KTM・ファンティックの茨城県正規代理店 モトビルド神原

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1190 ADVENTURE R 試乗 in FLY BIG

2013-04-09 19:06:05 | 2013KTMストリートモデル
(ガリ書記、書記)


行ってきました4月6日のFLYBIG!場所は千葉県富津市の特設コース。このイベントは今年で三回目の開催となります。初めはオフロードビレッジのMXコース、僕も参加した二年目は富津のMXコースでの走行でしたが、今回はそういったバイクのために作られた場所ではなく、砂を採取している山を借りて行われました。そのため土質はざらっとしたサンドで水はけもよく、基本の走行ラインはダンプが踏み固めた走りやすいものでした。ジャンプはないけどアップダウンが大きく、ふかふかサンドの登り下りも楽しめるチャレンジコースもあり、ビッグオフのための祭典としては最高の一日だったと思います。不安だった天候もなんとかもってくれ、トランポ組は一安心。自走組は帰り道お疲れ様でした!


 さてさて気になる1190Adventureですが、今回Rモデルの方を試乗してきましたよ。タイヤもおなじみコンチネンタルTKC80に換えてありました。(ありがとうKTMジャパン!コンチネンタルTKCは当店モトビルドカンバラでも扱っております。本当にいいタイヤです)僕は個人参加なので思う存分遊ばせて頂きます。(ボス、有難うございます!)
またがった感じは先代990とそんなに変わりません。足つき悪いのもRだし当然。エンジン音は少し高い音でヒュンヒュン回ります。トルク感に不足はないけど出だしに違和感がありました。登りではっきり分かりましたがトラクションコントロールが効いているせいです。あまりに自然で気づきにくいのですが。これはABSセンサが前後輪の回転速度差によりリアタイヤの空転を検知すると、スロットルバルブを少し閉じて駆動力を弱め、タイヤグリップを取り戻すというもの。これまでトラクションコントロールというとレブリミッターのように燃料をカットして回転を落とすものが多かったのですが、1190ADVは690DUKEと同じくスロットルをケーブルではなく電気信号で操作しているフライ・バイ・ワイヤを採用しているため、スロットル操作にECUが介入できます。それによりこの極めて自然なトラクションコントロールを実現しているのでしょう。アクセルを雑に開けてしまっても、最適なスロットルバルブの開度に調整してくれるのです。つまり、とにかくアクセルを開けてさえいればトップライダーのアクセルワークをバイクが勝手にやってくれるということです。
減速時はオフロードでは強力すぎるラジアルマウント×ダブルディスクをABSでなだめ、シフトダウンのキックバックもスリッパークラッチが軽減してくれるという至れり尽くせりぶり。それでもオフロードの設定では多少の空転は許容されるので、コーナーでリアをちょっと流したりくらいはOKなのはさすがFUNを大事にするKTM。もちろんABSもトラクションコントロールもオフにすることも可能になっています。大きなモデルチェンジでちょっと不安でしたが、間違いなく楽しい一台です。



トレーニングマシンとしてEXC250に乗り、レースにBMW1200GSADVで参加するいかれたナイスガイの齋藤さんがFLYBIGの動画をアップしてくれています。ありがとうございます。齊藤さんはヒルクライム成功の車両のなかで最も大排気車でした!いつも当店のコースを縦横無尽に練習されていて「おかげでイキやすかった!」と言ってました.また御利用下さい。銚子さんも一緒に参加してくれて有難う!またお客様と一緒に遊びたいです。 
http://www.youtube.com/channel/UClBUBBbA-Wz9REy6D__-kDw/videos?flow=grid&view=0
↓「FLY!BIG基本コース」をお借りして御紹介します。ぜひ「ヒルクライム」も御覧下さい。ビッグオフ、楽しい!