般若心経

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般若心経

2019-01-10 | Weblog
2007

 ちょっと変では?

 暮れのことです。
10年ほど前から五百円玉を入れていた貯金箱が一杯になったので、銀行に預けることにしました。貯金箱は結構大きなもので、数えてみると??万円ありました。
 銀行の窓口に持っていくと「硬貨での預け入れには手数料1080円がかかります」といわれました。預けるときに手数料を取るとはちょっと変だなとは思ったのですが、これだけの硬貨を持ち歩くわけにはいかず、手数料を支払って預けました。この10月からの制度だそうです。



 よく考えてみれば、変な時代になったなと思います。
たとえば、一円玉で1001枚、1001円を預けようとすると、1080円の手数料を取られるわけです。手数料79円を支払って1001枚の一円玉を処分しているようなものです。まるで有料ごみ扱いです。
 昔、貯金はいいことだといって子供たちは皆、貯金箱や紙の箱、竹の筒、ガラス瓶などにお金を入れて貯めていました。そのようなことは今ではやっていないのでしょうか。
しかし、チャリティー募金、コンビニ レジ横に置かれている義援金、お賽銭など硬貨がたくさん集まっている様子はよく見かけられます。これらのお金は実際は額面価値より安い、ひょっとするとマイナスになると思わなければなりません。硬貨はそのうちに重たいだけのお荷物になるかもしれません。
 今、韓国ではキャッシュレス化が96パーセントを超え(2016年)、中国ではQRコードによる支払いが急増しており、買い物はもちろん、教会への献金、大道芸人へのチップまでがキャッシュレス、スマホ決済になっているそうです。日本でもそのうちにそうなるのでしょうか。今年は消費税増税にともなう還元措置でキャッシュレス化が一段と進みそうです。
そのうちにお年玉もキャッシュレスになり、貯金箱もなくなるかもしれません。