庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

古民家の雛飾り

2015-02-10 21:53:19 | 日記・エッセイ・コラム
今朝は今季最大の厳しい冷え込みで、外の気温はマイナスまで下がったが、
よく晴れて澄んだ青空に白い雲がぽっかりと浮かび、窓から射し込む暖か
な日差しの温もりが、ありがたい日だった。

散歩の途中、近所の公園の古民家では、早くも雛人形を飾り始めていた、
桃の節句にはまだ少し早い気もするが・・・ お雛様も一年のうちで今の
時期しか飾ってもらえないので、桃の節句まで少しでも長い間、飾っても
らった方が、嬉しいのではないかと思う・・・

豪華で華やかな雛飾りを見ると、一足先に春が来たようで心の中まで暖か
い気持ちになってくる・・・

古民家の雛飾り。






早春の古民家。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「春寒」、「余寒」

2015-02-09 22:35:27 | 日記・エッセイ・コラム
今季最強クラスの「冬将軍」の再来で、横浜地方も朝は氷が張るほど厳しい
冷え込みで、午前中は一時小雪が舞っていた。

季節的には、まだ冬と言ったほうがいいのですが・・・  立春を過ぎると
暦の上ではもう春なので、どんなに冷え込んで寒さが厳しくても俳句の季語
では「春寒」、「余寒」などといいます。

午後から雪も止んで、日差しが戻ってきたので散歩に出かけた、風も冷たく
寒かったが、日の光は春に向かって明るさが確実に、よみがえりつつある事
を実感した。

日当たりの良い土手で芽を出していた、ほろ苦い早春の味ふきのとう。


コバルトブルーの小さな花は、オオイヌノフグリ?


途中で出会ったジョウビタキの♀。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「東風解凍」

2015-02-07 22:38:20 | 日記・エッセイ・コラム
「東風」とは、春風のこと、でも春風というのは南から吹く暖かい風のはず
なのに、なぜ東風というのでしょう? それはもともと、七十二候が中国か
ら渡ってきた暦であることの名残と言われています。

中国の陰陽五行の思想で、春は東を司る事から東風と呼ぶそうです。

「東風解凍」とは、東から吹いてくる風が、厚い氷を解かしていく時期と言
う意味で、この風が吹くと寒さがゆるみ、「春告草」の異名を持つ梅は東風
を待って咲くので「風待草」とも呼ばれ、昔から春は東からやってくると信
じられていました・・・。

 東風吹かば にほひおこせよ梅の花 
             主なしとて 春をわするな  <菅原道真>




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭先で芽を出したチューリップ

2015-02-06 21:51:48 | 日記・エッセイ・コラム
今朝は冷え込んで、朝雨戸を開けようとしたら、昨日降ったみぞれ混じりの
雨が凍りついていて、雨戸が開けにくかった。

それでも日中はよく晴れて、陽の射し込む窓辺はポカポカと暖かだった。

庭に出てみると、去年の秋に植えたチューリップが、土の中から可愛いい芽
を出してていた、チューリップという名はトルコ語で、ターバンを意味する
言葉に由来していて、原産地も中央アジアや中東地域だそうです。

日本に伝わったのは江戸時代の終わりだとか、今ではたくさんの品種が生ま
れ、すっかり春の花壇の人気者ですが、早く色とりどりのチューリップの咲く、
本格的な春の訪れが待ち遠しい・・・

庭先で、可愛いい芽を出したチューリップ。


隣の森の中から姿を見せた、冬場によく見かける野鳥アオジ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二月は「光の春」

2015-02-05 22:05:11 | 日記・エッセイ・コラム

二月は、天気予報番組などで「光の春」という言葉をよく耳にしますが、この
言葉は、もともとロシアで生まれた言葉だと言われています、極寒のロシアの冬
は暗く、太陽の明るさで春を感じるのだそうです。

立春とはいえ、実際には気温が最も低い時期で、まだ春は産声をあげたばかり
ですが、それでも日一日と日脚も延びて、日差しも明るさを増していきます。

二月の日差しを浴びて、木の芽がかすかに膨らみ始めてきたりして、春に向けて
明らかに、自然に力が蘇って来ていることが実感される頃です。

まだまだ気温は低く寒くとも、日の光だけは春の訪れを感じさせてくれる・・・ 
「光の春」は、ちょうどこの時期にぴったりな言葉だと言えます。

二月の光の中で、咲き香る白梅と紅梅。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする