日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

清水寺 「災」に思う。

2005年01月17日 20時51分47秒 | 気まま日記
2005/01/17
今日は「阪神大震災」から10年を迎えた。中心地から60Kmも離れた当地でも、家が潰れるほどの揺れを感じた。5時46分であった。鏡台は倒れ、建具もはずれ、瓦もずれる、大きな揺れであった。(このまま倒壊して死ぬかも・・・と感じた)その10年目を迎える前年の去年は、京都清水寺の去年の漢字は「災」であった。本当に災害の多い年でした。台風上陸はなんと10個もあった。(例年は1~2個)9月5日には紀伊半島南東沖で連続地震。鉄道などのダイヤはストップした。各地で津波警報も発動された。10月には相次ぐ台風は四国、広島、兵庫、京都に甚大な被害をもたらした。特に台風23号は兵庫北部(バスの屋根で避難、豊岡市外や出石の冠水)の円山川の氾濫による被害には驚いた。そして、10月23日の新潟中越地震は死者40人であったが、地盤が崩壊して、避難者は当初10万人もいた。いまでも仮設住宅でも自宅でも、豪雪地帯ゆえに苦労は続く。その中で救われたのはテレビで実況中継された「皆川優太」ちゃんの救出劇であった。八百万の神々(やおよろずのかみがみ)よりも日本国民や、なによりも避難中の人々に生きる勇気を与えたに違いない。12月26日にはインド洋スマトラ沖の大地震による大津波があった。死者行方不明者はなんと18万人を越えている。日本人の犠牲者は20数人ですが、行方不明者は100人はいるかも知れない。(現地で生活していたり、行き先を決めていない旅行者など)皮肉なことに、清水寺の「災」の発表後に大災害が待っていた。申年は去った。この酉年は少しは希望の望める年になって欲しいものだ。世界はイラク、ガザ地区、北朝鮮など次々に解決不能な問題が噴出しそうだ。「諸行無常 是正滅法 生滅滅己 寂滅為楽」(般若経・・いろはにほへと・・・の元)