日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

「高利貸し」に学ぶ

2005年03月17日 21時58分34秒 | 気まま日記
2005/03/17 thursday
「高利貸し」は江戸時代は「病人の布団まで剥ぐ」と恐れられたものだ。頭からチョンマゲが取れて、明治時代になっても、大差なかったようだ。著名な文学「金色夜叉」(こんじきやしゃ、尾崎紅葉(おざきこうよう)作 明治30年(1897)より、5年半に渡り読売新聞に連載されて、大いに部数を増やした。新聞の配達が待ち遠しい読者が多くいた。【金色夜叉 間貫一(はざまかんいち)と鴫沢宮(しぎさわみや)の悲恋物語 1高(旧制高校、今では東大教養学部か)学生の貫一を振って、お宮は親の言いつけで銀行家(高利貸し)の富山(とみやま)に嫁ぐ。「あなたを洋行(海外留学)させたいばっかりに・・・。などと言うが。】劇も流行歌も大ヒットした。劇は熱海の海岸の松ノ木の下で「お宮!ダイヤモンドに目が眩んだか!と当時学生が履いていた高下駄で蹴るシーンは印象的だった。歌も「熱海の海岸散歩する 貫一、お宮の二人連れ、共に歩むも今日限り 共に語るも今日限り・・・・」貫一は「金色の夜叉(金の亡者)」となり、金儲けに邁進する。そして、大金持ちになったときに、むなしさが心に広がる。
現代は携帯金融(090金融)や年金金融など、手軽ではあるが、より悪質な無認可金融がはびこっている。しかし、実態は江戸時代と大差ない過酷さだ。金色夜叉では、高利貸し=アイスと呼んでいる。高利=氷(アイス)は音が通じていることや、その冷たさ(冷酷さ)が似ていることから、アイスと風刺的に言ったものだ。現代こそ大いに「アイス」と呼ぼう。

彼岸の入り、墓参り。犬の餌、週刊誌2冊を買う。ガソリンは113円、灯油は900円(18リッター)だった。

田中真紀子、発言する

2005年03月16日 21時29分52秒 | 気まま日記
2005/03/16 wednesday
口先女、田中真紀子元外相が番組のコメンテーターを務める。心配は、今まで数々の失言をしたタレントや政治家は「うやむや」にことを済まして来たが、去年より急速にブログが発達し、アメリカの著名なニュースショウのアンカーマン(司会とコメンテーターを兼ねている)も失言をブログ上で追及され、辞職した。「あびる優」もそうだ。「里谷多恵」だって、ブログ上を本当の姿が駆け巡ったので、もう大股開きの「演技」は失笑を買うでしょう。結局、フジテレビのお飾りの効果はなく、辞職にいたるでしょう。
田中真紀子元外相がコメンテーターを務めるのは、4月4日スタートの、文化放送新情報番組「寺島尚正ラジオパンチ!」だ。月曜~金曜の正午で日替わりコメンテーターの一人で、4月13日から毎週水曜日に登場する。発言に注目しよう!
アメリカでは記者会見に著名(30万以上のアクセスがある/日)な「ブログ記者(ブロガー)」が同席を許されるようになった。

1億円の金塊

2005年03月15日 17時38分58秒 | 気まま日記
2005/03/15 tuesday
4月1日に、兵庫県の淡路島5町が合併して淡路市になる。そこで、今になって津名町で騒動になっている。古い話だが、竹下内閣が「ふるさと創生」とかで、市町村に1億円をばら撒いた。津名町は、温泉を掘るでもなく、公民館や図書館も造らなかった。取り合えず、使い道を考えるまで金塊を購入(63Kg)して展示しようとなった。観光名物になりそれなりの効果はあったので、そのまま展示を続けた。(契約は三井住友金属と1億円で買い戻し特約付きの好条件、つまり、損なし)金塊の値下がりもあり、買い増して現在は53Kgが2本ある。合併すると、当然に新市の財産になる。これが地元にある施設ならよかったが、現金同様なので、旧津名町の財産にはならない。そこで、津名町議会は全会一致で金塊の売却と津名町自治会の費用にするように、柏木三郎町長に申し入れた。(町民一人当たり、約6000円になる)もう、施設を造る期間もないし、議会のいうように、勿論自治会単位でも山分けは出来ないでしょう。淡路市も財産に繰り入れても、津名町を無視した形では使えまい。1億円程度の施設を、津名町に造るとしても、公共施設としては「家一軒」程度でメリットも感じない。取り扱いに困る。ず~と展示する訳にもいかないでしょう、盗難の被害も心配だし、(いままでに未遂2件)経費もいる。さあ!どうする。他人事(住所がない)でも考えてしまう。


