庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

雑節(ざっせつ)って何?

2015-02-16 17:55:36 | 日記・エッセイ・コラム
先日の記事で二十四節気と七十二候について書きましたが、日本にはそのほか季節の
移り変わりの目安となる日として、雑節があります。

二十四節気は、もともと中国で作られた暦のため、日本とは気候風土に差があり、
季節の変化を十分に読み取れないため、その補助をする為に考えられた日本独自の
暦です。

雑節が考え出された背景としては、農家が季節の移り変わりを正確に理解できれば、
農作物に大きな損害を出さずにすむという、自然と農業の深い関係がありました。

雑節には主に、節分(2月3日)・八十八夜(5月1日頃)・入梅(6月11日頃)・半夏生(7月2日頃)
・二百十日(9月1日頃) ・土用(1月17日・4月17日・7月20日・10月20日頃)・彼岸〔ひがん〕
(3月20日・9月23日頃)などがあります。

雑節は農業に従事する人たちが、季節の移り変わりをつかむために昔から継承してきた、
生活の知恵の結晶とも言えるのではないでしょうか・・・

夕焼けに染まる富士山。

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河津桜のつぼみ開花

2015-02-15 16:33:19 | 日記・エッセイ・コラム
散歩の途中で、河津桜の濃いピンクのつぼみが膨らみ、早くも一輪開花している
のを見つけた。

早咲きの桜として、すっかりお馴染みになった河津桜だが、最近は公園や街路樹
などとして、植えられているのをよく見かけるようになった。

河津桜は、オオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種であると推定され、他の
桜より一足早く咲いて、花期も1ヶ月と長い間楽しめる。

今の時期、寒気に耐えて咲く梅の花も良いのだが・・・ やはり春と言えば桜が
一番! 梅は咲いたか 桜はまだかいな~と桜咲く暖かな春の訪れを、ワクワク
しながら楽しみに待っている今日このごろ・・・

一輪開花した河津桜。


開花を待つ、河津桜の濃いピンクのつぼみ。


河津桜といえば河津桜まつりが有名だが、そこまで行かなくても、ここ神奈川でも
三浦海岸桜まつりなど、気軽に出かけて楽しめる場所があるので、行ってみたいと
思っている、河津桜と菜の花の写真が撮れたら、またブログにアップしたいと思う。
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二十四節気と七十二候

2015-02-13 17:22:57 | 日記・エッセイ・コラム
「気候」という言葉は、二十四節気の「気」と、七十二候の「候」からでき
た言葉だそうです。

立春、啓蟄、春分など、一年を二十四等分した二十四節気については比較的
よく知られていますが、その二十四節気をさらに三つに分けた七十二候につ
いては、よく知らない人も多いのではないでしょうか?

たとえば立春の第一候は、「東風凍を解く」第二候は、「うぐいす鳴く」第
三候は「魚氷にあがる」というように、気象の変化や動植物の行動を表した
言葉があてられています。

この七十二候は五日毎に変わり、細かすぎるということで忘れ去られようと
していましたが、近年再び注目を集めているようです。

昔はもっと季節に風情があったのに、この頃の気候はなんだか極端だ・・・

相次ぐ自然災害、地球温暖化や原発事故など、自然を無視して、自分たちの
都合だけを優先してしてきた今までのやり方で、果たしていいのだろうか・・・

私たちの進むべき方向は、間違っていないのだろうか・・・

四季のある、豊かな自然を誇るこの日本に生まれた事を感謝し、自然を見つめ
ながら、自然に寄り添い、季節の移り変わりを味わいつつ、心豊かに生きて行
きたいものだと思う・・・

夕暮れの富士山。
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眠れぬ夜の友「ラジオ深夜便」

2015-02-12 21:58:20 | 日記・エッセイ・コラム
最近の夜のテレビ番組は、つまらない番組ばかりで、あまり夜ふかししてまで
観る気もしないので、だいたい夜十時前後には布団に入って寝てしまう。

そうすると歳のせいか?早い時は、夜中の2時、3時頃に目覚めてしまう場合
も結構あるが、いくら何でも深夜の2時、3時から起きだすわけにもいかない
ので、そんな時はいつも枕元のラジオで、NHKの「ラジオ深夜便」を聞きな
がら楽しんでいる。

この番組は深夜時間帯に音楽や落語等を放送し、中高年層から「大人が聴ける
静かな番組」として支持されている、進行役のアンカーの静かでゆったりとし
た語り口も、深夜の時間帯にマッチしていて安心して聞くことが出来る。

午前2時台の、洋楽やクラシックを中心とした「ロマンチックコンサート」も
良いが、やはり午前3時台の「日本の歌こころの歌」を一番楽しみにしている。

毎日日替わりで、歌手別や作詞作曲家別、年代別などの特集があるので、好き
な歌手や、懐かしい青春時代に流行った歌の特集の場合は特に楽しめる。

昨夜はジャパニーズ・ポップス:1970~72年代の作品特集で戦争を知らな
い子供たち、太陽がくれた季節、翼をください、花嫁、学生街の喫茶店などなど
ちょうど私が二十前後の青春時代に流行った、懐かしいフォークソングやポップ
ス曲が次々に流れてきて、思わず懐かしい青春時代にタイムスリップした・・・

「ラジオ深夜便」は私にとって、眠れぬ夜の友であり、大切な存在と言える。

窓辺に咲く欄の花。
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「建国記念の日」に思う・・・

2015-02-11 15:18:17 | 日記・エッセイ・コラム
今日2月11日は「建国記念の日」、昔は紀元節と呼ばれていました、
戦後占領軍の意向により廃止されましたが、紀元節を復活させようという
動きが高まり、昭和41年以降再び国民の祝日として制定されました。

2月11日という日付は、日本書紀の中で初代天皇とされている神武天皇
が、即位された日とされていますが、しかし歴史学上では神武天皇は実在
の人物ではなく「神話」として位置づけられているようです・・・

「建国記念の日」が「建国記念日」ではないのは、史実に基づく建国の
日とは関係なく、建国されたという事実そのものを記念する日だからだ
と言います。

これを機会に、日本の歴史を勉強してみるとともに、現在安倍総理の下で
どんどん右傾化?している様に見える、この国のあり方について、本当に
それで良いのか?じっくりと考えてみることも面白いかもしれません・・・

明治時代の歳時記にはこの日の別名として「梅花節」が挙げられています。

「すみずみに 残る寒さや 梅の花」 <蕪村>






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