庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

北風吹きぬく 寒い朝

2021-01-10 10:33:58 | 日記・エッセイ・コラム

今朝はまた一段と冷え込んで、外気温はー1.2℃と寒い朝だった。

凛とした朝の冷たい空気の中で庭先で咲く花を観ていると・・

♪北風吹きぬく 寒い朝も 心ひとつで暖かくなる~...

という青春歌謡の「寒い朝」のフレーズを、昭和37年当時この
歌をうたった清純可憐な吉永小百合さんの姿とともに懐かしく
想い浮かべた。。

日本がまだ貧しかった時代から高度成長期へと向かう時代の歌で、
たとえ今日は貧しく辛くても・・

明日は、きっと明るく豊かになれるんだと言う夢や希望を素直
に信じる事ができた、そんな良い時代だったとつくづく思う。。

この「寒い朝」の歌の歌詞からもそんな春を待つ希望や喜びが、
素直に伝わってきます。。 

作曲者の故吉田正さん自身はその数多くの作曲作品のなかで、
あの伝説のデビュー曲『異国の丘』を別として・・ 

あえて最も好きな曲を挙げるとすれば、この曲だったそうです。

その理由は吉田さんが戦後シベリア抑留中に味わい続けた極寒
の朝と、そのなかでも失わなかった、かすかな希望を思い出す
からだそうです。

「寒い朝」
作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田 正
唄:吉永小百合・和田 弘とマヒナスターズ

♪北風吹きぬく 寒い朝も
  心ひとつで 暖かくなる
  清らかに咲いた 可憐な花を
  緑の髪にかざして 今日も ああ
  北風の中に聞こうよ 春を
  北風の中に聞こうよ 春を

(寒中の庭先で凛として香り高く咲く日本水仙)



2 ♪北風吹きぬく 寒い朝も
   若い小鳥は 飛び立つ空へ
   幸福(しあわせ)求めて 摘みゆくバラの
   さす刺(とげ)いまは忘れて 強く ああ
   北風の中に待とうよ 春を
   北風の中に待とうよ 春を

(北風の中、庭先で咲き続ける冬薔薇)



3 ♪北風吹きぬく 寒い朝も
   野越え山越え 来る来る春は
   いじけていないで 手に手をとって
   望みに胸を元気に張って ああ
   北風の中に呼ぼうよ 春を
   北風の中に呼ぼうよ 春を


庭先に出来た霜柱。

厳しい寒波とコロナ禍で大変な時期ですが・・

冬来たりなば春遠からじ!」です。

希望を持って春を待ちましょう!

コメント
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