今どきのレジ
わが街でもセルフレジがずいぶんと見られるようになった。大手スーパーではかなり以前から導入されている。店員さんの手を一切煩わすことなく支払いができる。業務の効率化、合理化をねらったものだろう。しかし、店員さんのいるカウンターも併設されているので、私はいつも店員さんのいる方へ並ぶ。私にとっては全く手がかからず、この方が効率的なのだ。店員さんごめんなさい。
他のスーパーも追随し、支払いのみセルフの方式も多くなった。店員さんは現金に一切触ることなく、支払いが完了する。
数ヶ月前から近所の百円ショップが、全セルフレジ方式になった。支払い方法(現金、カード、××payなど)、袋の要否などを選択、その後一点ずつ商品のバーコードを読み取らせ精算する。ディスプレイの表示と指示によるので、一度経験すればスムーズに操作することができる。レジの横に店員さんが待機しており、お年寄りや小さな子供たちには「お手伝いしましょうか」と声を掛けている。
先日、レジに向かうと若い女性店員に「お手伝いしましょうか」と声を掛けられた。ちょっとうれしいような、少しさびしいような気がした。
コンビニでも支払いのみセルフの店が増えてきた。やはりカードやスマホなどでの支払いができる。ビールなどのアルコール類はディスプレイに表示された「私は 20歳以上です」の部分をタッチする。未成年者への酒類販売防止対策のためだろう。
近所にあるディスカウントショップではこの未成年者対策がまだ導入されていなく、店員さんがそのつどA4版のカードを差し出し、タッチしてくださいといわれる。そこには左半分に「私は20歳以上です」、右半分に「私は20歳未満です」と書かれている。
私はどう見ても20歳未満には見えないと思うのだが、店の決まりだからと左側をポンとタッチする。
いちど「20歳未満」をタッチしてみたいと思うのだが、できない。できるのはやっとカードの中央部である。