日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

出でよ!魅力ある棋士!

2008年05月16日 20時13分44秒 | 気まま日記
本当に将棋の棋士は強くなったようです。パソコンでの勉強など将棋の考察が格段に進んだ結果でしょう。少年棋士だって次々に現れるでしょう。

しかし、異能というか「将棋の一手に精魂を傾ける」ような魅力ある棋士が、もう現れないのでしょうか。
「坂田三吉」、「升田幸三」、「花村元司」、「山田道美」、「芹沢博文」など魅力のある棋士が逝って久しい。
あの魅力ある、名人目前の・・・あらゆる形容詞も色あせる、エピソードにも事欠かない「村山聖」さえ逝ってしまった。
奨励会を抜け出せなかったが・・・もっとも魅力があった「佐藤健伍」(準棋士、93年以後は指導棋士)も、その死後に「追贈六段」となったので、物故棋士の列に名を留めているが・・・。もういない。
「花村元司」(真剣師(かけ将棋)の世界から、特例によってプロ棋士に)の後を継ぐべき「櫛田陽一」だったが、自ら「フリークラス」へ転出してしまった。名人への道を諦めたのは、閉鎖社会のいじめだったのでしょうか。「花村元司」以来の特例によって(試験)プロ棋士(四段)となった「瀬川晶司」は、花村が六段(B2組)に迎えられたのに比べて3ランクも下の姥捨て山のような「フリークラス」なのだ。
そうそう、師匠(門下制度)だって名ばかりとなり、「森信雄」と「村山聖」のような貧乏でも心温まる、泣ける逸話を持った師弟はもう現れないでしょう。

出でよ!精魂傾けて将棋を愛する「棋士」を待ってるよ!