箸蔵寺
12日、箸蔵寺へ行ってきました。
天候もよく最高の秋晴れ。
JR讃岐財田から昔 阿波と讃岐を結ぶ主要街道であった箸蔵街道を登り箸蔵寺の秋季大祭へ。久方ぶりの箸蔵街道、途中の茶屋跡で昼食を取り、何人の人に出会うだろうか、楽しみにしていました・・・が。
そのスケジュールと期待が一瞬にして崩れ去ったのが乗換えの琴平駅に到着したときです。いつもは1番線に到着し、2番線に待っている阿波池田行きの列車に乗り換えるのですが、列車は3番線に到着し2番線には列車はいません。駅員に聞くと次は11時になるとのこと。うかつもここで初めて列車の時刻を間違えたことに気がつきました。
一週間ほど前にダイヤ改正等がないか自宅最寄り駅の出発時刻5時57分を確認してはいました。それがうっかりいつの間にか五岳山へ行くときの列車6時24分発と勘違いしてしまっていたのです。
その時すでに7時20分、いつもであれば箸蔵街道を登り始めている時刻です。
さてどうするか。
タクシーで財田駅に行くか。しかし、1時間遅れではお祭りに間に合いません。
次の特急で阿波池田に行き、バスで箸蔵寺まで折り返す。これでは到着時刻が早すぎ、時間を持て余す。池田から歩くには時間の予測がつかない。
箸蔵はあきらめて、こんぴらさん、大麻山から、善通寺、讃岐富士に行くか。
いろいろ考えたのですが、やはり箸蔵寺をやめるには心残りがあり、琴平から池田に向かう国道32号線を歩き箸蔵寺へ向かうことにしました。この国道は以前に2回歩いたことがあります。いまでは猪鼻峠に新トンネルができて時間的にずいぶん便利になっているとの話を聞いていましたので、32号線から箸蔵寺へ歩いて登ってもお祭りには十分間に合います。
琴平出発
新猪鼻トンネル(全長4.2km)入り口 予想外のハプニング
道幅が狭く歩行者、自転車は旧道(猪鼻峠)へ回るようにとの案内板
旧道へまわることに・・・旧道はつづら折りの坂道、少し急がなければ。
眺めはひじょうに良いところです。
秘境の駅 坪尻へ600メートル 、いつか行ってみたいと思っていましたが、時間的に遅れ気味、それどころではありません。
この谷底を列車が走っています。
麓から参道を登る予定でしたが、時間的に無理、ロープウェイを利用することに。
13時のロープウェイに滑り込み
境内には桜が咲いていました。
一万個の福餅投げ
笑いや歓声が沸き上がります。お寺の境内ではあまりないことです。
これまでは1個ずつ袋に入っていましたが、今年は袋に2個か3個入っています。
舞台の近くに行けばいいのですが、群衆の中に入る勇気がなく、人混みの間を転げ出た餅を拾うだけです。
それでも25個
中に入っている木札から景品が当たります。
さぬきや
最後は予定時刻通りのJR箸蔵駅へ
てんやわんやの一日でした。
箸蔵寺参拝は今回でちょうど40回目になりました。少し気が緩んでしまっていたようです。
しかし、お祭りの他に良いこともありました。
行きの電車の中で中年の男性から雲辺寺からの歩き遍路のコースを聞かれました。これからロープウェイで雲辺寺へ登り、帰りは歩いて降りる予定だそうです。お遍路ではなく、ふらりと日帰りのウォーキングを楽しんでいるようです。
飛び乗った箸蔵寺ロープウェイで浅口市から来たという女性から話しかけられました。以前福餅投げでテレビが当たり、以後毎年お祭りを楽しみにしているそうです。テレビを除き私と同じ。
ロープウェイ山頂駅でひと休みしていると高齢の男性から本殿への道を聞かれました。脚がご不自由なようで石段ではなく坂道を行きたいとのことです。一緒にご案内しました。高知県南国市から来られたそうです。歳をとっても目的をもって行くところがあるということは大切なことだと感じました。
帰りの列車、途中の塩入駅で若い外人の女性が乗ってきました。菅笠をかぶり、杖を見るとかなり使い込んでいるようです。塩入は八十八ヶ所のコースからはかなり離れています。お接待の飴を差し上げ、どちらへお参りですかと聞くと別格の神野寺《じんのじ》へ行ってきたとのこと。八十八ヶ所を周り終え今、別格を回っているそうです。スマホを見せていろいろ説明してくれました。恥ずかしながら別格札所のこと、まして神野寺など全く知らなかった私にとっては大先輩でした。ドイツから来られたそうです。日本の仏教について研究している訳ではなく、趣味で時々来日し四国を周り、今回もこのお参りの後1ヶ月徳島で犬や猫の世話をしている施設でボランティアをしてから帰国すると話してくれました。日本語が上手で話しているときの目は生き生きとしていました。
皆さんから元気をもらいました。
行きの電車の中で中年の男性から雲辺寺からの歩き遍路のコースを聞かれました。これからロープウェイで雲辺寺へ登り、帰りは歩いて降りる予定だそうです。お遍路ではなく、ふらりと日帰りのウォーキングを楽しんでいるようです。
飛び乗った箸蔵寺ロープウェイで浅口市から来たという女性から話しかけられました。以前福餅投げでテレビが当たり、以後毎年お祭りを楽しみにしているそうです。テレビを除き私と同じ。
ロープウェイ山頂駅でひと休みしていると高齢の男性から本殿への道を聞かれました。脚がご不自由なようで石段ではなく坂道を行きたいとのことです。一緒にご案内しました。高知県南国市から来られたそうです。歳をとっても目的をもって行くところがあるということは大切なことだと感じました。
帰りの列車、途中の塩入駅で若い外人の女性が乗ってきました。菅笠をかぶり、杖を見るとかなり使い込んでいるようです。塩入は八十八ヶ所のコースからはかなり離れています。お接待の飴を差し上げ、どちらへお参りですかと聞くと別格の神野寺《じんのじ》へ行ってきたとのこと。八十八ヶ所を周り終え今、別格を回っているそうです。スマホを見せていろいろ説明してくれました。恥ずかしながら別格札所のこと、まして神野寺など全く知らなかった私にとっては大先輩でした。ドイツから来られたそうです。日本の仏教について研究している訳ではなく、趣味で時々来日し四国を周り、今回もこのお参りの後1ヶ月徳島で犬や猫の世話をしている施設でボランティアをしてから帰国すると話してくれました。日本語が上手で話しているときの目は生き生きとしていました。
皆さんから元気をもらいました。