梅林に行く

2005年03月13日 20時08分49秒 | 気まま日記
2005/03/13 sunday のち
兵庫県御津町「綾部山梅林」に行く。10時半について、駐車場へ(1台500円)。梅園入り口で入園料がいる(一人500円、小、中学生400円)。山の半分はよく咲いていたが、半分は花が少なく、まだ枯れ木のようであった。1時間も居なかったが、花びらが散っている風情かなと思っていたら、急に激しい雪となり、退散。室津で昼食、(天婦羅定食、2100円)これは美味しかったが、気分を害したのは、お茶の湯のみが魚臭かった。午後には岡山の桃を見に行こうと、考えて、国道2号線を西へ。相生付近で、余りにも雪が激しくなり、風も出たので、桃の花見は諦めた。もっとも3月末が花見頃と思うので、良かったかな。次回のドライブにとっておこう。下部にリンクあり。

今日は松井秀喜が、3試合連続のホームラン(満塁)とヒットで満足して、阪神も宿敵巨人に勝ったし、早くペナントレースに突入して欲しいものだ。事件の記事として、家族殺人の暗部を書くつもりでしたが、(妻を除く親族5人殺害(自供)と、妻と子供二人殺害して放火事件(犯人不明)の夫が会社でパソコンなどを利用した多額の横領が発覚)疲れたので、またにします。「桃源郷に行った」

釈明会見はつらいよ

2005年03月11日 20時30分22秒 | 気まま日記
2005/03/11 friday のち
中西一善代議士(40歳)(一日一善がキャッチフレーズ)が釈明会見を行った。夜中の二時で、風俗の客引き・・・と釈明し、「一生酒は飲みません」と締めくくった。先日の日本ハムの新人ダルビッシュ有(18歳)(パチンコ屋でスロットをしながらたばこをスパスパ)の釈明会見も「もう一生たばこは吸いません」だった。なんだか人間は進歩しないもんだなあ。18歳でも40歳でも72歳(堤義明)でも、会見時には、約束も出来ないことを、誓う。こういう雰囲気になるんだろうが、本当に難しい約束を口にするものだ。
ニッポン放送株を巡る第二ラウンド(予約権付き新株発行裁判)はライブドアーの差し止めが認められた。商法の条文の通りであった。第三ラウンド、第四ラウンドといきそうだが、先進国はメディアの系列化(新聞、ラジオ、テレビと日本はなってしまった)を規制している。やっと、インターネットでブログ発信が出来るようになり、アメリカでは、記者会見にブログ記者の同席が認められた。多様なメディアが健全な世論を形成するとおもうんですがね。
松井秀喜君がホームラン(3ラン)とヒット。昨日、右肘の痛みを訴えて、ホットパックを巻いたが、大したことでなく、安心した。流石「ゴジーラ」今年は大リーグが薬物汚染で揺れ、ホームランも40本程度でチャンスがあると思うので、松井秀喜はチャンスだ。

