(1月1日からスタートした2012ダカールラリーは16日に激闘の幕が下りました。正式リザルトがでています。さて気になるKTMは?
と、その前にダカールラリーとは何ぞや、ということで以下しろ~との長文ですので ご承知の方はスルーしていただくか がまんしてお付き合い下さい。)
ダカールラリー、愛称「パリ・ダカ」の由来は パリをスタートしアフリカ最西端ダカールにゴールするクロスカントリーだったことに。行程は毎年異なり 大自然1万キロを2輪、4輪、トラックと様々なカテゴリーが混走します。現在はアフリカの情勢を鑑み、アルゼンチン、チリを舞台にしています。
パリダカ日本事務局のHPでは以下のように紹介しています。
≪まぎれもないモータースポーツでありながら、途方もないスケールの、世界でもユニークなヒューマン・アドベンチャーである。
単なるスピードを競うだけのレースではない。ナビゲーション能力と過酷な肉体的への要求、非常に高度なドライビングテクニックも要求される。
それゆえ30年もの間、様々なスポーツのヒーローたちのこころを揺さぶってきた。アリ・バタネンは元WRCチャンピョン、シリル・デプレは元エンデューロ・チャンピョン、リュック・アルファンはスキーのチャンピョン、ロビー・ゴードンはアメリカのNascarチャンピョン、イワン・ミューラー、カルロス・サインツ、キャロル・モンティエ、ゲラン・シッシェリ・・・・、数多くの元チャンピョン・・・登山家やヨットマンたちが山や海を求めるように、冒険者たちは壮大な大自然を求める。ダカールラリーに参加するということは、ある意味エベレストに登る、あるいはヨットや手漕ぎボートで世界一周をすることに似ている。ゴールのポディウムに登ることは、人生をかけた挑戦の証だ。≫
今季2012ダカールでは惜しくもクラス2位になった三橋淳さん(言わずと知れたラリースト。2輪から4輪ドライバーに転向されても活躍を続けパリダカでも市販車無改造クラス優勝)のウェブサイトでは スタッフの方がこう記述しています。
《ルートは下見が許されないので、誰もが未知なるルートに挑むことになる。闇雲に飛ばせば地球の落とし穴にはまり、ミスコース、クラッシュと、簡単にアクシデントを誘発する。完走率は平均50%弱。世界一過酷と呼ばれている。「砂丘の向こうが見えないところで先を予測して対処していく能力で勝負してきました(三橋さんコメント)」
更に同サイトではダカールラリー最大の敵「フェシフェシ」について面白い記述を。
≪フェシフェシとはフランス語、砂ではなく、土が乾燥して粉になったもの。粒子が細かく、身近なものでは“小麦粉”が一番近いと想像できます。
雨が降れば泥に…、そして舞い上がったフェシフェシは、中々落ちて来ないそうです。歩いてみるとやわらかいそうですが、バイクやクルマが走ると、削れて沈んでと、大変な事になるようです。視界ゼロ、危険なので止まりたいけど、止まると埋まってしまう。当然止まりたくないので、見えない中を走っていくそうですが、先の検討がつかなくなり結局止まってしまい埋まってしまうと。みんなが右往左往しているような狭い場所で、至るところでクルマを飲みこみ、ほこりを舞い上げて“地獄絵図”のようになるそうです。≫
三橋さんは同サイトでこうも。
≪「たぶん僕にとって原点は、知らないところに行きたい、遠いところに行きたいという思い。今、自分がいる場所から遠く離れたところを見てみたい。 常に新しいことにチャレンジし、新しい経験がしたい。それが今に続いています。子どもの頃、自転車が乗れるようになると、行動範囲が広がって楽しいですよね。 それをどんどん拡大していって、パリダカへと行き着いた。そんな感じでしょうか。」≫
世界一のラリーへの参戦の原点は 子どものころの自転車、ということは・・。なんだ、我々と一緒じゃないですか。オフもオンもバイクを楽しむということは 大同小異新しい景色、新しい領域を見てみたい、という思い・・。
参加者最高齢はご存知日野レンジャーのチームスガワラ、菅原義正さん。連続参加の大会記録「30回」もお持ちの方。御年70歳(多分)です。今季は「投石」を受けたり他車を「牽引」したり、ドラマもあったようですがいい戦績もだしています。人生がまさにダカール、ここまで続くエンデュランスはすごいとしか言いようがありません。
でも考えてみればバイクでなくとも人生みなラリー、たとえ華やかでなくても自分だけに用意されたステージをクリアして 次のステージを見渡してみたいものです。
(*各HPご紹介には省略あり
数ある名シーンからとりあえずステージ9をどうぞ。
EN - The stage summary - Stage 9 (Antofagasta - Iquique) - 2012/01/10
