庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

ほんとはH?な合歓(ネム)の木

2016-07-01 22:03:58 | 日記・エッセイ・コラム

合歓(ネム)の木の由来は、夜になると葉を重ね合わせて眠ったようになることから、
ネムノキと言われるようになったと言われていますが・・・

じゃあ、なんで眠むの木でなく、合歓の木と書くのでしょうか?と疑問に思ったので
調べてみました。

チョッとH?な話なので、あまり言いたくはないのですが、この「合歓」という言葉は
「夜になると葉を互いに重ね合わせ眠ったようになることから、「ねむる」→「ねぶる」
合歓(ねぶ)と転化したと考えられるそうです。

漢名では「合歓木」(コウカギ)と書きますが、これは男女の営みを表す言葉でもあり、
夜になると一緒になるという意味もあって、
合い歓ぶというHな意味を兼ねて、夜にな
るとペタッと重なるという意味があるらしい。。

古くは万葉集の頃から恋の歌として歌われており、なんとも艶っぽくてロマンチックな
合歓(ネム)の木なのでした! そんな意味があったなんて・・・知りませんでした。。

 昼は咲き 夜は恋ひ寝る 合歓木(ねぶ)の花
 君のみ見めや 戯奴(わけ)さへに見よ    
           紀女郎(いらつめ) 巻八 一四六一 

ほんとはH?な合歓の木の花。

そう言われてみると、何となく艶っぽくて綺麗に見える。。


コメント (3)
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文月と半夏生(粧)

2016-07-01 10:03:58 | 日記・エッセイ・コラム

今日から七月、気持ちも新たに今年も後半のスタートですね~。

七月は、「文月(ふみづき)」といいますが、その由来は、七夕の笹に文を
結びつけ、
七夕の織女に書文(ふみ)を供える意味と、稲穂のふくらむ月
ということで、「ふくみ月」が転訛してなったという説もあります。

今日七月一日は雑節の半夏生で、この日に降る雨は半夏雨 と呼ばれ、
この日の天気によって、一年の豊作を占う習慣があったとか。。

また、この半夏生の頃に花が咲く植物に「半化粧」がありますが、混同されて
「半夏生」とも書かれるようになったそうです。 

「半化粧」は花の咲く頃になると、葉っぱの半分だけが、白粉を塗ったように
真っ白になり、花は地味な穂で 葉っぱの方がよほど目立ちます。

この白くなった目立つ葉っぱの方で、虫をおびき寄せているのだそうです。。。

植物の戦略も色々あって・・・面白いですね!

散歩道に咲く、真っ白にお化粧した葉と半化粧の花。
 

尚、半化粧は花が咲き終わって夏の盛りの頃になると、葉の白い部分は、
色落ちして(お化粧を落として?)、ふつうの緑色っぽくなる。。

花が散ると、虫を呼んで受粉する必要も無くなるせいか? 面白いですね! 

散歩道に咲くルドベキア。

ギボウシの花。

今が盛りのアガパンサス。

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