庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

春分に降る雪に凍える庭の花

2018-03-21 15:55:38 | 日記・エッセイ・コラム

朝降っていた冷たい雨が、いつの間にか雪へと変わり・・

昼過ぎには本格的な雪となり、横浜でも1cmの積雪を記録した。

春分の日に降る雪なんて、この辺りでは大変珍しい・・

庭先で咲き始めた春の花も、まるで真冬に逆戻りしたような寒さと、
思わぬ春の積雪に凍えているようですね。。

咲き始めたチューリップも、思わぬ寒さで花びらを固く閉じたまま。。

 

ハナカイドウの蕾に降り積もる春の雪。

 

積もる雪に凍えるようなユスラウメの花。

 

雪のわたぼうしを冠ったショウジョウバカマの花。

 

パンジーとビオラ。

 

ショッカサイの花も首をうなだれて。。

春への移行はなかなかすんなりとは行かないようで・・
冬の最後の抵抗でしょうか?

明日からはまた一転して、一気に暖かさが戻るようですね!

 

 

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春分~お彼岸に思う。。

2018-03-21 09:18:35 | 日記・エッセイ・コラム

きょう3月21日は、二十四節気の春分ですね!

太陽が真東から昇り真西に沈む日、昼と夜の長さがほぼ同じになり、
一年の中で最も、陰陽エネルギーのバランスが良くなる、お彼岸の
中日です。

あいにく今日は冬に逆戻りしたような冷たい雨が降るの天気ですが、
お墓参りに行かれる方も多いと思います。

春分と、秋分の頃は「お彼岸(ひがん)」といわれますが、「彼岸」
とは、そもそもどんな意味?

「彼岸(ひがん)」とは、「此岸(しがん)」に対する言葉で、ともに
語源は 仏教からです。

彼岸とは向こうの岸、すなわちあの世、極楽浄土の事で、春分
の日・秋分の日は、真西へ沈む夕日に 極楽浄土を念じて、
「彼岸の日」と呼ぶようになったようです。

「此岸」(こちらの岸)とは、私たちの住む世界のことで、仏教で
は「娑婆(しゃば)世界」とも いわれます。

「娑婆」とは、昔のインドの言葉で、「堪忍土(かんにんど)」と訳
されます。

つまり、私たちの住むこの此岸「娑婆世界」は、「耐え忍ぶ世界」
ということだったんですね。。(@_@)

たしかに、人生には耐え忍ばねばならぬことが 多くありますね!

たとえ、生活上の苦しみが さほど 激しくは なくても、いつの時代、
どこの国に住む人にも 避けて通れないのが、人間関係の苦しみ
なのではないでしょうか?。

二人以上の人間が集まれば、互いに「ああしたい」「こうしたい」の
欲望がぶつかり合って、その調整に苦しみ、時に、争いも生じます。。

また、肉体も「老い」や「病」との格闘が常に強いられる人生ですから、
私たちの住むこの「此岸」は、まさに「堪忍土」と言えるのでは。。

2600年の昔、「人生は苦なり」と喝破されたブッダの言葉にも、
なるほどと、うなずかずにおれません。。

ところで私たちも何時か必ず三途の川を渡って、此岸(この世)から、
彼岸(あの世)に逝くわけですが・・・

その際、あの世には持っていけないお金や財産、地位や名誉、肉体
や生に対する執着や未練などが強すぎると・・・

その荷物の重さに引かれて、三途の川をうまく渡ることが出来ず・・・

ズブズブと川底(地獄)に沈んでしまうという話を聞いたことがあります。。

すんなりと、彼岸(あの世、極楽浄土)へ渡って行くためには・・・

出来る限りそれらに対する執着や未練を手放し、断捨離して身軽になる
必要がありますが・・・ 

誰でも簡単にそれが出来たら苦労はないのですが・・・

なかなか難しい話ですね~ (^_^;)。。 

隣の森の林床で咲き出した二輪草。

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