ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

『月が綺麗ですね』

2023年03月07日 13時16分10秒 | owarai
“あなたからきたるはがきの
かきだしの「雨ですね」

さう、けふもさみだれ“

電話で、「雨ですね」と言いあ
うのとは違う、不思議な連帯感が
生まれる。電話ならまさにリアル
タイムで、今自分の見あげている
空を、

相手も見あげて相づちを打つわけ
で、それは単なるあいさつにすぎ
ない。

葉書に書く「雨ですね」は、そう
ではない。それは、あなたのこと
を思ってペンをとっていた時間に
雨が降っていました、といいう
一種のしるしのようなもの。

私はその時「・・・・ね?」と
あなたに話しかけたかった、
という気持ちの消印のようなもの。

リアルタイムでなく、時間の幅を
持って、その想いが届けられる。
「さう、けふもさみだれ」という
相づちも、同様に、気持ちの消印
である。

今あなたの文字を見つめながら、
心の中で返事をしました、と
いう。

正確な意味では時間はズレている
けれど、「さみだれの降る季節」と
いう視点から見れば、わたしたちは
時を共有しあっている。

そして一枚の葉書をとおして、
心を共有しあっている。


大粒の涙がこぼれ落ちた

2023年03月07日 13時14分38秒 | owarai
次々と灯る街の明かり。この
街のどこかに私を必要として
くれる人がいるのだろうか。

私が誰かを必要としているよ
うに。胸の底から淋しさがわ
いてくる。

黄昏の空をやがて闇が覆い
尽くすように、このままでは
いつか淋しさが心を覆い尽く
してしまうのだろう。


3%の孤独

2023年03月07日 13時13分09秒 | owarai
自分を大事にしてもらい
たければ、人も大事にしなけ
ればなりません。自分の心を
わかってもらいたければ、人
の心がわかなければなりません。

共感力は、社会生活に欠かせな
い最も大切な能力の一つです。

この能力が欠けていると、人の
気持ちがつかめないゆえに集団
の中で孤立したり、対人恐怖症
になることさえあります。

多くの凶悪な少年犯罪は、きわ
めて共感能力の低い子どもたち
が起こすことが多いとのこと
です。人の身になって考えて
いるという習慣が小さいとき
から養われていないのです。

昨今、学校のいじめが目立ち
ちますが、いじめるほうは
自分がいじめられる場合の
ことを全く考えていません。

つまり、人に痛みを与える
ことをしても、自分がそれと
同じ痛みを受けたことがない
ので想像できないのです。

まさに共感能力が欠乏して
いるのです。

このようなことは、小さいとき
に昔のように外で遊んでいれば
自然に身につくことです。
子どもの遊び場を奪い、子ども
を塾に追いやったことから様々
な社会問題が起きています。

もう一度ガキ大将中心の遊びの
効用を見直す必要があるのでは
ないでしょうか。

<希望>

2023年03月07日 12時05分58秒 | owarai
もしも私が人生に絶望し、もう
生きていくのがつらいと思って
も、カーテンの隙間から差し込
む光のような希望を持てたら
いい。

重なり合った葉の隙間から見え
る青空のような希望が持てたら
いいと思う。

きっと希望とは壮大なものでは
なく、日々生きていくことを
勇気づけるささやかなもの
かもしれない。


勇気ある心

2023年03月07日 12時03分15秒 | owarai
「人間は、財産や名誉、地位が
できるにしたがって、感謝や
労(いたわり)りの心を忘れて
自己中心になりがちですが、

満足できる状態、幸せな状況に
なったときほど、気持ちを引き
絞めなければなりません。

でないと、晩節を汚す恐れが
あります」

中国古典「陰隲録」(いんしつろ
く)は、、人間には恥心・畏心・
勇心の三つの心が必要だと説く。

恥心・自らの至らない所を省みて
絶えず恥じ、精進し続ける心。

畏心・人間は地位や名誉ができると、
ともすれば傍若無人になりが
ちだが、それでも物事を
畏(おそ)れ敬う心。

勇心・果敢に物事に立ち向ってい
   く勇気ある心。

成功者ならば誰でも勇心は持って
いると思います。が、勇心のある
人は、ともすると恥心や畏心を
忘れがちになります。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
ではありませんが上になればな
るほど、必要になる心構えである
と言えます。

道元も、「色は目だけで見、音
は耳だけで聞くと思うな。身と
心を一つにして色の中に、

音の中に溶け込むとき、本当の
色が見え、音が聞こえる」と、
いいます。

「感じる」

2023年03月07日 12時01分37秒 | owarai
ほんの一瞬でも
私をここからつれさってくれる
   あの感覚

   たとえば
  本のページのにおいや
ヘッドライトの強い印象など
それを常にひきおこしてくれる
    あなたが
   そうなのです

新妻の笑顔に送られ出でれば中より鍵を掛ける音する

2023年03月07日 11時58分56秒 | owarai
万葉の昔から現代にいたるまで、
脈々と恋の歌は詠まれ続けてきた。
人を思い、恋をする気持ちという
のは、いつの時代にも変わらない
ものだなあと思う。が、いっぽう、
それぞれの恋のありかたには、や
はり時代が反映しているなあとも
思う。

たとえば、「今こむといひし
ばかりに長月の有明の月を待ちい
でつるかな 素性」「やすらはで
ねなましものをさよふけてかた
ぶくまでの月を見しかな 赤染
衛門」という歌など、通い婚の時
代ならではの「待つ女の思い」が
よく出ている。

歌は、都会のマンション暮ら
しならではの一首だ。
スタートしたばか
りの結婚生活。送り出してくれた
妻は、夫が背を向けたとたん「ガ
チャリ」と鍵をかけた。甘いムー
ドいた男は、いっぺんに夢から覚
めるような心地だ。もちろん妻に
してみれば、防犯上当然のことを
したまでである。が、なんとなく
引っ掛かる心が、この歌を生んだ。
男のほうが、女よりずっとロマン
チストかもしれない。

ありふれた日常の中、そんな、ち
ょっと引っ掛かりやズレの感覚を
感じる方もいるのでは。