と、その前にダカールラリーとは何ぞや、ということで以下しろ~との長文ですので ご承知の方はスルーしていただくか がまんしてお付き合い下さい。)
ダカールラリー、愛称「パリ・ダカ」の由来は パリをスタートしアフリカ最西端ダカールにゴールするクロスカントリーだったことに。行程は毎年異なり 大自然1万キロを2輪、4輪、トラックと様々なカテゴリーが混走します。現在はアフリカの情勢を鑑み、アルゼンチン、チリを舞台にしています。
パリダカ日本事務局のHPでは以下のように紹介しています。
≪まぎれもないモータースポーツでありながら、途方もないスケールの、世界でもユニークなヒューマン・アドベンチャーである。
単なるスピードを競うだけのレースではない。ナビゲーション能力と過酷な肉体的への要求、非常に高度なドライビングテクニックも要求される。
それゆえ30年もの間、様々なスポーツのヒーローたちのこころを揺さぶってきた。アリ・バタネンは元WRCチャンピョン、シリル・デプレは元エンデューロ・チャンピョン、リュック・アルファンはスキーのチャンピョン、ロビー・ゴードンはアメリカのNascarチャンピョン、イワン・ミューラー、カルロス・サインツ、キャロル・モンティエ、ゲラン・シッシェリ・・・・、数多くの元チャンピョン・・・登山家やヨットマンたちが山や海を求めるように、冒険者たちは壮大な大自然を求める。ダカールラリーに参加するということは、ある意味エベレストに登る、あるいはヨットや手漕ぎボートで世界一周をすることに似ている。ゴールのポディウムに登ることは、人生をかけた挑戦の証だ。≫
今季2012ダカールでは惜しくもクラス2位になった三橋淳さん(言わずと知れたラリースト。2輪から4輪ドライバーに転向されても活躍を続けパリダカでも市販車無改造クラス優勝)のウェブサイトでは スタッフの方がこう記述しています。
《ルートは下見が許されないので、誰もが未知なるルートに挑むことになる。闇雲に飛ばせば地球の落とし穴にはまり、ミスコース、クラッシュと、簡単にアクシデントを誘発する。完走率は平均50%弱。世界一過酷と呼ばれている。「砂丘の向こうが見えないところで先を予測して対処していく能力で勝負してきました(三橋さんコメント)」
更に同サイトではダカールラリー最大の敵「フェシフェシ」について面白い記述を。
≪フェシフェシとはフランス語、砂ではなく、土が乾燥して粉になったもの。粒子が細かく、身近なものでは“小麦粉”が一番近いと想像できます。
雨が降れば泥に…、そして舞い上がったフェシフェシは、中々落ちて来ないそうです。歩いてみるとやわらかいそうですが、バイクやクルマが走ると、削れて沈んでと、大変な事になるようです。視界ゼロ、危険なので止まりたいけど、止まると埋まってしまう。当然止まりたくないので、見えない中を走っていくそうですが、先の検討がつかなくなり結局止まってしまい埋まってしまうと。みんなが右往左往しているような狭い場所で、至るところでクルマを飲みこみ、ほこりを舞い上げて“地獄絵図”のようになるそうです。≫
三橋さんは同サイトでこうも。
≪「たぶん僕にとって原点は、知らないところに行きたい、遠いところに行きたいという思い。今、自分がいる場所から遠く離れたところを見てみたい。 常に新しいことにチャレンジし、新しい経験がしたい。それが今に続いています。子どもの頃、自転車が乗れるようになると、行動範囲が広がって楽しいですよね。 それをどんどん拡大していって、パリダカへと行き着いた。そんな感じでしょうか。」≫
世界一のラリーへの参戦の原点は 子どものころの自転車、ということは・・。なんだ、我々と一緒じゃないですか。オフもオンもバイクを楽しむということは 大同小異新しい景色、新しい領域を見てみたい、という思い・・。
参加者最高齢はご存知日野レンジャーのチームスガワラ、菅原義正さん。連続参加の大会記録「30回」もお持ちの方。御年70歳(多分)です。今季は「投石」を受けたり他車を「牽引」したり、ドラマもあったようですがいい戦績もだしています。人生がまさにダカール、ここまで続くエンデュランスはすごいとしか言いようがありません。
でも考えてみればバイクでなくとも人生みなラリー、たとえ華やかでなくても自分だけに用意されたステージをクリアして 次のステージを見渡してみたいものです。
(*各HPご紹介には省略あり
数ある名シーンからとりあえずステージ9をどうぞ。
EN - The stage summary - Stage 9 (Antofagasta - Iquique) - 2012/01/10