菊日和や山茶花日和など、晩秋~初冬の今頃に咲く花に日和を
つけると、小春日和の穏やかな青空が想い浮かびます。
石蕗日和(つわびより)も、そんな季節の光景を表した季語の
一つです。
晩秋の柔らかな光に満ちた青空のもと、散歩道の路傍で鮮やか
な黄色の石蕗の花が咲いてた。
路傍に咲く石蕗(ツワブキ)の花。
石積みの 途切れし所 石蕗の花 <飯岡 良一>
ふと見ると、ツワブキの花の上に一匹のカマキリがいた。
近づいてもジッと動きません。
その近くを見ると・・
ヤマブキの枝に産んだばかりのカマキリの卵鞘がありました。
たぶんこのカマキリが産んだものだと思う。
また来年に生命を繋ぐための卵鞘を残して・・
今季の役割を終えたカマキリが、ツワブキの花の上で
静かにその短い命を終えようとしているようです。。
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