庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

大晦日、紅白と除夜の鐘

2014-12-31 16:58:58 | 日記・エッセイ・コラム
大晦日と言えば子供の頃は、正月前のハレの日で、ワクワクする様な
楽しいイベントの日だった。

家族揃って神棚と仏壇にお参りしてから、年越しのごちそうを食べる
前に神棚に上げたお神酒を、この日は特別に子供にも盃に一杯だけ飲
ませてもらえた。

年越しの膳に欠かせないものは「年取り魚」の新巻鮭だったが、郷里
の新潟では村上地方独特の鮭料理「塩引鮭」を食べるのが普通で、今
から思えばとても塩っぱくて、ひと切れでご飯が何杯でも食べれたが
独特の風味があって美味しかった。

以前は、年末になるとスーパーに新巻鮭が並ぶ光景が当たり前だった
が・・・最近は人気がないのか?探さないとほとんど売っていないの
で残念だ。

大晦日の楽みと言えば、夕食のあと家族揃って見るTVで、まず最初
にTBSのレコード大賞を観て、次にNHKの紅白歌合戦を観たあと
は、行く年来る年を観て除夜の鐘を聞きながら寝るのが、お決まりの
パターンだった。

最近は、紅白歌合戦も出場歌手や歌う曲名も、訳の分からないカタカ
ナ文字ばかりが増えて、さっぱり分からないのであまり観る気もしな
くなった、それにしても白組の司会者が5年も続けて、嵐と言うのは
いくら人気があって、ジャニーズ事務所の力が強いからと言っても、
何だかなぁ~ と思ってしまうのは自分だけだろうか?

除夜の鐘の除夜とは、古い年が除かれると言う意味で、大晦日の夜に
鐘をつく行事は、室町時代から行われる様になったとの事。

百八という数は人間の煩悩の数を表し、最初の五十四声は弱く突き、
後の五十四声は強く突くとされている、百七つめは行く年の最後に
鳴らして、煩悩が去ったことを宣言し、そして年が明けた最初に、
最後の百八つ目の鐘をついて、新しい年を迎えた事を宣言する。

それではみなさん、良いお年を。








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