庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

石蕗日和(つわびより)

2018-11-24 08:48:35 | 日記・エッセイ・コラム

散歩道の路傍で晩秋~初冬の柔らかな光に満ちた青空のもと、
鮮やかな黄色の石蕗の花が咲いています。

菊日和や山茶花日和など、晩秋~初冬の今頃に咲く花に日和
をつけると、小春日和の穏やかな青空を想い浮かべます。

石蕗日和(つわびより)も、そんな季節の光景を表した季語の
一つです。

初冬の青空に映える黄色の石蕗の花。

石蕗の花の蜜に集まるアブ。

ツワブキを石蕗と書くのは、葉の硬い感じよるとか石の
傍らで咲くのが似合う花だからと言う説があります。

 石積みの 途切れし所 石蕗の花  <飯岡 良一>

ちなみに、山陰の小京都と呼ばれている島根県の
津和野の名の起こりは、昔その辺りにツワブキが
群生していた事に由来するという事です。 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする