庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

東風凍を解く~「風待草」

2018-02-05 09:03:58 | 日記・エッセイ・コラム

72候のスタート、立春の初候(2.4~2.8)は、東風凍を解く
(はるかぜこおりをとく)です。

東から吹いてくる風が、厚い氷を解かしていく時期という意味。

「東風」とは、「こち」とも呼ばれて春風のことで、春のそよ風と
いうにはまだまだ冷たい風ですが・・

この風が吹くと寒さも緩んできます。。 

でも春風というのは南から吹く暖かい風のはずなのに、なぜ
東風というのでしょうか?

それはもともと、七十二候が中国から渡ってきた暦であること
の名残と言われています。

中国の陰陽五行の思想で、春は東を司る事から東風と呼ぶ
そうです。

梅は春告草と言われますが・・

東風を待って咲くので「風待草」とも呼ばれ、昔から春は東から
やってくると信じられていました。

 東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花 
        主なしとて 春をわするな <菅原道真>

 

東風を待って咲く紅梅と白梅。

白梅。

 

透き通った蝋のような黄色の花びら蝋梅。

雲南黄梅も咲き始めました。

 

コメント
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