「くれなずむ」暮れなずむ
―日が暮れそうで、
なかなか暮れないー
あなたを想わないときなんて
一瞬だってないんだけど
夕暮れが近づくと 高鳴るこの胸
もうどうしょうようもなくなって
しまう
“何時(いつ)はしも 恋ひぬ時とは
あらねども
夕方設(ゆうかたま)けて
恋はすべて無し
万葉集/柿本人麻呂
当時は夕暮れから宵にかけては
男が女のところを訪れる時間帯
だったため、このような歌が生
まれた。
:上三句は、「これこれの時は
恋しくない、などという時はな
いのだが」
◇夕方設けて→夕刻になると
◇すべ無し→どうすることも
できない
―日が暮れそうで、
なかなか暮れないー
あなたを想わないときなんて
一瞬だってないんだけど
夕暮れが近づくと 高鳴るこの胸
もうどうしょうようもなくなって
しまう
“何時(いつ)はしも 恋ひぬ時とは
あらねども
夕方設(ゆうかたま)けて
恋はすべて無し
万葉集/柿本人麻呂
当時は夕暮れから宵にかけては
男が女のところを訪れる時間帯
だったため、このような歌が生
まれた。
:上三句は、「これこれの時は
恋しくない、などという時はな
いのだが」
◇夕方設けて→夕刻になると
◇すべ無し→どうすることも
できない
顔のいい男って、見てるだけで
ふわんとして、抱きしめられて
きゅんとなるけど、
ふわんきゅうん、ふわんきゅうん
のくり返しで、
何か、それってごまかされてる
気もするし・・・・・
その点、顔の悪い男の人って、あ
る時、その奥のやさしさみたいな
のにじわんと触れると、
なんか遠赤外線ホッカイロみたい
にずっーと、
じわーっとあったかくて、
いつまでもいつまでもそこに
触れていたいっていうか・・・。
やっぱ、
美男子の告白より
ブ男の告白の方が
ホントっぽいって
いうのは、
あるんじゃないかな。
ふわんとして、抱きしめられて
きゅんとなるけど、
ふわんきゅうん、ふわんきゅうん
のくり返しで、
何か、それってごまかされてる
気もするし・・・・・
その点、顔の悪い男の人って、あ
る時、その奥のやさしさみたいな
のにじわんと触れると、
なんか遠赤外線ホッカイロみたい
にずっーと、
じわーっとあったかくて、
いつまでもいつまでもそこに
触れていたいっていうか・・・。
やっぱ、
美男子の告白より
ブ男の告白の方が
ホントっぽいって
いうのは、
あるんじゃないかな。
ことセックスに関するかぎり、
普通、男も女もかなり臆病なの
ではないだろうか。
相手の躰のどこがかゆいのか、
あるいは痛いのか、くすぐっ
たいのか、いい気持ちなのか、
それこそ手探りという状態だ。
背中ひとつ掻(か)いてもら
うのに、そこじゃない、もっと
上、違う左へ少し、違う、それ
じゃ上すぎる、近いけどまだ違
うって、それじゃ下すぎる、右、
いきすぎ、左へ、違うってば、
バカ、アッ、ソコ、ソコ、ソコ
ォ―ン、痛い、痛いじゃないの、
ホラまた外れた、もっと静かに、
爪を少しだけたてて、ソウソウ、
ウン、イイ気持ち、もう少し
強くして、それじゃ強すぎる、
そこじゃない、どうしてわかん
ないの、違うわよ、さっきのと
ころよ、もっと右、それじゃ右
すぎる、もういい、ほんとに頭
にくるわ、といいたあんばい。
運動場の中を駈けずり回ってい
るわけではないのだ。たかだか
背中なのである。それも十セン
チ四方内の急所を他人は探りあ
てることが出来ないのだ。
かゆいところに手が届くことな
ど、めったにない。
セックスも全く同じことである。
普通、男も女もかなり臆病なの
ではないだろうか。
相手の躰のどこがかゆいのか、
あるいは痛いのか、くすぐっ
たいのか、いい気持ちなのか、
それこそ手探りという状態だ。
背中ひとつ掻(か)いてもら
うのに、そこじゃない、もっと
上、違う左へ少し、違う、それ
じゃ上すぎる、近いけどまだ違
うって、それじゃ下すぎる、右、
いきすぎ、左へ、違うってば、
バカ、アッ、ソコ、ソコ、ソコ
ォ―ン、痛い、痛いじゃないの、
ホラまた外れた、もっと静かに、
爪を少しだけたてて、ソウソウ、
ウン、イイ気持ち、もう少し
強くして、それじゃ強すぎる、
そこじゃない、どうしてわかん
ないの、違うわよ、さっきのと
ころよ、もっと右、それじゃ右
すぎる、もういい、ほんとに頭
にくるわ、といいたあんばい。
運動場の中を駈けずり回ってい
るわけではないのだ。たかだか
背中なのである。それも十セン
チ四方内の急所を他人は探りあ
てることが出来ないのだ。
かゆいところに手が届くことな
ど、めったにない。
セックスも全く同じことである。