日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

青春の大スター死す!

2008年04月06日 18時26分10秒 | 残日録
「チャールトン・ヘストン」(1924/10/04~2008/04/05)死す。

青春の大スターであった。「十戒(1956)」、「大いなる西部(1958)」、「ベン・ハー(1959)」、「北京の55日(1963)」、「猿の惑星(1968)」・・・以後も大作に出続けたスターであった。
当時「デート」とかいうものは、映画を見ることが多かったように思う。自動車といえば「コロナ」でも45万円(初任給1万5千円、サラリーマンの年収25~30万円の時代)もしたので憧れ以前の存在であったし、遊園地と言っても「動物園」くらいのものであった。そこで映画(ロードショウで300円、場末では100円以下)となる。安保世代のいきがりを人生論に置き換えて、彼女に吹っかけるデリカシーのなさで・・・失恋を味わうのであった。
それでも、「北京の55日」は、北京を離れるときに、別れなければならない少女の腕を取って、馬の上に引き上げるシーンは、「ああ、よかった!(一緒に行こうの行動だった)」との安堵感を彼女と共有出来たときは、うれしかった記憶がある。

それも遠い昔になってしまった。

彼の晩年は「アメリカ・ライフル協会」の会長として、銃規制に反対する強力な圧力団体のメッセンジャーであり続けたことが残念なことであった。

やれば出来る!

2008年04月05日 19時55分46秒 | 気まま日記
中国地方では、地方銀行や信用金庫などの金融機関が、メガバンクに対抗してカードでの手数料を無料化する取り組みが進んでいる。

【岡山県では、中国銀行(岡山市)の呼び掛けで銀行、信用金庫、信用組合の計11機関が結束。営業時間内であれば他行カードでも引き出しや振り込みの手数料105円を無料化するサービスを、6月上旬から始める。】

あまりにも巨大化したメガバンクは、スケールメリット(受け入れ預金のスケールによって利益も確保できる)によって、地方金融機関の存続さえを脅かしている。地方金融機関が、カードによる手数料を無料化することは、利益が損なわれることですが、それよりも顧客を失うことの損失が大きいのでしょう。

サービスの拡大によって、存続が危ぶまれるのは望みませんが、今までが手数料が高すぎたとの感は否めません。利益のためならと、サラ金に融資を拡大したことは、貧民の増大に手を貸したのですし、今ではサラ金を子会社に取り組むことまでしているので、庶民を顧客と思っていない節がある。メガバンクの金持ち優遇が目に余るところゆえ、地方金融機関に拍手を送りたい。

歴史は見ているぞ!

2008年04月03日 22時44分44秒 | 残日録
鳥取県と島根県は、もともと1つであったが、度々その境界の線引きが変更され、最終的に分離されたが、もう一度統合されたほうが選挙の一票の格差問題が解決されていい様に思う。

理由:姫路藩から「池田光政」が鳥取藩に32万石で封入・・・、幕末まで「鳥取城」は健在であった。島根と鳥取は1つの地域であった時に・・・、そこからが、バカな為政者によって「鳥取城」は解体されてしまった。(「廃城令」によるも、残す道もあったのに、県内に2つの城はいらないとして「松江城」が残されて、鳥取は壊された。主導権争いの結果です。県庁を何処に置くかとかの問題と一緒にされたのです。「二つも城はいらない」と。確かに「廃城令」がいけないことは明白であるが・・・。法令の施行(明治7年)後も60余も城は残っていたのに。
津山城(明治7年に取り壊し)にしても、五層の天守閣が、5000本の桜で埋め尽くされている光景が、姫路城に負けないものに思えるだけに、今を考えることだけが精一杯で、将来なんて考えていないようだ。江戸時代末期の各藩が財政難になったのは、徳川の参勤交代による「蓄財させず」政策だが、江戸での散財は目に余る。現在の各地方自治体の様相にそっくりです。

余談ですが、「後期高齢者健康保険」(75歳以上)は、保険を分離して集めることにしようとすることで、支出を抑えようとする、とんでもない「悪政」です。小泉熱に浮かされて、あんなに応援したあなたはバカだったと気がついたですか。4万円~6万円(月あたり)の年金から保険料を引いて食べていけますか?保険が赤字になれば、保険料は際限なく上がる仕組みです。現代の「姥捨て山」です。
過去の歴史に少しも勉強していない私達が今ここにいます。