二十四節気立秋の次候(8,12~8,16)は「寒蝉(ヒグラシ)鳴く」です。
蝉(せみ)は夏の季語ですが、法師蝉(ほうしぜみ)や蜩(ひぐらし)
は秋の季語になるそうです。
「寒蝉」はツクツクボウシとヒグラシ、どちらにも使われる言葉なの
だそうですが・・
七十二侯では(ひぐらしなく)となっていますのでやはりヒグラシの
ことでしょう。
夜明けや夕暮れの時の気温の低い時間帯に、カナカナカナ~ と消え
入るように聴こえてくるヒグラシの声は、一服の清涼剤。
ヒグラシ。(在庫写真より)
隣の森では夏の盛を謳歌するように、蝉たちがこの時とばかりに
一斉に鳴きしきっている。
ニイニイゼミにアブラゼミ、ヒグラシに加えて、ミンミンゼミや
クマゼミも加わって一斉に蝉しぐれの大合唱が始まります。
主に午前中に鳴くのがクマゼミで、日中の暑い時間帯にうるさく
鳴き続けるアブラゼミやミンミンゼミの声は、暑苦しさが一段と
増すばかりでうんざり。。
アブラゼミ。
ミンミンゼミ。
クマゼミ。
最近ではそれにじーさんの耳鳴りも加わって、セミが鳴いているのか?
耳鳴りなのか?何が何だかわけが分からなくなる時がある。
困ったものだ(笑)。。
それにしても羽化するまで何年も地下で過ごし、やっと地上に出て羽化
してからはほんの一週間ほどの短い命しか無い蝉。
その短い命の間に次世代に命をつなぐため、必死に雌を求めて鳴いてい
るのかと思うと、思わず頑張れよ!と言ってやりたくなる。
いつもお盆頃になると鳴き始める晩夏の蝉、ツクツクボウシ。
ツクツクボウシの声を聴くとそろそろ夏も終盤が近いと感じる。
春先から鳴き続けていたウグイスのさえずりも、お盆頃から聴こ
えなくなり・・
今が盛のこの蝉しぐれも、季節の移ろいとともに徐々に弱くなり・・
やがて、秋の涼やかな虫の音にその座を譲る事になる。
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