中西一善議員辞職へ

2005年03月10日 20時05分20秒 | 気まま日記
2005/03/10 thursday
中西一善議員が強制わいせつ罪容疑で現行犯逮捕された。スナックの「はしご中」とのことで、店の中かと思ったら、なんと路上でのことだった。胸に手をいれ、お乳モミモミ。女性は嫌がったらしく、パトロール中の警官に訴え、次の店に入っていた議員を逮捕した。民主党の小林千代美議員は「性犯罪が社会でも国会でも問題となり、まさに国会で審議している最中のことで言語道断・・・」。民主党の馬渕澄夫議員「お話にならない」。若手議員のなかには「自民党の1年生議員の中で特に派手に遊んでいたのは政界では知られた話だった。驚くには驚くが、ありえない話ではなかった。」などハレンチ罪には、かばう議員はいないようだ。弁護士には辞意を伝えたようだ。《中西一善 1964/04/19生 40歳 東京4区(大田区)若くして平成9年より、都議2期を勤めたあと、衆議院議員に》
福岡空港職員の福島啓子さん(23歳)殺人事件の犯人が逮捕された。犯人は鈴木泰徳(36歳)、妻と二人の子供がいる。常識を逸していたのは、女性の携帯を使い続け、持ち物を自宅に持ち帰っていたことである。時代だなあ。武士道とまで言わないが、「菊と刀」、恥とか情けないとかの感情は失われたのだろうか。その、自宅に持っていた中に別の女性の所持品が発見された。3人連続殺人らしい。久保田奈々さん(18)と大中敏子さん(62)の所持品で、これは疑うというより、間違いない。奈良幼女誘拐殺人でも被害者の携帯を利用して、ランドセルなども自宅に置いていた。普通、恥があれば、「えらい事をやってしまった」と証拠物を隠し、身をも隠そうとするよ!
議員の事件も、恥の文化があったなら、せめて場所だけは(それを許す店の中とか)わきまえて欲しかった。

梅は咲いたか、桜はまだかいな?

2005年03月09日 21時49分11秒 | 気まま日記
2005/03/09 wednesday
春を告げるのは、梅か桜かと言えば、今時は桜だ。万葉集の時代に花と言えば、「萩」であった。少しでも風が秋の匂いになると、萩の歌が詠まれた(141首)。春を代表するのは、「梅」で冬の寒さが少しでも遠のいたら、梅が咲いた(119首)。当時、桜はソメイヨシノではなく、山桜などであったので、花が咲くとほとんど同時に葉がでるので、花だけが先に咲く梅を愛したようだ。といっても、桜も(45首)その儚さが詠まれている。代表的なものは・・・・・・・・・眠くなったので、終わり。

「姫路市民」で残念だ!

2005年03月08日 19時03分08秒 | 気まま日記
2005/03/08 tuesday
大阪市民の皆様、「大阪市民をやめたい」と、嘆いている方も多いでしょうが、やはり痴呆公務員はどこも似たようなもののようです。
姫路市は、多くの自治体が既に廃止している退職時に給与水準を引き上げて、退職金を増やす「特別昇給制度」(ワタリといわれる)の廃止を延期した。おまけに、退職金の調整率も残った。両方を加えると、年間1億円以上の「無駄遣い」だ。残念!もう一つ、おまけがある。市職員や議員が出張すると、なんと首相並みの手当てがある。(場合によっては多いときもある)
姫路市長が県の助役や官僚に牛耳られていたが、民間出身の市長「石見利勝」に大いに期待したが、(公約は立派)やはり、学者なので、官僚に染まってしまったか、あの伝説の戦後姫路市を立派に導いた「親父」のような迫力もないようだ。
姫路市は合併で大きくなる見本のようだ。その歴史は驚くべきものだが、市民の視点で見ると、立派なのは姫路城だけ!(国宝ゆえに国が修理等をする)さて、その合併は明治22年に姫路が市制を取ってから、大正14年、城北村。昭和8年、水上村、砥堀村。昭和10年、安室村、荒川村、手柄村。昭和21年、飾磨市、白浜町、広畑町、網干町、大津村、勝原村、余部村。昭和29年、八木村、糸引村、曾左村、余部村、太市村。昭和32年、四郷村、花田村、御国野村、別所村。昭和33年、飾東村、神南村、的形村。昭和34年、大塩町。昭和42年、林田町。そして、平成の大合併で家島町、夢前町、香寺町、安富町(18年3月予定)だ。こんなに大きくなって「いいこと」あったかな?
大分の国東の姫島は産業もなく、職場がないので、そこで、住民サービスの向上を目指して「ワークシェアリング」で7割程度の給与にして、職員を増やし、合併しないを選んだ。長野県、泰阜村(これは読めん、やすおかむら)は、職員(全員で46人)でアイデアーを出し合い、住民サービスに一人暮らしの人に、酒の付き合いや茶のみ友達のボランティアを始める。酒や茶菓子は職員と住民で割り勘、勿論残業手当など、一切なし。男性職員は自宅訪問も、女性職員は役場に招待する。
どうだ、姫路市職員!既得権を主張ばかりせず、「つめの垢でも煎じて飲め」

