暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

おおげさ

2024年10月08日 | 古民家
 大げさに膨らんだ姿を威勢よく・・・興味深げに表現すると・・・
他所とは違う見せ方と色艶で・・・豪華な表は広がるけれど・・・
世間を支える暮らしの裏通りを・・・コツコツ歩く粗末な色合いは・・・
振り向きざまに顧みて・・・瞬き一つ返しても・・・
世代を越えて残すには・・・弱さと強さで計られる・・・。

忘れ去られた街道に残る暮らしは・・・栄えた時代の置いてきぼりで・・・
商家や宿場の色と夢の跡が偶然伝わり・・・
長屋の隅の、井戸端会議や一間の寝床は・・・影に埋もれ・・・
世知辛い世界が一周廻れば・・・暮らしも歴史も自然に追われ・・・
TVや映画の世界に居場所は移されて・・・遠く物語に綴られてしまう・・・。

前髪揃え・・・襟を正して後を追い・・・
子供が背負う幼子と・・・野良仕事を遠くで見届け子守する・・・
まんまる坊主は威勢よく・・・主を気取り震えても・・・
豊かに育つ粗末な暮らしは・・・自然の掟に手を合わせ・・・
辛抱努力で守れる命のやり取りを・・・祈りと運に併せ持ち・・・
今ある不思議と・・・過去の夢を両手で推し量り・・・
今を生きる暮らしで息をする。



コメント
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