:55 国道11:45 チセヌプリ12:40
シャクナゲ岳14:25 神仙沼15:35 駐車場15:50