「無国籍」の明と暗

2005年03月07日 21時05分11秒 | 気まま日記
2005/03/07
明  日本に住む「無国籍」者はおよそ2000人いる。大半は観光ビザで期間後も不法に滞在している者や密入国者である者の子供である(不法滞在がバレルので新生児を届けない)。「無国籍」陳天璽著(1470円)の陳さんは特殊な例である。陳さんの父は大陸生まれ。第二次大戦の内乱で、共産党政権から逃れ、台湾へ。そして、5人の子供と妻を連れて、横浜中華街へ来た。そこで、陳天璽(天璽は天からの授かりものの意、女性)さんは1971年に生まれた。ところが、翌年にとんでもない事が起こった。1972年、日本中が「パンダ来日」にわいた(日中国交正常化)である。中華街(台湾系)の人々は国交がなくなり、国籍の選択(日本か中国か)を迫られた。陳さんの父は日本とは戦争の記憶があり、中国は逃れた共産党政権。そこで、「無国籍」を選んだ。陳さんは小、中学校は華僑学校で、中華民国国民としての教育を受ける。高校は日本の公立女子高校で日本社会へ。16歳になったために、外国人登録へ、国籍欄「無国籍」。大学は筑波大学、政治経済学部博士課程。平成6年から1年間、香港中文大学に留学。平成9年より、米国ハーバード大学留学。香港では「日本から来たひと」であり、米国では「国籍取得がなにより先」ということに悩む。帰国後、背を向け続けた「日本国籍」を母の反対があったが、「家族は変わりない」ということで、理解してもらう。(日本もアメリカには及びもないが多民族国家に変貌しつつある。3~4年でスポーツ選手などは取得)2003年より、国立民俗学博物館(大阪吹田)の助教授である。
(陳さんは21歳のときに両親と台湾に里帰りしたとき、陳さんだけは入国を拒否された。日本生まれであり、無国籍ということであった。)

暗  中国は人口の爆発に悲鳴をあげて、25年ほど前に「一人っ子」政策を実施した。一人っ子に「7つの優遇特典」を与え、二人目の子供が生まれると、優遇を取り消した。都会では学校や職場も与えられないので、戸籍を届け出ない、闇の子供「黒孩子」(hei hai zi ヘイ ハイ ズ)が多く生まれることになった。中国の統計でも、1994年ですでに2176万人と推計されている。2020年には4000万人に達するらしい。行き場を失った子供は親からも見離され、浮浪児となり、犯罪組織の構成人になるしかない。13億人のうちの2000万人は多いと思う。これも「無国籍」人だ。政策で救う方法も考えないと、中国も二極分化のいびつな社会になってしまう。(ちなみに「黒孩子」の意味は黒は黒いのほかに「明らかでない」の意味がある。孩は子供で子も子供だから、明らかでない子供たちの意である)中国の出生に異変が、ごまかしがあるのは、出生率でも解る。女子を100とすれば、男子が117もある。女子の「黒孩子」もより深刻だ。

瀬川晶司

2005年03月05日 20時48分15秒 | 応援します!この人生!
2005/03/05 saturday
「大器晩成」はあるのか?瀬川晶司(1970年3月23日生まれ、会社員)は2月28日付けで日本将棋連盟に正会員(プロ)になりたいと「嘆願書」を提出した。日本将棋連盟は門前払いではなく、受理して前向きに検討していくらしい。一方、命運をかけて6級からプロの一歩手前の三段リーグで戦う人たちのことを思うと、別の入り口を設けることに反対の正会員も多い。
瀬川君は1984年6級で奨励会に入会。1992年4月から1996年3月まで3段リーグに在籍するも、成績が及ばず、年齢制限の規定により退会と、いわば、弾き飛ばされたのである。しかし、その後も努力して、アマチュアが参加できる棋戦に参加して、2003/03/10~2005/01/28までの対プロ棋士対戦成績は16勝6敗(勝率0.7272)という立派な成績を残した。A級(名人リーグ、最高位の10人)の中の「久保利明八段(今回6勝3敗の好成績)」にも勝っている。日本人の好きな「大器晩成」があるのか、注目したい。例外の正会員は1944年に「花村元司(真剣師、懸け将棋の人)」が試験により、5段に編入(のち8段まで上り詰める)されて以来60年もない。本当に強かったが将棋バカの「小池重明」も会員にはなれずである。