般若心経

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2023-09-23 | Weblog

 地獄八景亡者戯
 《じごくばっけい もうじゃの たわむれ》

 江戸時代から上方、江戸で語り継がれてきた一時間を越える長い落語です。人間国宝 桂米朝さん(1925.11.6 – 2015.3.19)の十八番のひとつです。
 鯖に当たって死んだ男が冥土に向かう途中、先に死んだ伊勢屋のご隠居と出会うところから話が始まります。三途の川の今昔。かっては亡者の着物をはぎ取っていた正塚婆《しょうづかのばば》が閻魔大王の囲い者になったという裏話。裁きを行う閻魔の庁では先代閻魔の一千年忌のため罪を許され極楽に行くことになる。(ここから話の主体が変わる)しかし、前世での行状から山伏・軽業師・歯抜き師・医者の4人だけが地獄に落とされる。地獄に落とされた4人がそれぞれの特技を使って釜ゆでを楽しみ、針の山を壊し、ついには飲み込まれた人呑鬼《じんどんき》の腹の中で大暴れをするという話です。
 私が二十歳代のこと、まったくの作り話と分かっていても聞いている人を大笑いさせるこの話を初めて聞き、落語というものが好きになったきっかけの話です。

 ウォーキングや畑仕事をしているとき、スマホに入れた音楽、AudioBook、公開講座、お経、落語などを聞いています。昨日久しぶりに桂米朝さんのこの話を聞きました。
何回聞いても楽しい話です。

なお、長い事「八景」は《はっけい》だと思っていたのですが、正しくは《ばっけい》だそうです。






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