今日1月5日は二十四節気の「小寒」、寒の入りです。
寒の入りの今日から2月2日の節分までの30日間が「寒の内」、
寒気が最も極まる大寒の前の節気で、暦の上では一年のうちで
最も寒い季節ですね。
今年は年明けから穏やかな晴天が続きましたが、寒の入りの
今朝はさすがに平年並みの寒さが戻って来たようです。
小寒の庭に咲く日本水仙。
凛とした朝の冷たい空気の中で、庭先で咲く花を観ていると・・
♪北風吹きぬく 寒い朝も 心ひとつで暖かくなる~...
という青春歌謡の「寒い朝」のフレーズを、昭和37年当時この
歌をうたっていた清純可憐な吉永小百合さんの姿とともに懐か
しく想い浮かべた。。
日本がまだ貧しかった時代から高度成長期へと向かう時代の歌で、
たとえ今日は貧しく辛くても・・
明日はきっと明るく豊かになれるんだ、と言う夢や希望を素直
に信じる事ができた、そんな良い時代だったと思う。
この「寒い朝」の歌詞からも、そんな暖かい春を待つ希望や喜び
が素直に伝わってきます。
作曲者の故吉田正さん自身は、その数多くの作曲作品のなかで
あの伝説のデビュー曲『異国の丘』を別として・・
あえて最も好きな曲を挙げるとすれば、この曲だったそうです。
その理由は吉田さんが戦後シベリア抑留中に味わい続けた極寒
の朝と、そのなかでも失わなかったかすかな希望を思い出すか
らだそうです。
「寒い朝」
作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田 正
唄:吉永小百合・和田 弘とマヒナスターズ
1♪北風吹きぬく 寒い朝も
心ひとつで 暖かくなる
清らかに咲いた 可憐な花を
緑の髪にかざして 今日も ああ
北風の中に聞こうよ 春を
北風の中に聞こうよ 春を
(寒中の庭で凛として清らかに香り高く咲く日本水仙)
2 ♪北風吹きぬく 寒い朝も
若い小鳥は 飛び立つ空へ
幸福(しあわせ)求めて 摘みゆくバラの
さす刺(とげ)いまは忘れて 強く ああ
北風の中に待とうよ 春を
北風の中に待とうよ 春を
(寒気に耐えながら庭先で開花を待つ一輪の冬薔薇)
3 ♪北風吹きぬく 寒い朝も
野越え山越え 来る来る春は
いじけていないで 手に手をとって
望みに胸を元気に張って ああ
北風の中に呼ぼうよ 春を
北風の中に呼ぼうよ 春を
「冬来たりなば春遠からじ」ですね。。
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