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2020-07-11 | Weblog

 興福寺・阿修羅シンポ

 昨日は一日降ったりやんだり、外回りの仕事ができなく、朝日新聞の動画
興福寺シンポジウム「阿修羅像 天平の心と技を未来へ」
を見ました。





 2009年に東京国立博物館と九州国立博物館で開催された特別展「興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展」に際し、文化財用のCTスキャンを使って阿修羅像の内部を調査。シンポでは8年がかりで解析した調査結果を報告し、造像の謎に迫ります。

基調講演 天平の名宝・阿修羅像
  その伝世性をめぐって 興福寺 多川 俊映 貫主

第一部 最新技術が探る阿修羅像
  CTスキャナで探る阿修羅像の技 九州国立博物館 楠井 隆志 展示課長

  阿修羅像、懺悔と改心の造形 愛知県立芸術大学 山崎 隆之 名誉教授

第二部 CTスキャナで探る阿修羅像の健康診断
  修理痕跡が語る阿修羅の姿 奈良大学 今津 節生 教授 九州国立博物館 楠井 隆志 展示課長

  人工知能を使って樹種特定に迫る 京都大学 杉山 淳司 教授

 奈良興福寺の阿修羅像は中学校の美術の教科書にも出てくる有名な像です。
基調講演では文化財保護、保存のいろいろな考え方についてもお話がありました。
CT画像によると心材の年輪、釘の一本一本まで 鮮明に見ることができ、後世における修理の痕跡まではっきりと分かります。
2時間47分と少し長い動画ですが、その道のトップの方々のお話しを聴くことができます。
 天平の時代の作者は、まさか後世にこのようなかたちで体の中を覗かれるとは思ってもみなかったことでしょう。

 コロナの渦中、梅雨の真っただ中、うっとうしさを忘れる半日でした。






https://ciy.asahi.com/ciy/11001727/
本編 2時間47分 2021年1月11日まで 無料