達磨大師は願いを叶える？

「七転び八起き」の願いを込めた正月の縁起物「招福だるま」が、全国有数の産地・倉敷市玉島地区で生産の最盛期を迎えている。家内安全や無病息災、受験合格、選挙必勝など、それぞれの望みがかなうようにと、一つ一つ丁寧に仕上げられている。
　

禅宗では達磨を重要視し、「祖師」の言葉で達磨を表すこともある。禅宗で「祖師西来意」（そしせいらいい：達磨大師が西から来た理由）と言えば、「仏法の根本の意味」ということである。インド生まれで、中国に禅宗を伝えた。江戸の初期には、絵画としては、達磨大師の手足も描かれていたが、ペルシャ～インド人の風貌です。その後、玩具として親しまれるうちに、手足が省略されてしまったようです。
（達磨が面壁九年の座禅によって、手足が腐ってしまったという伝説が起こり、玩具としてのだるまができた。これは縁起物として現在も親しまれている。）
巨大な片目ダルマは、選挙事務所の定番ですが、受験を控えたあなたも、願い事のあるあなたも、初詣でダルマを購入し、片目を書き込み、机の上に小さいダルマを飾ってみましょう！目標校に合格または祈願成就間違いなしでしょう。合格の暁には、残る目玉にも目を書き込みましょうネ。（禅宗以外の信者にも、無宗教のひとにも、達磨大師は、優しいです）