庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

ひつじ田。。

2015-12-15 10:43:58 | 日記・エッセイ・コラム

稲を刈り取ったあとの切り株から、また新しく生えてくる芽を「ひつじ」
または「ひこばえ」といいます。

ひつじ田とは、その「ひつじ」が 整然と並んでいる様子をいいますが、
放っておくとかなりの長さまで伸びて、青々とした彩りを見せて、再び
稲穂を付ける場合もあるのですが・・・

初冬となり周囲の里山が、しだいにもの枯れた景色に染められて行く
なかで、 青々とした緑の葉をそよがせるひつじ田は再び実ることなく、
やがて霜にあって枯れてしまう運命です。。

それを思うと、かえってものの哀れさを感じさせる光景です。。。 

稲の切り株から再び芽生えた「ひつじ」。
 

稲穂が出ているが・・・ 再び実ることなく枯れてしまう。。。

周囲の里山風景も、秋の華やかな「山粧う」から、しだいに冬のもの枯れた「山眠る」
風景へと変わっていきます。。
  

コメント
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