レッド・ドラゴン(★★★★)
2003年(米)
監督:ブレット・ラトナー
出演:
アンソニー・ホプキンスエドワード・ノートン
レイフ・ファインズ
エミリー・ワトソン
ハンニバル・レクター博士3部作の「第1章」がレッド・ドラゴンである。
「羊たちの沈黙」は満点の出来だったが、「ハンニバル」ではとんでもない方向に暴走し
ちょっとびっくりだったのだが、「レッド・ドラゴン」は、「羊たちの沈黙」に負けず劣らず
見事サイコスリラーとして仕上がっている。
今回も、レクター博士とグレアム捜査官の心理戦が見ものなのだが、
猟奇的な犯行は残忍で不気味だけど、
犯人役の「レッドドラゴン」演じるレイフの、哀しい目をした静かな演技にゾクゾク
ついでに鍛えられた肉体にもゾクゾク。
恐ろしく残酷な映画なのに、とても上品に仕上がるのは(ハンニバルはやりすぎで例外)
ホプキンスはじめ、ハイソ臭を漂わす(どんな匂いなんじゃっ)キャスティングによるところが大きいのだろうか。
ハンサムでしかも芸達者ぶりのエドワード・ノートンの演技にも脱帽。
ここでのレクター博士の出番は多くないのだが
レクター博士が大暴れするハンニバルよりずっといいのはなぜか?
というのを考えてみる・・・・・・
あっ!檻の中だからだ(爆