ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

愛された記憶はどこか透明でいつも一人いつだって一人

2023年03月11日 13時29分50秒 | owarai
誰も女は最初から、生涯
に何人もの男の肌を知ろう
と思わないであろうし、幸福
で平坦な道を求めているは
ずである。

にもかかわらず、何人かの
男を遍歴しなければならない
女たちを見ると、そこには一つ
の共通点を見出すことができ
る。

 惚れっぽいこと。信じやすい
こと。淋しがりやであること。
忘れっぽいこと。純情であるこ
と。情熱家であること。エネルギ
ッシュであること。打算がないこ
と・・・・・・。

 こうしてあげてみれば、男がこ
ういう女を捨てておけないのは
当然である。

彼女たちは知らず知らず、男を
ひきよせる甘い匂いをたて、
花粉を待ちうけて、年中しっとり
と濡れそぼれている。

 「馬鹿だけれど可愛いい」と男
はよく、こういう種類の女たちを
批評する時に使う。

そういう時、男は女の中に
「女そのもの」の正体をみた
ように思う。

優越感と保護意識が彼を幸福
にする。

おとなのマナー2

2023年03月11日 13時24分54秒 | owarai
◆八寸
ひとつの器にさまざまな料理が
盛り込まれているのが八寸。

「和食はすべて左から右に
流れますが、、右から左に
流れるのは八寸だけ」

和食は右手を使うもので、
八寸も右手前から取って
ゆくように考えて盛りつけ
てある。

もちろん、好きな順に食べても
構わない。

*鮨屋では醤油の使い方も
ポイント。

醤油皿に、なみなみと注がず
お造りを食べ終わるのと同時
に、醤油もきれいになくなって
いるのが粋。足りなければ
途中で足せばいい」

【玄関をくぐって最初の10分間。
実はここで、宿や店は客の質を
読み取る】

玄関で靴を脱ぐとき。
靴をそろえることを気にする
余り、わざわざ後ろを向いて
脱いだりしてはいないだろうか。
これでは本末転倒。

出迎える宿のスタッフに
正反対し、前を向いたまま
脱ぐのが礼儀。

玄関で、男性が先に靴を
脱いで上がって、その後に
女性が上がる。
そして、女性が2人分の靴を
揃え直すと、とてもきれいで
たしなみのある方に
映るんです。



伝えてはならない愛があることを知ってどうする二十四歳

2023年03月11日 13時23分21秒 | owarai
放念を。

◆事後の法則
彼女がやたらとテクニシャ
ンだとうれしさより、どこで

覚えたか気になり集中できない
から、サービスはホドホドに。

◆こんなセリフをいう奴は
信用しない。
1、「愛のないセックスはむなしい」
と言うやつほど、じつは見境ない。

2、「女に苦労したことない」と言う
ヤツは、相手を選んでいないだけ
である。

◆相手選びの鉄則
尻の軽い女はいいが、口の軽い
女は避けろ。

◆尻軽男の法則
下半身に人格のない男は、
上半身にも人格がないから
近づかない。


「春暁」しゅんぎょう

2023年03月11日 13時04分28秒 | owarai
“陽が沈む5分前の空は
陽が昇る5分前の空と
似ている

そう だから
夜が来るのをおそれな
いで“

『春の夜明けならではの
情趣』
春の曙。「春眠、暁を覚えず」
という漢詩の一節であり、

『枕草子』にも「春はあけぼの」
とあるように、古来、春の夜明け
には格別な趣があると感じられて
きました。

夜明けをいい表す言葉は数多く
あり、古くは、夜半から夜の明
けるまでの時刻の推移が、

夜更けから順に、太陽の昇る前
のほの暗いころは「暁」、

東の空が明るくなるころは
「東雲 しののめ」、

ほのぼのと夜が明けはじめるこ
ろは「曙」と区分されていました。

“春暁や低きところに月ひとつ”

脆(もろ)かった儚(はかな)かったとこの恋を過去にはできぬ今生きている

2023年03月11日 13時01分30秒 | owarai
ついさっきまで、私は彼女
のファーストキスのお話に耳
を 傾けていた。聞かせて欲し
いと、私が頼んだのだ。
新しい短編小説を書くために。
その作品を正子さんの手で、
英語に翻訳してもらうために。

