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平和憲法に今、危機が迫りつつある。あの人々はどうして平和憲法を「亡き者」にしようとするのでしょうか。戦争の悲惨さや地獄を体験しなければ目覚めることが出来ないと言うのは、核時代の人間として、或いは政治家として、その資質と見識を失った人間であると言うのは少し言い過ぎだろうか。
私は1935年の生れだから、戦前の帝国憲法時代と現在の平和憲法時代を比較できる世代の人間である。戦前の社会がいかに非人間的な社会であったか、いやと言うほど知っている。
平和憲法を失っては、日本の未来も、若い人々の未来も絶望的となってしまう。
押し寄せてくる憲法改悪のうねりに、どう立ち向かうかが大きな緊急な課題である。
国内的には、あらゆる立場を越えて大同団結、統一戦線本部を中央に設置、各県、各自治体段階まで各支部を置き闘う必要がある。
国際的には、日本が再び戦争国家へと向うことに反対する国々と国際連帯を組むと言う壮大な平和憲法擁護の運動が必要であろう。
社民党の国民運動局長として、紙面を通して提起する。ご検討を乞う。
(2013年4月13日 社民党 参議院議員 山内徳信)<24>