ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「ベットのおとぎばなし」

2023年03月28日 12時12分28秒 | owarai
「普通、男って浮気すると疲れて
奥さんの方に回ってこないもんじ
ゃないの?」
「ところが逆なのよ。後ろめたい
んでしょうね。浮気して来た夜は
かならず、迫るのよ」
 女たちがちょっと沈黙した。
「その話、わかるような気がし
ない?」

髪を赤く染めている女が口を切った。
「あたしも他の男とアレした日は、
なんとなく亭主に迫りたくなる
もの。つまり後ろめたかったんだ
わね。なるほどねぇ」
 としきりにうなずいている。
「要するに、男も女も基本的には
何も変わるところはないってことね」



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歌思い眠れば夢にあらわれた女流歌人の髪美しき

2023年03月28日 12時09分26秒 | owarai
自分の愛する人が心に苦しみを
かかえていることを知りながら、
何も知らされてないことのほう
が、女には苦しいのです。
心の苦しみを分け合わないのは、
女に対する裏切りだ。

 男がたった一人でそれほどまで
の緊張を内部に抱え込んで、無言
で耐え忍んでいる姿を見ると、女
は母性の一部に痛みを感じるもの
なのだ。抱きしめて、赤子を揺す
ってやるように慰めることが出来
れば、彼女の母性の痛みは満たさ
れる。

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言葉にも歌にもしない我が恋はその日そのとき胸から胸へ

2023年03月28日 12時08分01秒 | owarai
彼女は、男の支えであると同
時に、男から支えられたかった。
彼が何を考え、何をどう感じてい
るのかを知っていたいし、彼にも
自分の胸の中をちゃんと見守って
いて欲しかった。
 でないとすれば愛することは、
ただ虚しいことでしかない。
彼の身の周りの世話をしたり、家
の中をきちんとしておくだけなら、
是が非でも咲良がやらなくてもい
いいわけだ。
 咲良は、彼のために彼女でなけ
れば出来ないことをしたい。


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仕事をするなら、遊びなされや。

2023年03月27日 13時05分19秒 | owarai
こう男の美学をのたまわれた
のは、開高健。

発想も工夫もすべては遊びから。
この言葉の意味がわからない
人も、そう信じて遊びに出かけ
よう。

初代ウォークマンも遊びの中
から生まれた。なんせ、録音
機能がなくて社内の猛反対を
押し切って出して売れた。
常識人ではとうてい無理(笑

我の見た夢は緑の地味な夢 旅人に語るほどのことなし

2023年03月27日 12時18分55秒 | owarai
 女たちが「わたしって、何々み
たいなひとなのォ」と言うのは、
つまり事前の叫びみたいなもの
なのだ。あれは一種の危険信号
を発しているんだと思う。
 ひとりにしないで欲しい、わ
たしを見て欲しい、という切実
なる内なる声なのである。

 だから「わたしって何々だのォ」
という女性がいたら、その夫や
友だちは少し注意を向けてあげた
ほうがいい。

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牽牛(けんぎゅう)と織り姫のように別れねばならぬ朝なり心うしなう

2023年03月27日 12時16分42秒 | owarai
全ての男が、一緒に暮らさない
までも半同棲か、それに近い状態に
なると、どうしようもなく精神のた
るみを見せた。下着姿で歩きまわる
とか、ソックスを二日続けてはくと
か、食事の際につまらないことでケ
チをつけたり、あれが好きだこれが
嫌だとか言い出した。

 そういう男たちを見て来て彼女が
思うのは、私に必要なのは亭主じゃ
なくて、むしろ女房なんだわ、とい
うことである。


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水の香(か)を神は衣で隠したり草に内緒で風吹かせたり

2023年03月27日 12時11分35秒 | owarai
地球上に住む動物が、愛の
相手を選ぶ際に不可欠なのは、
匂いである。人間だとて例外
ではない。
 まず容姿が自分の好みでも、
相手から発散される匂いが全く
好きになれなければ、もう駄目
である。この場合の匂いという
のは、使っているオーデコロン
とか香水の香りではむろんない。
もちろんコロンにしろ香水にし
ろ、ひどく趣味の悪いものをプ
ンプン匂わせるような人は問題
外だか。

 そのひとのもつ体臭そのもの
 と、そのひとの零囲気が漂わ
 すある種の匂い。
 恐らく世の多くの人がそうと
気づかずに、鼻をひくひくさせ
ているのに違いないと思うのだ。

 そしてこの匂いを無視した結
婚には、必ず問題が出るだろう
と、私は予想する。

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我が胸に燃えいる春のくれないのいのちの香り君に与えん

2023年03月27日 12時09分55秒 | owarai
私たちは孤独を恐れる動物で
あるゆえに、つねにひとと関係
を結ぼうとする。相手に鎖をかけ、
あるときはそれで縛ろうとする。
 けれども、そんな鎖など存在
しないのだから、実際には縛れ
ない。にもかかわらず、縛った
ような錯覚、縛られたような錯
覚におちいるのはなぜだろう。

 角度をかえて言えば、ふたり
の人間をつなぐ鎖の存在が感じ
られない間は、その関係はよい
とみていい。問題は、鎖をふた
りが意識する状態のときである。

 自分から放たれるみえない鎖
が相手を縛っているらしい、感
じるのは、せつない。相手から、
がっちり首かせをはめられてい
る、と感じるのは、さらに重い。

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時を旅する道具は、タイムマシンだけではない。

2023年03月26日 13時03分05秒 | owarai
赤茶けた祖父の日記。
古ぼけた子どもの頃の
愛読絵本。
図書館に眠る町のいつかの資料。

頁をゆっくりめくっていると、
その時代に逝ったような気分
になることがあります。

きっと紙は情報といっしょに
時間を閉じ込めている。
きっと人は絵を描きながら、
文字を記しながら「いま」を
刻もうとしている。

私たちはこれからも紙を届ける
ことで、人々の歴史を支えてい
くのです。