 タイトルは「シルバーブリ
ット」に決めた。
 これは、1930年代以前から
あったという、古いカクテル
の名前。グラスの縁に唇を寄
せただけで、きりっと冷たい
ジンのなかから、フェネルと
ジュニバーの香りが立ちのぼ
ってくる。
 キス一回だけで終わってし
まった。初めての恋。終わって
しまったはずなのに、終わった
瞬間からその恋は、彼女の胸の
なかで永遠に生き続ける命を得る。
なぜならそのキスは、彼女の
人生に突き刺さって抜けない、
美しいシルバーの弾丸だった
から—

そんなストーリーが私の頭
のなかで、ぼんやりと、輪郭
を現し始めていたその時、
正子さんが言ったのだった。
じゃあ次は、真理ちゃんの番
よ。
「えっ、私も話すの?」
「そうよ。真理ちゃんのファ
ーストキス物語を披露して」

「今からわたしが真理ちゃんを、
その場面まで、連れもどしてあ
げる」
「時間の魔法をかけてくれるの?」
「そう、その前にまず、目の前の
お酒を飲み干して」
なぜか、まぶたを閉じて、二杯目
のパラダイスージンとアプリコット
ブランディと絞りたてのオレンジ
ジュースのカクテルーーーを
最後の一滴まで飲んだ。

やすやすと、正子さんのマジックに
かかって、飛んでいった。

 今から八年前、私は高校二年生。
放課後の長い時間を私ひとり、学校
ではなくて町のはずれにある図書館
で過ごすようになっていた。彼は
高校三年生。学年も年もひとつしか
違わないのに、ひどく大人びて見え
た。哲学書とか、歴史書とか、ぶあ
つい図鑑なんかを繙(ひもと)いて
いることが多かった。

私たちはまるで競い合うようにして、
ふたりの「恋愛」を先へ先へと進め
ていった。
 けれど、私たちに残された時間は、
それほど長くはなかった。
ある日、彼から私に差し出された本
には、高校を先に卒業した男の子が
大学生になり、遠い大都市に引っ越
してしまい、ふたりは離れ離れにな
ってしまう、そんな悲しい物語がつづ
られていた。
何度も読んで、私は泣いた。

泣きながら、次の本を選んで、
三月の終わりの日曜日に—これが
最後のデートになるとわかってい
た―意を決して、彼の胸もとに押
しつけるように差し出した。
「最後にひとつだけ、お願いがあ
るの」
これから遠い異国に旅立ってしま
う恋人に、その本の主人公の女の
子は言うのだ。
「忘れられないキスをして。フラ
ンス風のキスがいい。あなたとの
キスの思い出があれば、つらい別れ
も乗り越えていけるから」

私のすぐそばで、正子さんがくす
くす笑っている。
「なんて可愛い!なんとキュート
な!嘘みたいな本当のお話ね。もし
かしたら、本当みたいな嘘のお話、
かしら?」
「さあ、どっちでしょう。ご想像に
お任せします」
正子さんは「お礼に何か奢るわ」と
言いながら、カウンターのはしっこ
に置かれていたカクテルメニューを
右手で取り上げ、

「ところでもうひとつ、質問」
左手を、小さく挙げた。
「はい、なんでしょう?」
「フランス風のキスというのは、
いったいどこにしてもらったの?
唇なの?それとも、ほっぺ?」
「鋭い質問です。その答えは・・・・」


初老のバーテンダーさんが私の顔
を見て、えくぼを浮かべた。
 カクテルの「フレンチキス」には
二種類があって、ウオッカに生クリ
ームを加えてつくる、たっぷり甘く
て、うっとりするくらいなめらかな
お酒—これが、ディープなフレンチ
キス。

ジンジャービールとラズベリーピュ
ーレをべースにして、アプリコット
ブランディとシャンパンで香りづ
けをした爽やかなお酒―

これが、左右の頬にかわるがわる、
涼風みたいな口づけをするフランス
風の挨拶のキス。
「どっちなの?」
「正子さんたら、知ってるくせに」
少女は大人になった。どちらの
フレンチキスも、味わったことがある。
本当みたいな嘘のお話が人を酔わせ、
人を幸せにするということも知って
いる。