庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

立春~「東風凍を解く」「風待草」

2020-02-04 09:48:35 | 日記・エッセイ・コラム

今日2月4日は、二十四節気72候のスタート立春ですね。

72候、立春の初候(2.4~2.8)は「東風凍を解く」です。

東から吹いてくる風が厚い氷を解かしていく時期という意味。

「東風」とは、「こち」とも呼ばれて春風のことで、春のそよ風と
いうにはまだまだ冷たい風ですが・・

この風が吹くと寒さも緩んできます。。 

でも春風というのは南から吹く暖かい風のはずなのに、なぜ
東風というのでしょうか?

それはもともと、七十二候が中国から渡ってきた暦であること
の名残と言われています。

中国の陰陽五行の思想で、春は東を司る事から東風と呼ぶ
そうです。

梅は春告草と言われますが・・

東風を待って咲くので「風待草」とも呼ばれ、昔から春は東から
やってくると信じられていました。

東風を待って・・  

辺りに馥郁たる香りを漂わせながら咲き香る「風待草」。。

紅梅。

 東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花 
       主なしとて 春をわするな <菅原道真>

白梅。

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは^^ (sakurabana)
2020-02-04 21:58:08
紅梅白梅綺麗ですね
風待草 そうなんですか~素敵な呼び名ですね(^^)v
返信する
風待草 (庭先の四季)
2020-02-05 10:48:46
sakurabanaさん、こんにちは。
東風(こち、はるかぜ)を待って咲くので風待草・・
風情やロマンがあってなんかいい言葉ですよね~。
返信する

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