気になったところを3か所上げてみました。
◯ ー災難にあう時節には、災難にあうがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。これはこれ災難をのがるる妙法にて候(良寛)ー
(物事には大きなリズムがあって逃げてしまうとより大きな災難にあうということでしょうか。)
◯ つまり、波というのはポテンシャルエネルギーと速度エネルギーがおたがいにやりとりをすることにより、進行していくのです。その両方のエネルギーを合計すれば、ピークもボトムもなく、どの位置でも同じ大きさのエネルギーを保っています。私は運命もまったく同じ構造だと思っています。
(位置エネルギー。はい、物理で習いました。合計が一定だからこそ、波は繰り返すことができます。)
◯ 本書で言う運力はボトムに賢く対処する力でもあり、淡々とやり過ごすおだやかな人生か、ボトムで必死に努力をして、社会的成功を獲得する強い生きかたなどにつながります。
運力強化のひとつが、不運や死の恐怖などから逃げようとしないで、直面することでです。逆に逃げようとすると、無意識の闇のなかで、それらがモンスター化して、人生を支配するようになってしまいます。
また、瞑想を長年続けると、無分別智を備えた「もうひとりの自分」が姿を現わします。それが運力強化の王道です。
(え。ボトムで必死にもがくのか、淡々と観察するのがポイント。)