草抜き
草を抜くときに一番やってはならない姿勢は、腰だけを曲げて草を引き抜く姿勢です。荷物を持ち上げるときと同じように腰をいためます。
雑草の種が飛び始め、草抜きに忙しい時季です。
小さい草や畑のように土がやわらかくてすぐに抜ける場合は問題ないのですが、土が固く根が深く入り込んでいる場合、特に石の間に生えている太い草は一苦労です。
このようなとき草を持って膝、腰を曲げ太ももを腹胸にあて体全体を後ろに倒れるように草を引き抜けば、腰や背中を痛めるようなことはありません。しかしこの方法は尻もちをつく可能性が大です。人が見ているような場所ではやらないほうが無難かもしれません。
私がやっている方法を紹介します。
道具はプライヤーと40~50センチの棒(私は鎌の柄を使っています)です。もしあればかまぼこ板くらいの板などがあれば便利です。
やり方は簡単でプライヤーで草を挟み、てこの原理を使い棒でプライヤーを持ち上げます。
支点の部分が沈み込むようであれば板を差し込みます。
支点を手前にしても可能です。場所に応じてどちらでも。
腕の力だけで、ふわっと気持ちがいいように抜くことができます。
このような根が抜けます。