散歩道の路傍で晩秋~初冬の柔らかな光に満ちた青空のもと、
鮮やかな黄色の石蕗の花が咲いています。
菊日和や山茶花日和など、晩秋~初冬の今頃に咲く花に日和
をつけると、小春日和の穏やかな青空を想い浮かべます。
石蕗日和(つわびより)も、そんな季節の光景を表した季語の
一つです。
初冬の青空に映える黄色の石蕗の花。
石蕗の花の蜜に集まるアブ。
ツワブキを石蕗と書くのは、葉の硬い感じよるとか石の
傍らで咲くのが似合う花だからと言う説があります。
石積みの 途切れし所 石蕗の花 <飯岡 良一>
ちなみに、山陰の小京都と呼ばれている島根県の
津和野の名の起こりは、昔その辺りにツワブキが
群生していた事に由来するという事です。