昨日、仕事帰りに最寄りのユニクロに行った際、 同じジムに通っている顔なじみの女性と偶然会いました。
とても元気な彼女が 「私、実は最近とても参っているの、母が大変なの、危篤というわけではないんだけど」 と悲しそうな顔で話してきました。
高齢の母親が病気だということ。車で3時間かかるところに住んでいること。 つい先日も会ってきたのだけど、亡くなると考えると怖くて行けない、そんな感じのことを 涙ぐみながら話してきました。
「生きているうちに会っておかないと後悔するわよ、会いに行った方がいいよ」と私は言いました。
そして、私の母が亡くなったいきさつを少し話をしました。
「車で3時間なんて近いわよ、私の実家は長崎だったの。
母が亡くなる2年くらい前から無性に帰りたい、というか帰っておかないと後悔する気がして私、息子連れて帰ったり一人で帰ったり、家族で帰ったりしてた。虫の知らせだったのかもね」と 。
「花房さん、あなたってとても強いのね。」と言われたけど
「そんなことない、現に私しばらくジムに来れてなかったでしょ、去年はほんとに大変だったのよ心も体も」
彼女は言いました「ジムに行くととても元気が出る、ジムに行ってると元気がもらえる」
「みんなそうだよ、口に出さないけど私たちくらいの年齢になると、いろいろな問題抱えていたり悩んでたりしてるんだと思うよ。 ジムに行くとなじみの皆がいて皆あそこでは無心に体動かして楽しいよね、一緒に汗流そうね、金曜日また会いましょう」
そう、みんないろいろあるんだよね。辛いこと、悲しいこと、いろんな問題抱えてそれでも生きていかなくちゃならない。
「人間はね、皆一度は死ぬのよ、大事な人とはちゃんと向き合っていないと。生きてるうちにね」
そんなセリフを私が笑いながら話すと彼女は「ここであなたに会えてこうして話せてよかったわ」と言って別れました。
彼女は、私が入っている太極拳のプログラムに参加しようと思っています。 でも、なかなかその一歩が踏み出せないと。
待っていますよ、Tさん